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東京OLの兼業ライター日記

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会社に勤めつつ、フリーでライターやってます。世にもハンパな「兼業ライター」の実態をなんとなく語ります。自信を持って言える事は、上手く行ってると超楽ですが、歯車が少しでも狂うと地獄… もっと読む
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記事一覧

ひねもす日記:御礼

ひねもす日記:御礼

読んでくださってありがとうございます
 実は、ここのところ、前に書いた記事を読んでくださる方がいらっしゃるようで……。
 何故なのかはわからないけど、何を読んでいただいているか確認したら、自分なりに力を入れて書いた記事に対してだった。すごく嬉しかった。

 一応私は「ライター」と名乗っているのだけど、専業ではないし、仕事も実質1社とだけである。原稿仕事は増やしたいと思うけど、もうただ原稿を受注した

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ひねもす肩こり

ひねもす肩こり

コロナ日記、あれこれ付けてはいるのだけど、全然公開出来てないな。
今日は久々にブログをいじった。私の個人ブログではなく、共同主催している市民講座のブログの方。いつの間にかそんな事に……。

主催といっても趣味の延長であり、非営利のボランティアなので、収入には結びつかないのだけど。というか、そもそも自分が教わりたいことがあったので、他にも教わりたい人がいるならご一緒に、的なつもりだった。その方が講師

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人は思念に言語を必須とするか

人は思念に言語を必須とするか

言語で他者に説明可能か
 この前の哲カフェで表題のようなテーマを考えた。ファシリテーターから「ライティングを職業とする方は、自分が原稿を書くときの事を参考に考えてみて下さい」とヒントもあり。
 最近、非商業のブログでちょっとしたユーザーインタビューを原稿にする機会があり、意識しながら取材と原稿になるまでを追ってみた。
 ぶっちゃけ言語いらない。いま自分が何故取材対象にこの質問をし、答えを受けて質問

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読書と書き物について

読書と書き物について

『マクベス』シェイクスピア・安西徹雄訳 読了
 全世界的に古典中の古典といわれるシェイクスピアなのだけど、よくよく読み込まないと正直なところ私にはその面白さがサラッとわからない。
 『リア王』も『ハムレット』も、読めば読むほど面白さがわかってくる一方、初見でローレンス・オリヴィエの『ハムレット』を観たときはなんだかよくわからなかった。でも、呪いと妄想と主観的な正義感などの複合的なものを組み合わせた

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仕事が結構好きだ

仕事が結構好きだ

仕事──には、業務遂行以外のあらゆるものが含まれるだろう。
私は仕事が結構好きだ。これまでの仕事で一番楽しかったのは、自分でも意外だが生命保険のセールスだった。自分自身では書く事が好きで、書く仕事を続けるのが夢だったが、それを経てもセールスの仕事が楽しかった記憶が強い。
ただし、生命保険のセールスで楽しかったのは、クロージングと設計書作成の時だけだ。それ以外はむしろストレスに次ぐストレスしか感じら

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フランス万歳

フランス万歳

 調理学校の入学式の取材に行き、夕方は別件の校正やりとり。久々にライターらしき日々を送る。
 オースティンを読み終えたら少し筋力が付いたのか、ユルスナールの『源氏の君の最後の恋』が楽しく読めたので勢いづく。そうこうしている内に、夫から文学イベントの告知を聞き、そっちの予習も。で、週末は王朝文学講座だったり。
 『東方綺譚』は新書版で買ったのだけど、ブックカバー失くしてしまった。カバーなしで本が痛む

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本に救われて

私自身、本がなかったら神経を病んで自殺願望に包まれる日々か、思い切り非文明化して猿のように暮らしていたと思う。どう世の中と折り合いを付けたらいいかわからなくて日々苦しんだと思う。
そういう意味では私自身は本に救われている。

ただ、私にも苦手な本、読むのに腰の重い本、何度も挫折している本、買うだけで1ページも開いていない本など飾り化させた本も沢山ある。だから本を読みたくない、本が読めない人の気持ち

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「本に救われる」続き

 私が「本に救われる」に至るまで──を書いておく。
 「本に救われる」には、その本の内容を大事なものだと実感し食い入るように読み、更には実践できるようになるまでの環境づくりが必要だという話だ。

 私という個体は基本的な調理を習得する気になるまでに凡そ30年間を必要とした。習得を避けた理由は、私においては、
・教師の役である母親が怒る人で、私は怒られるとやらなくなる人間である。
・やりたくないと徹

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「本に救われる」

「本に救われる」

 生意気にも「本に出来る事」に限界を感じている。そう思ったのは、「包丁のない家」が驚愕するほどには珍しくない出来事だと耳にしてた事で、「もう何事かを論じる活字自体が読まれない」と感じたからだ。「包丁のない家」とは、家庭での食事に包丁を必要としないという意味だ。買って来た調理済みの食品を加熱したり加水したりすれば、調理が完了し食べられる状態になるという事らしい。確かに日本の中食の発展はすごい。食品の

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困った。何も書きたくない。

 会社員業が忙しくなり、副業のライターやってる余裕がなくなった。こんなことは不器用な私には割としょっちゅうだ。
 そして取材現場から離れると、どんどんライター自体もやりたくなくなる。
 非常になめた悩みではあるんだが、これは案外「書くことが好き」でライターになった人のあるあるエアポケットではないかと思うので、体験談として書く。

1.記事よりも記事外の仕事の方が役に立ってる インタビューで対象の話

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婚活についてもうひとつ(男性編)

 なんだかんだそれなりに書けそうな分量が出て来たな。ブログとしてまとめようかな。
 まあとうもかくもう一丁。
 そしてもうひとつの婚活にまつわるテーマを思い出した。
 未婚男性、である。

 さて、私の日常の主戦場はブンガクとエイガとオンガクである。何故全部カタカナかというと、どれも趣味と呼ぶには私のレベルが低すぎて申し訳ないからだ。しかしその戦場のやけに熱心なウォッチャーであるとは言えるかも知れ

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婚活ネタについてあれこれ

 婚活物に興味を持ったきっかけは、

「私自身が『35歳以上の女性は男性との成婚率がとても低い』という説の当事者だったこと」
「当事者として、そういう言説にとても落ち込んだ事」
「落ち込んだけど、なんとかなったし、なんとかなってる人に特別な美貌や能力のない私のような人がいる事」
「その人達が成婚した理由から、35歳以上の女性の成婚率の低さを覆せるのではないか」

そんなふうに思ったから。

 しか

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婚活むずかしい

 私の初婚年齢は38歳である。私は女性で相手は男性。ありふれたヘテロ婚だ。そして、結婚相手と知り合ったのは36歳の時だった。
 「35歳を過ぎると対男性での女性の成婚率は下がる」という話をインタ―ネットで耳にしたので、自分の成婚はめずらしいのか、だったら体験談として男性狙いの35歳以上の婚活女性に何某かの例を示す事が出来るかもしれない、と考えた。

 ところが、まず、私の周囲には初婚年齢が35歳以

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「でもでもやっぱり」

人には時間の経過の力で忘れられる恐怖がある。
それは、奈落の崖に落ちそうになったけど、間際で落ちずに助かったような恐怖だろうか。

私は、仕事が続かなくなった専業制作業の人の仕事のない苦しみを間近で何人も見た。どんな仕事でも受けるし、これまでの経歴に傷が付くようなそれまでと場違いの仕事も進んで引き受ける人も見た。若ければ単発アルバイトも得られるけど、50代を過ぎると、アルバイトも見つからない。

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