「多様性」が自然すぎて話題にすらならない世界へ

ずっとずっと遠い未来になるかもしれない。今のアメリカで、公共の建物は全てバリアフリーでなくてはならないように、日本でもバリアフリーこそが当たり前の世界になっていけたら良いのにな。

今はまだ、「白人、黒人、ハーフ、障害者、LGBTQの人達にとっても住みやすい世界」というのがスローガンなのだろう。

しかし、本当の意味での多様文化というのは、そもそも多様性が当たり前すぎて、隣に座る人の人種の違いが目にすら止まらない。車椅子の同僚を見た時に、同僚が見えても、車椅子ということは気にすらならない。こんな世界が訪れることを切に願う。

それまでに、もっと障害者についてどう思うかや、LGBTQについての意見、人種に関しての意見などがもっとオープンに話し合われることが必要だろうな。

この企画のように、「多様性」をテーマにした作品を集めることで、多くの方々が実に様々な自分と同一ではない当たり前に接することで、世界が広がる必要があるのだろう。

そうして、先ずは存在を知り、各々が一体どういうものなのかを認知し、議論し、より理解していく中で、それらの違いが混在するのが自然な世の中になっていくのだと思う。

職場でお客さんに会った時に、「車椅子なのに」とか、「あなたのような人」とか、「それでも働ける」とか、「あなたのように頑張らないと」と初対面で先ず違いを指摘され、それをマイナスかプラスのいずれかに当てはめてから、会話が進む。

しかし、現代では、隣の人が何処の都道府県から来たかなど、気にも止めない。同じように、見た目が自分と違ったり、今話題のマイノリティーであるということすら気に留めない世の中になったら、もっと生きやすくなるのではないだろうか?

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