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天気と天気予報と気候にまつわる雑記

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2021年1月の記事一覧

ソメイヨシノの開花と地球温暖化の話

ソメイヨシノの開花と地球温暖化の話

桜の開花日について多くの人が持っているイメージは、地球が温暖化すると桜の開花日は早くなる、というものだと思います。しかし、地域によっては逆に開花時期が遅くなったり、満開にならなくなったりする、という話です。

【ソメイヨシノ開花の南限】ソメイヨシノは、どこでも咲くわけではなく開花の南限があります。日本の南限は種子島〜奄美大島(鹿児島県)辺りで、沖縄県ではソメイヨシノは咲かないそうです。

※奄美大

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大雪のニュースを見て思ったこと/気象予報で出来ること、出来ないこと

大雪のニュースを見て思ったこと/気象予報で出来ること、出来ないこと

今シーズンの冬は雪が極端に多い。ラニーニャの影響で例年に比べ寒くなることは予測されていたが、日本海側の大雪は想定外の多さだと思う。こういう時こそ気象予報の情報が重要なはずだが、果たして気象情報は十分に役立っているのだろうか。

【気象業務(天気予報)の目的】一般の人にとって天気予報の目的は、朝出掛ける際に傘を持って行くかどうか、旅行やスポーツの予定日は晴れるのかどうか等を知ることだと思います。

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読んで欲しい天気と気候のちょっとした話

読んで欲しい天気と気候のちょっとした話

天気と気候のちょっとした話で気軽に読める記事(短文です)を紹介します。是非、ご一読ください(まだフォロワー数が少ない時に投稿したものであまり読まれていない記事です)。

※マガジン「天気と天気予報と気候にまつわる雑記」の中の記事です。

【昭和の天気予報と最近の天気予報】
昭和の頃のあまり当たらない天気予報の話です。

【長距離ウォーキングと天気】
長距離ウォーキングをした時に感じた天気の話です。

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気候変動と自然保護/これからの未来のために知って欲しいこと

気候変動と自然保護/これからの未来のために知って欲しいこと

当然のことですが、気候と自然とは密接に関連しています。気候変動が自然に及ぼす影響について、これからの未来のために皆さんに知って欲しいことを紹介します。

【自然保護とブナ林】日本の国内では、多くの人がさまざまな分野で自然保護活動をしています。山、川、湖、海、植物、動物(哺乳類、鳥類、魚貝類、爬虫類、両生類)、昆虫、苔、微生物、珊瑚、生態系等々。

これらのさまざまな自然の生態系システムの上流で大事

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