良い子の自己肯定感と親

私は家とそれ以外じゃ、全然態度が違います。

学校では話を聞くのも話すのも大好きです。

だけど、家では全く喋りません。何か尋ねられても、
・「はい」
・「うん」
・頷く
・「違う」
・首を横に振る
だけです。

それはそれで怒られますが。。

声が物凄く小さくなります。震えます。
声が出にくいんです。掠れるんです。
話すのが怖いです。

大抵の親というのは、今日子どもが何をしたのか、聞くと思います。

しかし、私は話したくありません。
そういう話題はそそくさと避け、逃げます。

自分の選択、行動、友達までも否定されるのが嫌だからです。
話したところでいいことが無いからです。

小学生の頃から、

「なんでそっちにしたわけ?こうすれば良かったのに」

「まだそんな事もできなかったの?おっそ」

「なんでそんな子と一緒にいるの?」
「あなたの周りはなんで偏差値低い子ばかりなの?もっと頭の良い友達はいないの?」

なんで自分の好きな友達まで悪口言われなきゃいけないんですか。
自分の事ならいくらでもいい。慣れてる。でも友達のは言わないでくれ。
とっても優しくて、面白くて、安心できて、思いやりのある友達なのに。何を知ってるんだ。
偏差値が全てですか。
所詮学校の偏差値なのに。

毎日私の友達に、私のフリをして返信してました。

勝手に男の子にお付き合いOK出してました。
所謂スペックの高い男の子。
勉強も、運動も、絶対音感からのピアノも、顔も。
成績を比べられます。
勝手にデートの約束も何度もこぎつけました。

私はただ、話を聞いてほしかっただけ。
「へぇ〜そんな事があったんだねぇ!」って言って欲しかっただけ。

話しかけると、「は?」

テレビを見ていても、
「この人嫌い」
「可愛くない」
「どこがかっこいいの?」
「よくこんなんでテレビ出れたね」
「何このコメント。テレビ舐めてんの?」
「誰これって感じw」
「つまんな」

ずーっと悪口ばっかり。

悪口を聞くと心が痛みます。

何でも被害者発言
「私の事どうせ嫌いなんでしょ」「早く嫌いって言えよ!!!」

自分のやりたいこと
「あんたなんかにできるわけ無い」
「向いてないよ」
「無理だよ」
「やめなよ」
「どうせダメなんだから」

だからでしょうか。「あなたなら大丈夫」って言ってくれる先生方が大好きなんです。

甘えですか?

そりゃ、肯定してくれる人は好きでしょう。

先生だって、友達だって、他人。
人生の責任をとってくれるわけじゃない。

「親だから厳しく言うんだよ」
わかる。

でも人付き合いって、「この人は責任をとってくれるのかどうか」で決めるもんじゃないと思うんです。
誰といるかなんて、当人達に選択権があるんです。
この人と一緒にいたいとか、話したいからじゃないんですか。
一緒にいる事を選んで一緒にいるものじゃないんですか。

学校は良い子が好きなんでしょうか。

良くできると、ひいきされるんでしょうか。

保育園の頃から、私について
「いい子だね〜」
「手がかからなくていいね〜」
「静かだね〜」
「いいな〜」
「ものわかりがいい」
他の親に、私の親が言われてました。
弟がいるので自分なりに迷惑がかからないようやってました。
私は自慢げでした。
嬉しかったです。
怒られることを回避しました。
こうしていれば怒られないと思っていました。

でも、
「子どもらしくない」
「娘ってもっとキャピキャピしてると思ってたのに」
「つまらない」
「面白くない」らしいです。

その上「娘なんだからスカートを履け」
「なんで青が好きなの?普通ピンクでしょ」

「いい子」ってなんですか?

どれだけ「いい子」に生きてきても、
親からは褒められなかったです。

「もっとできるでしょ」って。

「ここまでいったら🆗」みたいなものがなくて。

ゴールがなくて。

永遠に頑張らなきゃいけない状態が続くんです。 

大人から見て、私は扱いやすかったんでしょうか。 

逆に言えば、それだけの人間でしかなかったんでしょうか。

私は言われたことしか、教科書通りのことしか、信じられなかったし、自分の気持ちが信じられませんでした。

自分が何をしたくて、何が好きで、何を考えているのかわからない時期もありました。

大人の言う事を聞いてるのが一番楽です。

自分の選択した行動に
「もっとこうすれば良かったのに」と言われたくないからです。

先生は言う事が終始一貫してます。

でも、親は言う事がコロコロ変わります。

歳を重ねるに連れ、
「何でもかんでも人のせいにするな」と言われました。

私は「自分で物事を選択する方法」を知らなかったのに。

だからこそ私は、子どもたちに、全ての生きる人に、「自分を大切にできる人」になって欲しいんです。

自分を大事にできなきゃ、信じられなきゃ、
人の事も信じられないし、愛せないし。

人と関わる事は欠かせないのだから、
心の底から気持ちよく、他人を大事にできる人になって欲しいです。

自分を大事にした上で、誰かに優しく、誰かを幸せに。

どんなに他人を大事にしたって、自分を嫌いじゃ、
自分の気持ちにモヤモヤして勿体無いと思うのです。

「こうなって欲しい」というのは、押しつけなんじゃないか、と毎日考えますが、聞かれたら私はそうやって答えます。

あとは、「応援される人」
どんな人かと言うと、
・挨拶ができる
・感謝を伝えられる

当たり前のことだけど。。
中学に行っても、高校に行っても、大人になってからも。
どこに行っても、応援される人。
きっと味方や力を貸してくれる人ができます。

何不自由なく生きられている事には感謝ばかりです。
それなのにこんな事を考えてしまう自分に更に嫌気が差します。
本当親不孝者なんです。

自己肯定感が全然ないです。
自分の長所なんて。。。
短所は沢山見つかるのに。。。

自己肯定感の話はまた今度。

だから、自分の素直な気持ち、選択を信じられる事が必要だと思います。

自分だけは、自分の事を愛して、自分の一番の味方になって欲しいと思うのです。

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