見出し画像

「最期に死ぬ時。」の話をしよう。

はじめまして。
関口祐加監督によるドキュメンタリー映画シリーズ『毎日がアルツハイマー』(略して『毎アル』)の公式noteです。

『毎アル』シリーズとは、映画監督の関口祐加さんが、認知症の母との自宅介護生活を通して得た、気づきや学びをドキュメンタリー映画としてまとめたもので、これまでに『毎日がアルツハイマー』(2012年)、『毎日がアルツハイマー2 関口監督、イギリスへ行く編』(2014年)を劇場公開してきました。そして、今夏 7/14(土)より、シリーズ最新作にして完結編となる『毎日がアルツハイマー ザ・ファイナル〜最期に死ぬ時。』がポレポレ東中野、シネマ・チュプキ・タバタほか全国にて順次公開されます。

認知症の症状が現れ始めた母の介護をしようと、29年間過ごしたオーストラリアから関口監督が帰国したのが、2010年1月のこと。そこからスタートした母娘二人の自宅介護生活は今年で9年目に突入しました。ここ数年、母だけでなく自分自身の老いも感じ始め、人生の終わりに自然と意識が向くようになったと言う関口監督が、『毎アル』シリーズの最後のテーマに選んだのは、誰しもの人生に訪れる「死」です。

ガンで緩和ケア病院に入院していた友人の死をきっかけに、「人生はいつか必ず終わる」ことを再認識した関口監督は、母と自分自身の「死に方」を考える旅に出ます。そして、オランダ人医師やスイス人医師との対話を通して、緩和ケア安楽死自死幇助といった「死の選択肢」を一つ一つ考察していきます。

このnoteでは、『毎アル ザ・ファイナル』公開までの間、映画のテーマに沿い、「死」についての記事を定期的に更新していく予定です。「死について考える」といった時、具体的にどのようなことを考えればいいのか。「死」を前にどのような問題が起こり、どのような決断を迫られるのか。様々な方へのインタビューを通して、最期の時にまつわる知見を皆さまと共有し、「生き方」と同じように「死に方」をオープンに語っていければと思っています。

次回の更新では、関口祐加監督のインタビューを掲載予定です。どうぞお楽しみに!

『毎日がアルツハイマー ザ・ファイナル〜最期に死ぬ時。』
7/14(土)〜ポレポレ東中野、シネマ・チュプキ・タバタほか全国順次公開


映画監督である娘・関口祐加が認知症の母との暮らしを赤裸々に綴った『毎アル』シリーズの公式アカウント。最新作『毎日がアルツハイマー ザ・ファイナル 最期に死ぬ時。』2018年7月14日(土)より、ポレポレ東中野、シネマ・チュプキ・タバタほか全国順次公開!