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年齢とともに「お酒」が弱くなる理由

こんばんは。

先日、友人と晩酌をしたときに、30代から急にお酒に弱くなったという話をしていました。そこで、今日は、医学的にみた「お酒」に弱くなる原因を書こうかと思います。

原因は主に2つ

①水分量の低下

まずは、体内の水分量の低下が大きな原因としてあります。

人間の体内の水分比率は、新生児のころは80%以上と非常に高いのですが、年齢とともに水分比率は下がっていきます。

アルコールを飲めば、体内の水分中に溶け込むのですが、体内の水分量が少なくなれば、アルコールを溶かす対象の量が減るので、血中のアルコール濃度が高くなりやすいのです。

ちなみに、成人男性と成人女性で、男性の方が酒豪が多いのは、女性に比べて体格が大きく体重も多いため、水分量も多いからということもあります。また、ダイエットをして、体重が減ったら、アルコールに弱くなったというのも、同じ理由です。

また、高齢者(60歳以上)になると50%台になってしまいますので、高齢者のアルコール中毒や依存になりやすい点も注意です。

②肝機能の低下

2つ目は、肝機能の低下にあります。

これは、高齢にともない、徐々に機能は低下していくものですが、食習慣や生活習慣にも影響をうけます。

若くても、睡眠不足やストレス過多、油ものや添加物の多いものを食べ、多量の飲酒を毎晩している場合は、機能が低下しやすいので、若くてアルコールの分解が遅くなったと感じる人は、生活習慣を見直した方がよいかもしれません。

◆まとめ

ということで、年齢とともにお酒が弱くなる原因は、①水分量の低下、②肝機能の低下ということです。

飛行機にのると、酔いがまわりやすい理由も水分不足(気圧の関係で脱水になりやすい)ですので、大量の水を飲みながら、飲酒してみてくださいね。

ではでは、今日も素敵な夜を☆

嬉しいです^^ 美味しいコーヒーと一緒に今後の医療談義をしたいなと思います。