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動画【パラドックス#30】チキン・ゲームのパラドックス!

古代ギリシャ時代から現在に至る多種多彩な「パラドックス」を解説する【パラドックス】シリーズを、YouTube チャンネル「高橋昌一郎」で開始した。お楽しみいただけたら幸い!

第30回「チキン・ゲームのパラドックス!」

「チキン・ゲーム」とは、もともと暴走族の度胸試しだった。彼らは、中央に白線の引かれた真っ直ぐな道路を選ぶ。200メートルほど離れて、2台の車が向かい合わせに停まっている。中央にいる審判役の女性の旗を振る合図と同時に、2台の車はアクセルを全快にして、猛スピードで互いに接近する。
どちらの車も、必ず白線を跨いでいなければならないルールである。しかし、数秒で正面衝突の危険が迫ってくるから、どちらかが白線から外れて相手を避けなければならない。そして、先に白線を外れた車のほうが「チキン(弱虫)!」と呼ばれるわけである。

このゲームは、1950年代にカリフォルニアの不良少年たちが始めたと言われ、1955年の映画『理由なき反抗』のシーンに取り上げられて有名になった。この映画では、2人の少年が車に乗って崖をめがけて同時に発車し、どちらが先に車から飛び出すかを競うが、1人の少年の服の袖口がドアに引っ掛かって、車に乗ったまま海に墜落してしまう。

この映画の主演ジェームス・ディーン(1931~1955)は、映画の公開直前、実際に高速道路を猛スピードで疾走して大事故を起こし、24歳の若さで亡くなった。

さて、映画の話はともかく、チキン・ゲームに勝つためにはどうすればよいのだろうか?

高橋昌一郎(監修)『パラドックス大図鑑』ニュートンプレス、pp. 72-73.

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