見出し画像

超人として生きる

自分で自分を肯定する。


突然ですが、最悪なことって何でしょうか?

それは死ぬことではありません。

死は他者に大きな影響を与えることがあります。肉体が滅んでも、
誰かに意思を残したいと思うことがあります。
命を犠牲にして任務を達成したり、
人を守ったり、主張をしたりということもあるでしょう。

何もしないで生きるよりも、
命をかけて達成した方が価値があるとも言えます。

なので、死が最悪なことではありません。


では、最悪なことは何でしょうか。


それは、私たちの生きている宇宙が、
同じことを何度も繰り返しているだけのものであるということです。

一切の成長がないことです。

時間をかけて全く同じ状態に戻ることです。

これを「永劫回帰」と言います。

超人たれ

永劫回帰はドイツの哲学者、
フリードリヒ・ニーチェ(1844年から1900年)の理論で、
ニーチェの考えは現在まで影響を与えています。


永劫回帰を通して、
彼は何を伝えたかったのでしょうか。


彼は、最悪な想定をして、
それでもなお、私たちは自分の人生を肯定するべきだと言いました。


自分を肯定し、成長のために殻を破り続けるように生きるべきだと。

このように生きる人を「超人」と言いました。


超人に対して、
安心や快適さだけを求め、現状維持を望む人を「末人」と言いました。

彼は、近い将来世界は末人で溢れるだろうと言いました。

それが現実となっています。

少し前までは、それで良かったのかもしれません。

強大な権力が存在し、中央集権的なピラミッド社会が確固として存在していたからです。


しかし、そういった仕組みは崩壊の兆しを見せています。

他者に依存し、快適さと安全だけを求め、
変化から遠ざかってしまうと、
生きること自体が難しくなる時代になっています。
これからますますその傾向は強くなるでしょう。


守ってくれる他者がいない時、
私たちは環境に適応し、行動をもって変化していかなければなりません。


頼れるのは自分です。


もし宇宙が何度も同じ状態を繰り返していて、
私たちが変化することになんの意味もなく、また同じ状況になるとしても、


「それでもいい」と今を楽しむ


ことが重要です。


これが超人の生き方です。


自分の人生は自分で肯定しましょう。

なんの意味もない、

どこにも向かっていない宇宙に、
私たちが存在しているとしても、

自分で自分の人生に意味を付け、

ただ今を楽しむだけです。


私たちは、結局のところ生きて死ぬだけです。

それをどういった、心持ちで過ごすか、
どのように使うかは自分次第です。


超人として生きましょう。
楽しみましょう。

人生に絶対的な意味など無いのだから。

参考

フリードリヒ・ニーチェ著『ツァラトゥストラ』


楽天
https://a.r10.to/hkKkZT

Amazon


飲茶著『「最強! 」のニーチェ入門: 幸福になる哲学』

楽天
https://a.r10.to/hk3KfE

Amazon


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?