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未来(若者)への投資

どうも
精神科病院勤務
専門学校外部講師「脳神経学」
をしている者です

さて

「未来に投資」ができていない という話

国家としての日本はお金がないって事もありません
日本の一般会計予算と社会保険の運用益を合わせたら170兆規模になってますから
これより大きいのは米国と中国くらい
しかし
「未来に投資」ができていない状態なのです

これからの希望の塊である若手に投資をしてあげてほしいものです(;'∀')

国力に見合うR&D(研究開発)投資が弱くて
R&D費では
中国とは約4倍差
米国とは約5倍差
が開いています

主要国の中で唯一Ph、D取得にお金がかかる国でもあります
結果として
日本の博士号取得者数は減少傾向で
世界的には異例と評価されています

まず大学教員に払ってるお金も少なく
給与水準が数十年も変化してません
この給与水準も米国と倍以上の差が開いています

現代はご存知のように
全世界的な歴史的技術革新期です
間違いなく歴史が動いている瞬間に
我々は生きているのです

なのに
国力に見合う人材開発+R&D投資ができていない
この危機は非常に感じています

攻めの投資ができず
守りの投資ばかりといったところ

まず大きな問題点として
国家の一般会計予算約100兆円の内
国家予算に使える「真水」が少ないと言われます

3分の1は社会保障費の補填
4分の1が残債払い
地方交付税も引かれ
国防費も引かれ
真水はわずか4分の1と言われています
これに加え
社会保障費が毎度不足しており
これを国費及び地方で補填している状態です

社会保障費の内訳としては
年金が60兆円
医療費が40兆円
と3分の2がシニア層に使われています('◇')

更に言うと
財務省は2025年には150兆円になるという試算まであります

これでは
若者が高齢者を支える為だけに存在している
なんていう精神状態に
若者が陥るのも無理はないです

様々な要因がありますが
事実として10代の自殺者数は増加してます

これでは若い者達から
希望のエネルギーが消えてしまう

若者が暗いという事は
国全体の明るさが減ります

また
これに加え
地方問題というのもあります

地方人口は相変わらず都市に流出しています
限界集落化は解決するのは難しい状況が続いています

我々の社会は極端に都市に集中して生活するしかないような世界観から
まだまだ抜け出せずにいます

テクノロジーやITを駆使すれば
人不足の課題も技術でカバーできるようになっているという時代に
やはりその部分に投資ができていない事が
大きな大きなダメージとなっています

基礎自治体の予算を見ても
東京目黒区が1人あたり約年間34万円
島根県松江市など地方の県庁所在地で1人あたり年間40~50万円

が、、
奥多摩や気仙沼では1人年間で100万円以上になります
島根県海士町では1人年間で250万円以上の公費が充てられています(ー_ー;)

これは本当に恐ろしい公費出費と言えます
この出費の多くがインフラコストです

海士町で言うなら
自主財源の8倍以上の予算を組まないと回っていないという状態なんです(;´д`)トホホ…

これ1人あたりですよ…
4人家族なら1000万の公費で支援してるんですよ…

例えばこれが個人に対しての給付金やとしたら
住んでる所でこれだけの格差があったら
みなはんもさすがに怒るでしょ??(;'∀')

最悪
暴動なんかも起きると思います

でも実際
公費投入はこれだけの差がある事を
1人でも多くの人に知ってほしいと思います

今までは見えにくくしてきたけど
情報社会では
誰もが簡単に知れてしまう
知らぬが仏かもしれぬ知識

こういう1つ1つが
若者の未来が輝くか否かを分ける
ターニングポイントとなっている
と研究者の中では評価されてるのですね

これが
社会保障費と地方問題なんですが
本質は

これこそ
超少子高齢社会という世界線

ほんとは
アメリカのGAFAのような…
中国のBATHのような…
テクノロジ+AI時代
若者達が目を輝かせ
日々
仮説実証して
実験を楽しむという時代やのに

そこには予算をふれません
なんて言われてしまってるのが
さみしいもんです

政治家としては
高齢者や限界地方に予算を突っ込んで
票を勝ち取りたい気持ちも充分分かります

なかなか自分の眼の前に広がる目先利益を捨て
若者の未来の為に予算を充てられる人間が
多いわけがないのも分かります分かります(笑)

しかし
そのつけってのは
必ずやってくるのも事実

さて
この日本ってのは
江戸末期からは
ほんまに限界危機までいって
最後は欧州から無理やりパクったり

軍部暴走して
戦争しかけて
敗北して限界危機までいって
最後は米国に介入してもらったり

で、今。

自分達の知恵と力と技術で
自らが変わるというエネルギーが
日本に残ってるのか否か

また
日本以外の国に
強制的に助けられる道になるのか?

ターニングポイントです




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