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会社が目標達成するために必要な3つのものとは?

「わが社の社員は優秀なんだけど、個人プレーが目立つなぁ」、「なんか、社員間がギスギスしてるなぁ」、「社員のモチベーションがあがらないなぁ」なんてこと、きっとあると思います。

業務は回っているけど業績があがらないなど、社長が思うような成果が出ないのは会社組織が適正に機能していないことが考えられます。

今回はそんな思いをされている社長にご参考になればと思います。


1.会社組織が機能するための3つの要素

会社の組織を機能させるためには3つの要素が必要だと言われています。

1つめは、組織内の個々のメンバーが一体となって働くための指針となる「共通目的」です。

2つめは、社員の能力と意欲を最大限に引き出し、組織全体のパフォーマンスを向上させる要素である「貢献意欲」です。

最後に組織内の円滑な情報共有と相互理解を促進する重要な要素である「コミュニケーション」です。

これら3つの要素はアメリカの経営学者であるバーナードが組織を成立させるための重要な条件であるとして提唱したものです。

2. 共通目的があることの重要性とは

会社には経営理念があり、それに基づいたビジョン、ミッションや行動指針などがあります。

ここでいう共通目的はこれらを実践し、浸透させることで得ることができます。

共通目的は、組織が達成したい具体的な成果や方向性を示し、社員が一体となって取り組む基盤となり、組織内の全ての社員が共有する明確な目的(何のために)や目標(どのくらい)を指します。

3. 貢献意欲を高める方法とは

共通目的に向かって社員自身が考えて自ら業務に取り組み、その貢献が組織の成功にどのように寄与するのかを理解させます。

さらに社員の仕事の成果や貢献をフィードバックをして、しっかり評価してあげることで貢献意欲を高めることができます。

もし、貢献意欲を高めることができていないとすれば、人事評価制度を見直す必要もあるかもしれません。

4. コミュニケーションの円滑化に必要なこととは

まずは、相手に話しかける準備をしてみましょう。
話題を準備してみたり、相手の話を聴く姿勢を心がけたりすることでコミュニケーションを取りやすい環境ができます。

部下から上司への報・連・相を待つだけでなく、「そういえば、依頼していた○○についてどんな状況かな」とか上司から話しかけても良いと思います。

リラックスした環境を作り出し、コミュニケーションを積極的にとる社風になるよう心がけてください。

5.組織の3要素を機能させると…

共通目的、貢献意欲、コミュニケーションが機能すると、組織は統一された方向性を示すことができ、社員は共通の目標達成に向かって協力し、成果を上げることができます。

貢献意欲が高まることで、社員は自己成長や組織への貢献に意欲的に取り組み、高いパフォーマンスを発揮します。

また、コミュニケーションの円滑化により、情報や意見がスムーズに共有され、問題解決や効果的な意思決定が可能となります。

結果として、組織は協調性と効率性を高め、目標達成や組織の成長を促進することができます。

この機会に今一度、自社内をぐるーっと見回していただき、現状どのような状況になっているかご確認されてみてはいかがですか。



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