u-per-ru-per

MTG Arenaをやっています。まったくうまくないですがデッキ構築が好きです。 あと…

u-per-ru-per

MTG Arenaをやっています。まったくうまくないですがデッキ構築が好きです。 あとJ-ROCKやキャンプなどなど

マガジン

  • 基本を深掘してみるリミテッド入門

    MTGリミテッド弱者の筆者が成長するために基礎の基礎から整理していく雑誌です。

最近の記事

デッキが違っても僕らはたしかにチームだった (蒼紅杯トップ8デッキ調整録)

こんにちは、ウーパールーパーです。2024/4/21に開かれた蒼紅杯という大会で参加者122名のなかでトップ8という成績を残すことができました。 こうして字面にするとなかなかすごいことだなと改めて実感します。 今回はオリジナルデッキということもあって、デッキ構築関連記事にしようと思ったのですが、これまで出してきた記事の焼き直しになってしまうと思ったので、一緒に調整した人たちとの練習内容や大会で感じたことと細かなカード採用理由を記事にしようと思います。 オリジナルデッキ構築

    • TCGは実は音楽だったかもしれない

      ※今回の記事をお読みいただく際の注意として、特にこの先読んでも得るものは全くありません。 これは気の触れた音楽好きオタクモドキの妄言録です。 1. 世界一自然な導入音楽を聴きながらTCGに興じていたある日、デッキのフィニッシャーの1枚目を相手に捌かれてしまい、敗色濃厚で迎えた次のターンにまさかの2枚目のフィニッシャーを引き込んだ。そのとき、たまたま流れていた音楽で「ラスサビはもうひと回しだぜ!!」という歌詞が聴こえてきた。そのとき私は閃いたのだ。フィニッシャー=ラスサビって

      • カードゲーマーコミュニケーションの悲哀と憂鬱

        私はカードゲーマーである。主にマジック・ザ・ギャザリングというゲームを行っており、MTG Arenaのゲームでのランクは大体毎月1200位以内に入るくらいにはしっかりカードゲームをしている。 しかし、私はカードゲーマーと上手くコミュニケーションが取れない場合が非常に多く、よく疎外感を感じている。 今回はそんな私が初めてカードゲームのDiscordに入ったり、カードゲームのショップ大会に出たりしたときのエピソードを紹介する。 最初に断っておくが、個人特定を避ける意味もあり、誇

        • ドラフトを色で語っても1/3も伝わらない ~前編~

          今回、イクサランドラフトで月末ミシック1200以内まで到達したので、そのなかで学んだことをまとめました。(現在安全圏で放置中) ドラフトの基本的な考え方から、主要カード解説、イクサランでのピック方法解説まで行います。 結構なボリュームになるかと思いますがお付き合いいただければ幸いです。 ちなみにこの記事は基本を深堀りしてみるリミテッド入門 実践編になります。(過去記事読まなくても問題ないですが、読むとより理解が深まります) part.1で記載のとおり、元々はなんとかプラチ

        デッキが違っても僕らはたしかにチームだった (蒼紅杯トップ8デッキ調整録)

        マガジン

        • 基本を深掘してみるリミテッド入門
          6本

        記事

          [一般TCG理論]データを見ることは人の話を聞かないこと

          こんにちは、ウーパールーパーです。 私は本職のデータエンジニアというわけではないのですが、仕事の関係上データ分析的なこともそれなりにしています。 そんな私が「データ」について常日頃私が考えていること、気をつけていることを紹介します。 1. データとは何か?まずそもそもですが、データとは何でしょうか? 困ったらgoogle先生に聞いてみましょう。 ドラッカーの言葉らしいですが、よく出典がわからなかったので真偽不明です。それはさておき、私の言いたいことには大体合致しているので

          [一般TCG理論]データを見ることは人の話を聞かないこと

          何者でもない僕らは筆を執る

          記事を書いてみたいけど、全く実績がないのに書いても誰も見てくれないし意味がない。 そんなことを考えている方に向けて、まったく実績がないくせに記事を書いている私が何を思って記事を書いているかを解説します。記事を書きたくても勇気が出ない人の背中を押せれば幸いです。 一般TCG理論なのかも怪しいのですが、一応一般TCG理論のなかで議論になっていたのでタグ付けしておきます。 1. 僕らは謙遜しない私自身記事を書くまでは、自分よりも上手い人があふれているのに自分が発言することに意味

          何者でもない僕らは筆を執る

          【一般TCG理論】こんな言い訳のために戦っているわけじゃない

          第3弾の一般TCG理論です。 今回は自分がついやってしまう、よくない(と思っている)プレイとその心理について紹介します。 1. 一貫性のあるプレイとサンクコスト効果「一貫性のあるプレイ」はTCGでよく挙げられる言葉です。ゲームのなかである目的を達成するためにプレイしているのならばそれに反する行為はしない、ということです。 例えばコンボを目指すのか、ミッドレンジで殴り切るのか、相手を捌き切ってから勝つのか、こちらが押し込んでいくのか、決めたプランからブレずに動くことが大事だと

          【一般TCG理論】こんな言い訳のために戦っているわけじゃない

          [一般TCG理論] あなたのデッキ、"進化"できますか?

          まさかのTCG一般論、第二段です。今回はデッキの進化について考えていきます。今回参考にした書籍はこちらです。 なんとシステムアーキテクチャ論!安心信頼のオライリー本です! 今回はこちらについてのご紹介です。 1. "進化的アーキテクチャ"とはなにか?現在、ITの世界はまさに日進月歩であり、日々新しい技術やサービスが生み出され続けています。 そんな中でシステムはかつてのように5年10年変わらずに動くことを想定して作ることが適切ではなくなってきました。それを踏まえ、常に変化で

          [一般TCG理論] あなたのデッキ、"進化"できますか?

          [一般TCG理論]君たちのデッキはどう生きるか? ~ニッチ戦略によるデッキ構築~

          さて、今回は茂里選手のハッシュタグ"一般TCG理論"に乗っかった記事を書きます。自分がデッキを組むときになんとなく意識しているデッキの"ニッチ"という考え方を紹介します。 お気に召したらぜひ試してみてください。 1. ニッチとは何か?まずはニッチについての説明です。よく企業戦略などでも使われていますがもともとは生物学用語で、大きく「空間的ニッチ」と「時間的ニッチ」が存在しています。 ニッチとは平たく言うと「生存範囲を限定することで他の生物との競争を避けること」を指します。

          [一般TCG理論]君たちのデッキはどう生きるか? ~ニッチ戦略によるデッキ構築~

          奥深き"アドバンテージ"の世界に踏み込む ~基本を深堀してみるリミテッド入門 Part.4~

          ※この記事は全文無料で読めます さて、ついにマナカーブ編を終了し、アドバンテージ編になります。まずは基礎の基礎、アドバンテージの種類から入っていきましょう。 1.アドバンテージの種類アドバンテージの種類について、細かく分ければいくつもありますが、よく議論になるものとしては、以下の3つがあげられます。 ①カードアドバンテージ ②ボードアドバンテージ ③ライフアドバンテージ MtGの試合は基本的にこのアドバンテージの奪い合いになります。 これらのアドバンテージを取ることは勝利

          有料
          100

          奥深き"アドバンテージ"の世界に踏み込む ~基本を深堀して…

          基本を深堀してみるリミテッド入門 Part.3 + 確率計算スクリプト

          この記事もPart.3になりました。 まずは下記の確率計算式と前提条件についてお読みいただくようにお願いします。ちなみにPart.1は修正しましたが、Part.2はまだ未修正です。。すみません。 確率計算式と前提条件を読むのが面倒という方は以下の点をざっくりご理解ください。 ① 確率計算は簡略化しており、現実にマナカーブ通りに動く計算式ははるかに複雑です。枚数の結論と実態について数枚の誤差は起こり得ます。あくまで参考にしてください ② マリガンは考慮していません。 1.コ

          有料
          500

          基本を深堀してみるリミテッド入門 Part.3 + 確率計算スク…

          Arenaでのオリジナルデッキ構築の軌跡

          なんか30周年の晴れる屋企画があるということで、自らを振り返ったところ、昔に紙で友達と遊んでいたころをすべて合わせてもおそらくArenaのプレイ時間のほうがはるかに長いので30周年という意図を完全に無視して、Arenaでの思い出を振り返る記事を作ることとする。 そして、私にとって思い出=デッキである。嬉し恥ずかし過去のオリジナルデッキをこの場で供養させていただく自己満足全開の記事である。 そして当然ながらリストは残っていないので、キーカードのみ紹介させていただく。 ではでは、

          Arenaでのオリジナルデッキ構築の軌跡

          プレイが下手でもミシック上位勢と戦うためのデッキ構築術

          今回の記事は、自ら「クソデッキビルダー」を名乗る私のデッキ構築についての紹介である。 まずはじめに、私はプレイングがあまりうまくない。どれくらいかというと、リミテッドでプラチナになんとかいけるぐらいのレベルだ。 それもリミテッドのデッキ構築がどうとかではなく、強いデッキが組めても勝てないのだ。たまにはそういうこともあるだろうが、毎環境そのざまなので基本的にコンバットをはじめとしたプレイングスキルについて、プラチナランク程度のスキルしかないことは間違いない。 そんな私でも構築

          プレイが下手でもミシック上位勢と戦うためのデッキ構築術

          MTG Arena オンライン大会参加マニュアル

          1. はじめに・本記事はMTG Arenaの大会においてMTG MeleeおよびDiscordを利用する場合の事前準備から当日の作業に関して、作成者のJapan Open 2022参加時の経験から作成されたマニュアルです。 ・本記事の利用に関するいかなるトラブルについても作成者は責任を負いません。 ・MTG大会関係者および参加者はご自由に本記事をご利用ください。 (転載、転記の際は転載元URLとして本URLの記載をお願いします) ・役に立ったと思った方はもしよろしければフォロ

          MTG Arena オンライン大会参加マニュアル

          「基本を深堀してみるリミテッド入門」確率計算式変更のおしらせと計算式ご確認のお願い

          こんにちは、ウーパールーパーです。今、私のほうで掲載させていただいている「基本を深堀してみるリミテッド入門」の記事内容を修正することにしましたのでお知らせします。 今回、なぜ修正するのかというと、以下の記事がきっかけです。 実は、そもそも同時に土地を引けていないとプレイできないよね、とか、マリガンを考慮すべきか、とかは記事を書く前に色々もやもや考えたのですが、面倒だな!と思って考慮せずに記載することに決めて記事を書いていました。 しかし、本来上記の前提について記事の最初に

          「基本を深堀してみるリミテッド入門」確率計算式変更のおしらせと計算式ご確認のお願い

          基本を深掘してみるリミテッド入門 Part.2

          こんにちは、ウーパールーパーです。 想定よりもPart.1にかなり反響があったので嬉しい限りです! Part.1は下記になるのでぜひ先に読んでいただければと思います。 では早速続きからやっていきましょう。 1.ミッドレンジのマナカーブを考えるさて、では早速ミッドレンジのマナカーブについて考えていきましょう。 まずミッドレンジは中速のデッキになるためキルターンは8〜10ターン程度かと思います。今回は9ターンとしましょう。 9ターンとすると、全部で15枚のカードを引くことに

          基本を深掘してみるリミテッド入門 Part.2