よみタイ「小学生でもわかるMBのビジネス成功論」を読む
ブログのアクセスがなかなか伸びないと悩んでいるなら・・・
今回は、『幸福論』のつながりから、
ファッションブロガーMB氏のビジネス連載「よみタイ」を読み解きます。
これは、別に頼まれたからでも、こびを売っているから書いてるわけでもありません。
自分が、書きたいと思い、またやらなきゃと思ったのです。
その思いは後半で。
まずは、先に読み進めていきましょう。
このMBさんの紹介については省きます。
日本一のメンズファッションブロガーで、おしゃれを論理的に説明し、今もっとも熱い事業家の一人です。
その影響で、MBさんと同じように「ファッションを広めたい」とするブロガーが増えました。
当連載では、MBさんが自身で考察した視点で話されているので、
今回は一読者としてhaya.がどう読み取っているのかを考えていきます。
ぜひ、先に連載記事を読んでから読み進めて下さい。
1.「MB」と「MBを目指す人」の根本的な違い
この連載にて、「MB」さん本人と「MBを目指す人」は一体何が違うのかということを「顧客に対する意識」と言っていました。
ここではそれをもう少し掘り下げて読んでいこうと思います。
これは二つのニュアンスが含まれているのではないでしょうか。
一つは、文字通り「相手の事を考えず、自分本位で考えてしまった」ということ。
もう一つは、「自分のことを考えていない」ことです。
これは「なぜ顧客に対する意識が欠けてしまったのか」にも通じるでしょう。
この記事にもありますが、行動でもっとも重要なのは、それを受ける顧客が喜ぶか。
このあたりは、こちらでも解説しました。
全ての仕事は、「何かをやった」ことが重要なのではなく、「どれだけの価値を与えたか」が重要なのです。
だからこそ、MBさんは価値があるのです。
それは「天才だから」「そういう人だから」というものではありません。
徹底的に「自身の価値」について考え抜かれていたのです。
・MBさん自身、もともとおしゃれがわからない側だった
・販売員として服の価値を伝えていた
・十数年以上、ファッションを追いかけ、服を買い、売るという深い関わりを続けている
こういうルーツがあり、自分だからこそできる価値について分かっているからこそ、ブログで理論を伝え、メルマガにて発信しているのです。
媒体にしても理由があると言います。
根底には「おしゃれじゃない人をおしゃれにする」という理念があるから、
その人たちのことを徹底的に考えている。
「おしゃれじゃない人」の考えに寄り添って、その人たちなら「どう説明すればわかるのか・行動できるのか」それを考えています。
それはつまり「自分の価値」を考えるということ。
自分は、
「人に対して一体何ができるのか」
「ほんとうに何をしたいのか」
そういう自分の心と向き合っている結果が今なんだと思います。
2. 冒頭の「MBを目指す人」と「セレクトショップ」の話。なぜこの話が同じ記事に出てきたか?
さて、この「MBを目指す人」のお話の後に、「地方セレクトショップ」の活路の話が出てきました。
なぜ、この流れで「セレクトショップ」の話が出てきたか、考えた人はいるでしょうか?
この意味を考えなければ、結局は読んだだけ、知っただけでまた同じことの繰り返しに。
こういう問いで一体何を考えるのか。
それが「自分の価値」です。
「自分」は一体どんな価値があって、どんな人のために、何ができるのか。
社会の中の誰に、何を働きかけるのか。
それを考え、実践していく。
それが「MB」さんと同じように行動する、ということではないでしょうか。
表面的に真似をすることは誰でもできます。
誰でもできることに価値はあるでしょうか。
「オレって息吸えるんだぜ」
「私ってまばたきできるの」
そう言われたらどうでしょう。
「ふーん」で終わるか、もしくは苦い顔になるかしかないでしょう。
自分の価値を考えず、人と差別化しないということは極端にいうとこういうことです。
その行為を、その人がなぜ行なっているのか。
それがなければ、そのコンテンツを読んだりする必要性はなくなってしまうのです。
3. なぜhaya.がMBさんの記事を取り扱ったのか
では、なぜ私がこの記事をやっているのか。
その一つは、ネットの反応を見てしっかりと考えられている人が多くないと思ったから。
私の一番の理念は、「考える人をもっともっと育てる」ことにあります。
つまり「考える仲間」を増やすことが一番のキーになっているのです。
そうした中で、せっかく上質な「考える」きっかけを提示してくれているのに、それを読み解けないのはやはり悲しいこと。
もっと「いいもの」を「いい」と言っていきたい。
そこにある価値を、もっと発見していきたい。
伝えていきたいのです。
それにMBさんに出会ったおかげで救われたこともあります。
今でこそ、こうして「価値」について伝えている私ではありますが、
「自分に果たしてどれほどの価値があるのか」
「ただ鬱に、ちょっと考えすぎているだけじゃないのか」
そう思っている時が長らくありました。
しかし、ある時お話する機会があって言われたのです。
「いや、そんなふうに考えられる人なんてほとんどいない」
それがほんとうに嬉しかった。
ああ、これは欠点なんかではなくて、自分の価値として認めていいんだって思えたのです。
自分が、そのたった一言で救われたからこそ、
考えるということで悩んでいたからこそ、
私はここで「考える」について語るのです。
どう考えればいいのか、
何を考えればいいのか。
考えたいけれど、どうしたらいいかわからない。
そんな人と一緒に歩んでいきたい。
だから、ここで話すのです。
表面的に真似しながら、行動しながら考えていくことも確かに重要です。
しかし、その前に。
「自分の価値」とは何か。
もう一度考えてみてはどうでしょうか。
それが
その言葉の真意ではないでしょうか。
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