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【短歌】よろづの言の葉

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「やまと歌は人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける」 先人もすなる短歌といふものを、僕もしてみむとて詠んでみます。
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君想う私の心は網の上
温められて膨らんでゆく よろづ萩葉

年の瀬にふと気がつくと見つめてる
積み上げられた、みかんの山を

視線の先は蜜柑か、未完か…

詠いたい三十一文字の短き歌
飾らぬ思いを言葉に乗せて

君を推すこころの消ゆることあらば
末の松山波もこえなむ

訳)
あなたを推す気持ちが消えることがあったら、末の松山を波がこえるでしょう(そんなことはありえません)