マガジンのカバー画像

エチカの湯

24
こちらでは長めの文章で大きなテーマを書きます。連載も企画中。
運営しているクリエイター

記事一覧

夢日記 歌詞のお菓子

夢日記 歌詞のお菓子

数人の友達と一緒に、店で服を買ってる夢だった。

あの花柄のジャケットは、たぶんゲームの中の私(アバター)が着ていたものだ。黒地に蛍光色の糸で花の刺繡がほどこされたウエストポーチもかわいくて、ほしいな~って鏡に合わせていたけれど、結局買ったかどうかは思い出せない。夢の中でもそんなにお金がなかったので我慢したかも。

次の待ち合わせがあったので、友逹に別れを告げ、急いでお店をでる。

だれかが誕生日

もっとみる
しんぱいとのお付き合い

しんぱいとのお付き合い

心配性で得することはなんだろう、得なんて、あまりないんじゃないか。

私は、いつからか、こんなにも心配性になった。心配性とは、問題についてあらゆる方面からどうしたら解決できるかを、長時間、ずっと案じてしまう性質のことだと思う。

考えごとはもとから得意なほうで、電車のなかでも、ごはんを食べていても、寝転がっていても、眠って夢をみていても、ずっと考えごとをしている質だ。それが、よい想像とか、今後のプ

もっとみる
写し取ってよ

写し取ってよ

私たちは、他者を見て、「この人はこういう人だ」と決めつける。

春、雨が降っていて、桜が咲いている日は、一年で一番悲しい日だ。今日は、あまり寒くないのでまだよかったけれど。

家を出る時、霧のように音もなく雨が降っていた。雨音はしないのに、歩くと、水色のコートがすぐにつやつやと濡れた。音楽を再生しようと取り出したスマホも濡れて、画面を指がすべった。だから、傘をさした。

-------------

もっとみる
コロナおこもりの記録-前編-

コロナおこもりの記録-前編-

年末年始、流行り病に倒れた。
コロナ体験記は色んな方が書いていると思うが、私なりに貴重な経験だったので、こんなかたちで残しておく。なにかのお役に立てば幸いです。
前編&後編に分けます。

—ドタキャン旅行-

丁度、年越し旅行に行く前日に喉が痛み、声が出しづらくなった。この時点では、まだ旅行に行くつもりだったのだが、なんだか調子がおかしい。熱をはかってみると、37度を少しこえていた。これはいけない

もっとみる
偶然にちゃんと振り回される

偶然にちゃんと振り回される

ものごとの繋がりを感じるとき。直接的ではなくとも、それはたくさんのヒントを与えてくれているような気がする。

仲良くなった友人と、何気なく話していると数年前同じ街を歩いていたことがわかる。その時知り合いではなかったけれど、もしかしたらどこかで、すれ違っていたかもしれないねと言い合い、うれしい。

同じキーワードを続けて聞くようになる。「イギリス」とか「カメ」とか、変てこなものでもいい。まるでスパイ

もっとみる
マイペースを極める

マイペースを極める

なにも成し遂げていないのに、どんどん年をとってしまい焦る。いつも、尊敬する友人たちと話をすると、自分の物の知らなさに絶望する。誕生日が来ることに喜ばなくなった大人たち。その仲間に私も入ってしまうと、認めたくない。そんなの、とっても悲しいではないか。

なにかを極めることができれば、専門家としてそれを生業にできる。技術を磨き、手に職をつけている人に、絶大な憧れがある。「そんな人、一握りだけだよ」と言

もっとみる
お腹に落としていく

お腹に落としていく

先月の仕事には余裕があって、一度も体調を崩すことなくひと月を終えようとしていた。しかし、自分が気づかないうちに溜めているストレスの方が恐ろしいもので、仕事がひと段落した途端急激に体調が悪くなり、胃腸が働くのをやめてしまった。

よくよく思い返せば、その前の週あたりから、出かけた先でも食欲がなくて食事をすべて食べ切れないことがあった。大好きなお寿司を食べに、一人回転寿司に行ってもぜんぜん楽しめなくて

もっとみる
自分の部屋に回転寿司をひきたい

自分の部屋に回転寿司をひきたい

私は生命線が短い。

占いに行ってもよく言われる。むしろ行かなくてもわかるくらいには、自分の生きるエネルギーが少ないことを自覚している。

早死にするかどうかはわからないけれど、特に長生きしたいとは思っていない。ごはんをたくさん食べすぎると、すぐ消化しきれずに胃腸から調子を崩す。スケジュールがつまりすぎていると、休む時間が足りなくてメンタルも崩れ、体もあちこち痛くなって、とんでもないことになる。

もっとみる
思考のダンス

思考のダンス

25歳になり、メモ魔になろうと決意した。

普段、仕事でもメモを取るには取るが、必要最低限の方がいいと思っている。メモを取ることに集中しすぎると、人の話を聞いて心が動いたことを忘れてしまうので、あとで印象に残りづらい。なるべく、感動しながら話を聞いた方が、心震えたポイントが最重要だと分かり、自分がアウトプットするためには役立つ。

メモ魔になろうと思ったのは、仕事というよりはプライベートでのこと。

もっとみる
たまにいく喫茶店の

たまにいく喫茶店の

たまにいく喫茶店の、素敵なジャズが流れているオーディオ。もしもそうだったら面白い話。

私が以前バイトしていた書店では、年に2回ほど、期間限定でオーディオの販売をしていた。

値段は忘れたけれど、とんでもなく高級なオーディオで、お金持ちそうな老夫婦なんかが購入を決めて、少しだけ売れていた。

メーカーの人がレジ横に立って、実際の音楽を流しながら丁寧に販売をしていて、その期間にはいい音楽を贅沢に聴き

もっとみる
なりたい私になりたい

なりたい私になりたい

5/26に書いていた文章を後出し。

久しぶりにnoteを書く気持ちになった。

どうやら、やりたいことを決意する時にnoteに宣言する癖がある。昔から、日記を書くぞとなったときには、やりたいことを書く。他人のやりたいことって、1番興味無い。結果、読むに値しない、つまらない文章になってしまう。

日記であっても、アウトプットとして書く限りは面白いものを書きたいじゃないか。

どうにかして、ここでは

もっとみる
記号としての「朧月夜」

記号としての「朧月夜」

久しぶりに何か書かなくては、という気持ちになり仕事終わりにサンマルクカフェに寄ってパソコンを開いている。家に帰宅したら、眠ってしまうとわかっているから。

ちょうど桜が満開で、今日は綺麗な満月が浮かんでいる。朧月夜とは、春の夜にしか使えない言葉ということを知ってから、なるほど、言葉とはルールに則って使われる、制限付きのものだなということを改めて感じる。とても不自由だ。

しかし、「朧月夜」という言

もっとみる
視線を向ける先

視線を向ける先

SNSを断つと、時間と心に余白が生まれて、もどかしい思いと豊かな思いが半々である。

もどかしいのは、すぐに伝えたいことがたくさん浮かんでくるのに、発せない。癖として、思考回路がすぐに答えを出すようにできており、考えたことは瞬発的に世に出したくなる。これも現代病か。

豊かな思いとは、時間的な余裕と共に、不便さを味わう心が生まれる点にある。

まず気になったのは、自分の視線をどこに向けるかという問

もっとみる
2020年まとめなど

2020年まとめなど

今年の初めに日めくりカレンダーとして始めたnoteは途中で毎日更新するのは難しくなった。文章のクオリティーを保つこともとても難しいと感じる。

作曲を始めて、comori song、カーテンのない部屋、ハリネズミ、avocado song、水のかたち、chocolate color、全部で6曲つくった。(下手だけどなんとか形になった)

占いも始めた。タロットカードへ向き合うときは、どこか違う場所

もっとみる