紙魚チョコ

リチャード・ブローティガンのような詩に 憧れる(*´ー`*) note開始日4月10日…

紙魚チョコ

リチャード・ブローティガンのような詩に 憧れる(*´ー`*) note開始日4月10日〜 5月15日にて365日達成!! 毎日朝に更新していきます✨ 初期作品の更新はじめました! エブリスタも更新してます!! https://estar.jp/users/1028400311

マガジン

  • 蒲郡の思い出

    蒲郡の思い出を残すために綴りました! 良かったら見てください!

  • 紙魚チョコ初期作品集第四弾

    過去作から見てもらいやすい様に100本ほどにまとめて載せていきます! 良かったら見てもらえたら嬉しいです♪

  • 雨に詩えば

    雨が降るたびに綴ってきた雨の詩を まとめて行こうと思います☔️(*´∇`*)

  • 紙魚チョコ初期作品第三弾(*゚∀゚*)

    紙魚チョコ初期作品第三弾になります( ͡° ͜ʖ ͡°) 忘れていたあの頃の感覚を自分も 思い出す為に読み返します✨

  • 紙魚チョコ初期作品集②

    紙魚チョコ初期作品集第二弾になります! 良かったら覗いてみてください! 初期の雰囲気もなかなか味がありますよ🤣

最近の記事

街の明かり

星屑をいくら数えても眠気は訪れない 結んでも浮かんでもこない夢の形 暗闇の向こうには何もみえない 眠れない脳みそにぶら下がる 眠れない身体を休めたいのに 冴える眼球が意に反して ギョロギョロ瞼の内側で 動くものだから全く眠れない 諦めて窓辺にもたれる 冷たいガラス越し 街は夜だと言うのに明るい 僕みたいに眠れない奴らが きっとそんな明かりを よるべにして真夜中を 過ごしているんだろうなあ 頭の中では意味がありそうで 結局は何にも意味なんてない

    • 窓の向こうの青い風景

      学生服の群れ わらわらと溜まり騒ぎ 待つは信号機の青い光 行き交う車の無表情な顔つき 乗ってる人間達にとって 自分達がそちら側にいたのは 何十年も前の事 今や時間に急かされ 仕事に悩み 趣味を忘れて 楽しむ会話は青空の下よりも 机の上のパソコン越しが ほとんどで 堅苦しくもなく笑い合えた 青い喜びは記憶の片隅 遠い景色の向こう 窓の向こう側 信号機の移り変わり 青から赤へ 赤から青へ 揺れ動く子ども達の姿 学生服の肩には交通安全と

      • 生まれたばかりの雨粒たち

        その一粒は溜まりに溜まり ついには堪えきれずに 湿った雲から溢れ出した 最初の一粒かもしれない 雨粒が僕の頬を濡らした 見上げても分からないから 手を伸ばしたら 手のひらにまた一つ ぽたりと雨粒が落ちてきた 手のひらの上で 割れた透明な卵 あちらこちらで 産声が上がり始めた 恵みの雨 乾いたアスファルトから 立ち昇る湿って埃っぽい 匂いも今日はどこか 昔懐かしい匂い まだ降り出したばかり お楽しみはこれから 産声をあげた雨粒たち 胸が

        • 覗かれる趣味思考

          爪の甘さに赤面動揺 覗かれた携帯その画面 悪いのは僕の怠慢 ばれた趣味思考のその恥ずかしさと言ったら 今すぐにでも逃げたい地球の裏側 携帯画面の中に作り出したもう一人の僕 毎日の様に語り合ってきたもう一人の僕 こっそり向き合ってきた頭の中身 心を砕いて染み込ませてきた言葉の積み重ね 痛みも喜びも指で弾いて 摘んで並べてきたあれこれが 笑われる様は耐え難い痛みだ 誰にでもあるこっそり密やかに 楽しむ趣味思考のその喜びを嘲笑う輩が 存在すると言う現実

        街の明かり

        マガジン

        • 蒲郡の思い出
          44本
        • 紙魚チョコ初期作品集第四弾
          90本
        • 雨に詩えば
          49本
        • 紙魚チョコ初期作品第三弾(*゚∀゚*)
          100本
        • 紙魚チョコ初期作品集②
          100本
        • 紙魚チョコ初期作品集①
          100本

        記事

          燃やして身軽になろう

          燃やして尽くして仕舞えば 身軽になって歩いていけるのに 燃え残り積み重なるから荷物になって 動けなくなっていく 心は常に絶やす事なく火を焚べて 余す事なく燃やしていなければいけない 火力が下がり燃焼率が 下がれば火を見るよりも 明らかに積もる未燃物の塊 日々の雑事 ストレスの溜まり場 言葉の端々 聞こえてくるノイズ 人の顔 気にしない様に意識する程に 気になる関係性 面倒くさい諸々 心には常に絶やす事なく 火を焚べて燃やして尽くして 排出

          燃やして身軽になろう

          雨降る夜の底で

          静かに降り続く雨の音 夜の底で眠れない僕に 寄り添う様に囁く様に 降り続く雨の音 眠れなくても 聞き入っていると 気持ちが落ち着いてきて むしろ眠ってしまう方が もったいなく感じるくらいだ 贅沢な時間 じっと天井を見ていると 次第にその向こう側が透けて見えて 夜の闇が目の前に広がっていく 街はきらきらと雨に濡れて 夢の中でみる理想の遊園地みたいに 輝いて見えた 雨粒に光が反射して輝く路面を 深海魚の様な唸り声をあげて 走り抜けていく車のシル

          雨降る夜の底で

          君に恩返しする為にも

          話せば言葉と一緒に吐き出される心の澱 軽くなっていけばおのずとこわばっていた 感情も柔らかくなり笑顔が戻ってくる 耳を傾けて取り除いてくれた 君には感謝の気持ちしかない 僕の黒く淀んだ感情が 再び白くなれたのは 君の心の温かさがあったからに他ならない だけれども何事も程度が過ぎれば 受け止めきれなくなるものだ 君の心が誰よりも温かく 優しくて受け入れてもらえる 力強さを有していたって 君もまた一人の人間 なのだから疲れや不安 ストレスや病気により

          君に恩返しする為にも

          見えない心に悩まされる

          見えないから予測するしかなくて 予測したところでよく分からない 人の感情その形 怒ってる様でそうでもなくて 悲しんでる様でそうでもなくて 差し伸べるべきか 控えるべきか判断に迷って いつもその答え合わせは間違ってばかり 深読みしては浅はかで デリケートな話題なのに 軽やかに踏みつけてしまう だいたいは空回り 関わらなければ大したことなかった事案も 中途半端に首を突っ込んでしまうから 引くにも引けず後悔は先に立たず 不器用な性格をポジティブに捉えれ

          見えない心に悩まされる

          ふりふり三原則につとめる

          他人から言われた言葉は ネガティブなほどに頭に残るから困る なぜにそこまでして健気にそんな事を 振り返らなければいけないのかと悲しくなる 我が頭の無駄な機能 切り取ってしまえたら生きやすいだろうに それができないから悩み事 他人といるのは疲れてしまう 君と一緒にいる時は 朗らかな心で居られるのに 他人だと疲れてしまうのは不思議だが きっとそんなものなのだろう だからわざわざ ざわざわする気分を味わう為に 出かけなくても良いはずなのに 生活の為には

          ふりふり三原則につとめる

          紙の本が好き

          手には紙の本 鼻腔をくすぐる紙の本だからこその 匂いが好きだ 目には文字 頭の中で声を出して作者が描いてくれた 世界の色彩に浸り込む 読み込み飲み込み 染み込ませていく 脳みその皺の奥底 ページをめくっては 新たな刺激に出会い興奮して 時間も忘れてのめり込む 作者のクリエイティブで エンターテイメント性に 富んだ作品と僕の想像力が混ざり合って 記憶に残るワンシーンを作り上げていく 時間という概念を飛び越えて 10年経とうが20年経とうが 忘

          紙の本が好き

          夜更け過ぎのあめあられ

          夜更け過ぎにいきなり どしゃどしゃと雨が降り始めた 水滴が爆弾の様に弾けて割れていく 建物が揺れて濡れて音を立てて軋んでいる 雨という生き物 獣の様な唸り声 闇夜の向こうの話し声 割れて弾けて滴る水の流れ 溜まり溢れ彷徨う水溜り 生き物の様に街を飲み込み 生き物の様に蹂躙していく 僕らはなすすべもなく家の中 膝を抱えて怯えている事しかできない どしゃどしゃと ものすごい勢いで降り続く音 あぁ暗い夜空が瞬いた 雷が加わり嵐はより一層 激しさを増

          夜更け過ぎのあめあられ

          岡崎城の亀の石像

          色褪せた写真に映る 小さな頃の僕と母の姿 後ろには岡崎城が聳え立ち 僕は亀の石像に跨って カメラに向かって ピースサインを送っている 亀の石像はずっとその場所にいてくれる 友達と言うよりも家族 昔から可愛がってくれる 優しい祖父の様な存在感 だから岡崎城に来たら 龍城神社や菅生神社にお参りした後 必ず亀の石像にも手を合わせにいく 嬉しくなるし懐かしくなる 安心できる存在だし しばらく会っていないと あぁそろそろ会いに行こっかなと なる存在とし

          岡崎城の亀の石像

          春の夜の演奏会

          日曜日の夜 真っ暗な部屋の窓辺で 風呂上がりの火照りを 冷ましながら微睡みの一時 目を閉じて夜の囁きに耳を傾ける ジィーージィーーと 闇の中で何かが鳴いている 得体は知れないが不思議と心地よい音色 時折アパートの前の線路を 電車が走っていく時だけ ジィーージィーーは ガタンガタンと飲み込まれ 走り過ぎるとまた ジィーージィーーと 何事もなかったかの様に歌い出す 闇の向こうのそいつらは 僕が息を潜めて 聞き耳を立てている事に 気づいているのだ

          春の夜の演奏会

          青い光の誘惑

          片手に無ければ落ち着かない いつだって視界に入っていなければ落ち着かない 鳴れば応えなければいけない気がして ソワソワしてしまう 林檎の名を冠した悪魔の誘惑 君が居なければ成り立たない日常 友よりもかけがえがなくて 愛よりも深く溺れて 慕うというより狂うおしいまでに 依存や執着と表現した方がぴったりな関係性 悪魔は何も語らない 僕らが求めているだけ 悪魔は何もしない 僕らがはまり込んでいくだけ 悪魔は何も悪くない 僕らにこそ原因がある 甘く香る

          青い光の誘惑

          思い出の色

          日毎に満ちていく桜の木 着飾り過ぎて重たくなってきたから そろそろ脱ぎ捨てていこうと してる様子の桜の木も見受けられ 慌ててお花見に向けて 出発する人の姿 思い思い カメラを向けては切り取る 4月の思い出 振り返れば思い出す 綺麗な桜の木の下で ピースサインをして 映り込んだ若かりし頃の写真 愛していたあの人も 今はちょっと離れたところに いるその人も街のどこかで 春の陽気さをひしひしと 感じてるのかもしれない 見知らぬ人たちの笑い声が

          思い出の色

          歩き出す一歩目

          温い春の日差しが 人を動かし 鳥を呼び込み 土塊から緑が顔を出す 咲く桜に散る桜 挟まれ眺める事を風情と 呼ぶにはまだまだ僕は 大人になりきれない子供模様 子犬の様に駆け回り 子猫の様に甘えながら 愛して欲しいから訴えて 好んで欲しいからアピールして 君にだから伝えたくなった心の声も 君は、僕だから、受け入れてくれたのだと 言ってくれたのが嬉しかったんだ 流れる様に今日が昨日になり 積み重ねていく様に 忘れていく思い出の数々 その中からふと

          歩き出す一歩目