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あなたの周囲は敵じゃない、味方です

10〜20代の頃、孤独を感じていました。
同時に、イライラもよく感じていたことをふと思い出しました。

「私ばっかりいつも大変な思いをしている」
そう思っていました。


〇なんで私ばっかり?

「私ばっかりいつも仕事が多い」
「私ばっかり大変な思いをしている」
「なんで、いつも私ばっかり?」

いつもイライラ、カリカリしていました。
自分ばかり貧乏くじを引かされているような気分。

若さのエネルギーもあり【やり場のない怒り】のようなものを常に抱えていたように思います。

同時に、強烈な孤独を感じていました。

気づけば周囲は敵ばかり。

大っ嫌いな人が多いのに、逆に自分は嫌われたくないという矛盾も抱えていました。

〇孤独感からくるイライラ

孤独。
職場にも家にも味方はいないと感じていました。

友人はいましたが、味方とかそういう類ではないと思っていたので、時には嫉妬の対象となり

「自分は環境に恵まれていない」
「誰も助けてくれない」
「いつも一人だ」

と思っていました。

そう思い込んで、一人でイライラ…

だから、すべて自分で何とかしようと頑張りました。

これは自分一人で乗り越えなければならない。
やり遂げなくてはならない。

常にそういう緊張感の中で頑張ってきました。だから鬱にもなったんだと思います。

〇共同体感覚と他者貢献

鬱も乗り越え、年齢と共に怒りのエネルギーもトーンダウンし、さらに考え方が良い方向へ180度変わったのは、アドラー心理学の本「嫌われる勇気」との出会いでした。

共同体感覚】とは、他者を仲間だと見なし、そこに自分の居場所があると感じられること、です。

アドラーの唱える“共同体“は、学校や職場なんていうレベルではなく、宇宙や過去・未来までも含むすごく広い範囲のことです。

そもそも「人は存在だけで、他者貢献している」というアドラー。
どんな人でも、共同体に貢献していると。

例えば、パンを買う。
何もしていない人でも、食事はとりますよね。

パンの先に、人がいる。
あなたがパンを食べるだけで、パン屋さんは喜ぶし、小麦を作る方々も喜ぶし、それを運ぶ人も喜ぶ。

一人でも、共同体の中に生きている、貢献している、という考え方です。

自分は孤独だと信じていましたし、共同体の一員なんて思えなかったので、輪の中にいて貢献できているかもしれないという感覚に喜びを感じました。

〇共同体感覚で生きる

おかげで今、共同体感覚を持てています。

「周囲は、私を助けてくれる味方である」
「周りの人たちは、いつでも私を助ける用意がある」
と思えています。

助けてほしい時には、声を掛ければいい。
一人でイライラしながら頑張っていた頃は「察してよ」なんて思って、そんなことすら思えていませんでした。

周囲と戦っていたあの頃。
共同体感覚があれば、もっと気楽に生きられたかもしれない!と今なら想像できます。

一人で頑張っている人、いませんか。
あなたの周囲は、敵じゃない。味方です。



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