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少ない支出で静かに楽しく暮らすー大原扁理さん「年収90万円でハッピーライフ」を読みながら思うこと

昨日友人が3人奈良に遊びに来てくれて、夜に東大寺の二月堂まで夜景を見に散策したりして、皆で楽しい時間を過ごしていた。本当はもう少し足を伸ばして若草山に登れば木々にさえぎられることなく奈良市の夜景を一望できたのだけど、夜の二月堂は提灯で照らされた建物もとても綺麗で、他に人もほとんどいないとても贅沢な空間だった。 梅雨が明けて、奈良はすっかり夏らしい爽やかな色の空で、今朝はひとりミスドへ行って、ドーナツとカフェオレを頼んでのんびり本や漫画を読んだりしたあと、自転車で書店を3件回

なかなか共感してもらえそうにない、「図書館に帰省する」感覚について

図書館のコインロッカーにスマホを預けてデジタルデトックスをするのが好きだ。 近頃の僕はひとり暮らしで休職中で、普段人と同じ空間で過ごす時間が少ないので、人とのコミュニケーションはだいたいスマホになってしまう。だけど、ずっとスマホの近くにいるのは疲れる。何事にも適度な距離感というのがあると思う。 ジョギングをしたり、ちょっとした買い物をしに出掛けたりするときはスマホを家に放置することが多いんだけど、情報中毒なのもあって、家にいる暇な時間はついついスマホを触ってしまう。 図

人が多いゴールデンウイークは、図書館と本屋に避難する。

レポート課題をするために午前中に奈良市の中心部の商店街にあるカフェに行った。商店街は、ものすごい人だった。世間はゴールデンウィーク、緊急事態宣言も何もない、堂々と出かけられる久しぶりのゴールデンウィークだった。 僕は人混みが苦手だ。もっと言えば人が苦手だ。人が苦手なのに福祉の仕事をしているのは、人が好きだからだ。世の中には苦手だけど好きという、ややこしい現象もある。猫アレルギーの猫好きだっているのだ。 カフェが混んできたから、家でレポートの続きをしようと思って出たあとで気

孤独感との優しい付き合い方

休日。 夕方まで予定がなかったので、少し気になっていた本を借りに図書館へ行って本を探していたら、じんわりと孤独感が押し寄せてきた。 本を見つけて席に着いたあとで、リュックから手帳を取り出して開いてみると、かれこれ3週間くらいは仕事以外で直接人と会っていない。 なるほど。もうそんなになるのか。友人と電話やzoomなんかは時々していたから予定はそれなりにあったし、職場がしばらくバタバタしていたのもあって、気づかなかった。 「SNSを手放して、なるべく人と直接会うようにすれ

初めて会う人を訪ねて、行ったことのない精神科病院に行くということ

3人姉妹の末っ子だとか、ヤングケアラーだったとか母子家庭で育ったとか、育った家族に関する自分のアイデンティティみたいなものは、何かしらみんなあるんじゃないかと思う。 僕の場合それはいくつかあって、自死遺族であり、父子家庭でもあったりするのだけど、一番しっくりくるというか、今の自分にとって大きな意味を持っているのは「精神病院に入院した人」の家族だということ。 亡くなった母も僕が生まれる前に精神病院に入院したことがあったようだし、祖母や兄も、何度か精神科に入院していた。入院す

からだを動かすことについて

佐々木たけよしさんという方のnoteにはまっている。毎日、短い話をnoteと音声でも配信されていて、必ずかわいらしいイラストがついていて、読むと癒されるというか、気持ちが整うというか、温かな気持ちになる。 この方のnoteはいつも「~について」というタイトルで、毎回タイトルのスタイルが変わらないのも落ち着く。 佐々木さんの真似をするわけではないのだけれど、なんとなく僕も、「からだを動かすことについて」というタイトルで文章を書いてみたくなり、専門学校のレポート課題の息抜きに

電子ケトルを片付けて、

仕事から自転車で帰る途中に、通勤路にある田んぼで稲刈りが終わっていることに気づいた次の日くらいから、急に寒くなった。風が冷たくて、まだ10月だというのにもうネックウォーマーとニット帽をして、真冬のような格好で通勤している。手袋も必要なくらいだ。 普段仕事に持っていく魔法瓶には、こないだ風邪をひいたときに買った2Lペットボトルのアクエリアスが余っていたからそれを入れて飲んでいるけれど、飲みきったら次は温かいほうじ茶を入れよう。 おととい上賀茂のNPOに友人と遊びに行ったり、

ルールを作って節約をゲーム化する。

福祉職の給料のわりには家賃が少々高めな部屋で一人暮らしをすることになってから、支出のことを考える時間が増えた。 今の家はとても気に入っていて、少しお家賃高めでもしばらく住み続けたいと思っている。好きな図書館まで自転車で2分で行けるし、桜並木のある川が近いし、業務スーパーもバッティングセンターも徒歩圏内だ。 大学で知り合った友人が、「花屋がある地域はその地域の人たちが花を買うだけの心の余裕がある証拠だから、将来そんな地域に住んでみたい」と言っていたけれど、今いる地域には花屋

仏教の教えを学びたくなり、「超訳 般若心経」を買って読むところから始めた。

これまで生きてきて、苦しいときに宗教に助けられることが何度かあった。 大学4回生のときに、家族が2人精神科に入院をする状況になって、その過程で、自分がそれまで目指していた職業も、自信をなくして諦めることになった。大学院に進まない人は就職活動をしている時期だというのに、自分は先のことが何も見えず、冷静に違う進路を考えるだけの余裕もなく、途方に暮れて気を病んでいた時期に、たまたまキリスト教の教会の人に声をかけてもらった。教会に足を運んで、いろんな人と話をし、食事をし、讃美歌を歌

競争や、数字に追われる世界がしんどかったから、福祉の現場の仕事を選んだ。

奈良もとても暑くなっていて、蝉の声が朝からすごい。休日はなるべく日中外に出ないようにしていて、こないだの休みの日は午前中近所の図書館で本を読んで過ごしたり、午後も借りた本を家で読んだり、1日中ひたすら室内で本を読んでいた。精神保健福祉士の通信の学校の課題レポートがあるのになかなか進まない・・・。 午前中、図書館を出た時の空が夏らしくてなんだかよくて、夕方ごろ、天気が良かったから平城宮跡までサイクリングに行くと、日の入り前の空も思った通り、とても綺麗だった。空ばかり見ている。

30年後や死後のために、写真はプリントしておいた方が良い。

僕の母は僕を産んだ半年後に死んだのだけど、最近あるきっかけで母親が実家で暮らしていたときのことを知りたくなり、母親の兄(ぼくのおじさん。いつもおっちゃんって呼んでる。)の元へ話を聞きにいった。 僕が行く前に写真を探して準備しておいてくれて、幼少期のころの写真から順に振り返りながら、子どものころに遊びに行った遊園地や当時暮らしていた場所のこと、母方の祖父母の実家に帰省したときのことなどを聞かせてもらった。 小さいサイズのアルバムをいくつか持ち帰らせてもらったのっだけど、幼少

夜の平城宮跡から。

些細な理由でぐっすり眠れない日が何日か続いたあとで、そのことが解決して久しぶりに熟睡でき、すっきりと目覚めた今朝。せっかくだから久しぶりに瞑想でもしようかと、ゴーヤやミニトマトが茂る小さなベランダに出て、あぐらをかいてみる。 瞑想って言っても僕がするのはちゃんとしたやつじゃなくて、ただあぐらをかいて一点を見つめるだけの瞑想もどきだから、すぐにいろんなことを考えてしまう。いろんなことを考えたあとで、少しでも瞑想らしくしようと、50秒数えながら、その間だけ呼吸に集中してみる。子

世の中が元に戻っても。

世の中が元に戻っても、失いたくないもの。 * 一人で音楽を聴きながら散歩する時間。 植物を育て、愛でる習慣。 くだらないことを肯定すること。 これまでにしてきた旅を思い出すこと。 本をじっくり読む余裕。 遠くにいる友人との電話。 制限があるなかで楽しもうとする姿勢。 ときどき立ち止まって自分の生活を見つめなおすこと。 身近な人との時間を大事にすること。 静かな生活。 今後も外出が許されない人たちのことを思うこと。 自由とプライバシー。 木々に囲ま

なんでもいいから書いてみる。

『自己紹介とコーヒー』 ある後輩に、先日書いたブログを読んで好きな文章だと言ってもらえたのが嬉しくて、文章を書くことをもっと積極的にしていきたいと思った。今年一年の自分のテーマは継続と発展(なんか大げさやな)で、去年はいろんなことに手を出しておもしろかったのだけど続けてこれたものがなかったから、今年は何か続けて伸ばしていけたらいいなと思っている。 このブログに書いたのだけど、今年の2月から朝食作りとマレーシア語の勉強を続けていて、どちらもよい感じに楽しく続けられていてこ