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読書記録/決して安泰な老後ではないけれど


まだまだ続いている、暮らしのエッセイを読むブーム。

結構読みすぎて、読む本がだんだんと少なくなってきた気がします。笑

最近はこちらの本を読みました。

80歳。いよいよこれからわたしの人生。
著者→多良久美子さん

以前読んだ、多良美智子さんの妹さんが出版された本です。

ひとり暮らしの本を読み始めて2冊目ぐらいだったかな。
お姉さんでもある美智子さんの本と出会いました。

美智子さんはすでに2冊目の著書も出されているようですが、2冊目は食事中心の本だったので、わたしは1冊目だけ読みました。

食事というか、個人的に家事の中で料理が好きじゃないので、暮らしのことが書いてある中でも食事のところはどうしてもあまり興味が持てず…笑

ちなみに多良美智子さんの著書はこちら。

noteにも記事として書きました。
もし興味があればぜひ読んでみてください!


今回は多良美智子さんの妹さんが本を出されたとのことで、早速購入して読みました。

当たり前ですが、やはりひとりひとり人生って全く違いますね。

妹の久美子さんは、ご主人は健在ですが、息子さんは重度の障害を持っており、娘さんは癌で早逝されたそうです。

お孫さんはいないので、頼れるお子さんやお孫さんはいないそう。

・障害を持っている息子さんとのこと。
・障害を持ったときから変わった生活のこと。
・早くに亡くなってしまった娘さんとのこと。
・息子さんの将来をこと。
・現在の暮らしの様子。

久美子さんの人生がギュッと詰まって書かれていました。

障害を持っている息子さんがいらっしゃること。また、お仕事柄福祉サービスにとても詳しく、その知識もくまなく記載してありました。

自分たちが亡くなる前に後見人制度もすでに利用されており、知らないことも多かったので、勉強にもなる1冊でもあります。

娘さんが病気になって亡くなるまでのことも書かれてあり、やはり子どもを持つ親としては胸をグッと掴まれるような気持ちで読みました。

安泰な老後ではないけど、福祉サービスや後見人制度を利用することで、自分たちが亡くなったあとの息子さんの将来を心配しないでいいようにしておく。

そうやって準備を済ませたうえで、あとは自分たちの残りの人生を楽しむ。

福祉施設にいる息子さんが帰ってくる土日は息子さんと濃密な日を過ごし、平日は自分の好きに過ごしているそうです。

自分たちはいつまで生きるか分からないからと、いつ何があっても大丈夫なように息子さんのことは後見人さんに任せているそう。

息子さんの介護や娘さんの闘病生活もあり、なかなか自分の時間がなかった久美子さん、

今は残りの人生を自分らしく楽しんでいる様子も書かれていました。

お姉さんである美智子さんが本を出版されたことで、自分も出版することになった久美子さん。

やっぱり人生ってどこでどうなるか、何があるか分からないですよね。
すごいな。

美智子さんの本とは文章の書き方というか、なんとなくの雰囲気が違いましたが、お二人ともさらーっと読めるような素敵な言葉を紡いで本を書かれていました。


本屋に行くと新しく出ている本もちょこちょこありますね。
本屋に行ったときに久美子さんの本とも出会いました。

まだまだブームは続きそうなので、気になった方の本を読んでいきたいと思っています。

姉妹でそれぞれ書かれた著書。
ご興味がある方はぜひ読んでみてください。

妹の久美子さんの本。

姉の美智子さんの本。

姉妹で本を出すって素敵だな。

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