マガジンのカバー画像

共感社会へ向けて

75
共感から広がる世界についてのnoteをまとめています。
運営しているクリエイター

記事一覧

夏野菜の準備も着々と

夏野菜の準備も着々と

端境期。

そうです、4月は一年のうちでたぶんもっとも収穫出来る野菜が少ない時期です。
でも夏野菜のための様々な準備をしなくてはならない農繁期でもあります。

収穫出来る野菜、売れる野菜はほとんどないけど、やる事は山のようにある時期です。

マーフィーズファームでは、いまこの時期はトウモロコシの種まき、定植、ナスやピーマンなどの定植が主な作業になります。
定植するためには前段階として畑の土づくりを

もっとみる

CSAは本当に双方向の支え合いか

前回の記事でCSAの募集について書きました。

CSAは"Community Supported Agriculture"の略で「地域支援型農業」と訳されます。
前回、農研機構のCSAの紹介ページから引用した"生産者と消費者が連携し、前払いによる農産物の契約を通じて相互に支え合う仕組み"という言葉を用いました。

でも、その後、よく考えてみたんです。
CSAって相互に支え合う仕組みなのでしょうか。

もっとみる
2024年度のCSAのご案内

2024年度のCSAのご案内

今年ももう立春も過ぎ、季節は啓蟄になりました。
様々な種まきが始まる季節です。

毎年、この季節にはCSAのご案内をしています。

CSAとは、生産者と消費者が連携し、前払いによる農産物の契約を通じて相互に支え合う仕組みです。

農業は、作物を育てるために元手が必要になります。しかし、天候や気候変動、天災などの影響により、必ずしも収穫まで辿り着けるとは限らない産業です。
また、収穫できたとしても豊

もっとみる
サプリメントと農薬の安全性

サプリメントと農薬の安全性

今はドラッグストア以外でも、コンビニでも百均ストアでも、いろんなところで手軽に買えるようになったサプリメント。
代表的なビタミン類やミネラル類のもののほか、セントワートジョーンズやグルコサミン、DHAやトンカットアリなど、聞いたことあるモノから全く聞いたこともないようなモノまで実に様々な種類のサプリメントが売られています。

サプリメントはそのほとんどが「食品扱い」です。
医療品や医薬品とは異なり

もっとみる
子どもによる大人マルシェへの挑戦

子どもによる大人マルシェへの挑戦

昨年末、2023年12月26、27日の2日間で
「子どもたちが挑む大人マルシェ」という企画を行いました。

これはどういう企画かというと、、

まず農園に来てもらって、
子どもたち自身で畑に入り、
野菜たちの様子を見て、
自分たちで野菜を収穫し、
それを食べ、
味を知ってもらう。
ここまでが1日目のスケジュール。

翌日は、自分たちが採った野菜で
東京の大崎のマルシェイベントに参加し、
自分たちで

もっとみる
能登半島地震チャリティマルシェ

能登半島地震チャリティマルシェ

あっという間に2024年も2週間が過ぎてしまいました。
本当にあっという間です。

2024年は元日から能登半島地震という自然災害に見舞われる年明けとなってしまいました。
まだまだ現地では捜索活動も続いていますし、避難生活を送っている方々がたくさんいます。
日本はとても地震の多い国ですが、それ以外にも台風や大雨など毎年のようにどこかで異常気象による災害が起きていたりします。
こういった自然災害は本

もっとみる

歯磨き粉のフッ素って安全なの?

ドラッグストアやスーパー、コンビニなどで売っている歯磨き粉。
見るとほとんどの製品に「フッ素」が入っています。
歯を磨いた後に、フッ素が歯をコーティングして虫歯から守ってくれる、という効果を謳ったものが多い印象です。

一方で、最近、環境や健康への影響が話題になっているPFOA、PFOSのいわゆる「有機フッ素化合物」(総称してPFAS(ピーファス)と呼ばれたりします)
そう、これもフッ素が含まれた

もっとみる

友だち100人できるかな。を目標にする

”友だち100人できるかな”
童謡「一年生になったら」の一節です。
小学校に上がる当時、100人は無理じゃろー?と子ども心に思いました。
それから歳月を重ねて、100人の友だちは出来たのか、考えました。
知り合いは増えました。
直接お会いしたことがある人、ネットのSNSだけの関係性の人、いろいろです。
でも友だちって、なんでしょうね?
私は結構打ちとければすぐ友だち感覚になってしまうタチなんですが

もっとみる
PFOA、PFOSの発がん性について

PFOA、PFOSの発がん性について

以前の記事でPFOA、PFOSについて触れたことがあります。
その詳しい内容についてはこちらをご確認ください。

簡単におさらいすると、PFOA、PFOSともに生活の様々な場面で用いられている界面活性剤です。PFOAは食品包装紙にも使われていました。
極めて安定した物質群であることがその特徴なのですが、そのあまりの安定性がむしろ仇をなし、自然分解せずに長期間環境中に留まってしまい、自然や生物への影

もっとみる

ネオニコチノイドと子どもの発達の関連性

私は以前からネオニコチノイド系農薬の安全性に疑問を持っています。
それに関するnoteもいくつか書きました。

そんな中、今年2023年11月、国立環境研究所のエコチル調査コアセンターによるネオニコチノイドと子どもの発達指標に関する研究結果が発表されました。

と、その前に、エコチル調査とはなんぞや?という所ですが、
「エコロジー」と「チルドレン」を組み合わせての「エコチル調査」という造語のようで

もっとみる
初めての北海道 ~生産者に会いにいく旅~その4

初めての北海道 ~生産者に会いにいく旅~その4

旭川から余市町まで高速道路で約200キロ弱。およそ2時間半の道のりになります。
さて、余市といえばウィスキーが有名ですが。

ここには、X農業界で畏敬の念を込めて”ラオウ”と称されるある漢がいるのです…!
その男の名は…

カワイさん!ドンッ!

カワイさん、本名は一切不明(川合秀一)
有限会社カワイの代表を務めています。

そして、農カード発案メンバーの一人でもあり、農カードNo.1に君臨する漢

もっとみる
初めての北海道 ~生産者に会いにいく旅~その3

初めての北海道 ~生産者に会いにいく旅~その3

さて、あいばさんのサロマ湖を後にして、次に向かうは余市町。
あのウイスキーでも有名な街です。

佐呂間から余市までは約345キロの道のりです。
フェリーを降りた苫小牧から佐呂間までが約350キロだったので、ほぼ行って帰ってくるような距離感です。
こちらも高速道路で4時間半くらい。

ただ、今回の生産者に会いに行く旅では、特に名所巡りやグルメ巡りなどは考えていなかったのですが、一箇所だけ、北海道に来

もっとみる
初めての北海道 ~生産者に会いにいく旅~その2

初めての北海道 ~生産者に会いにいく旅~その2

前回の続きです。(前回はこちら)

苫小牧から佐呂間まで350キロを4時間半。
待ち合わせ場所に着いたのが18時半ごろでした。
あいばさんたちはギリギリまで仕事をしていたそうで、我々の方が少し先に着きました。
場所は、旬菜酒房「山桜」さん。あいばさんからご指定のお店です。

あいばさん登場〜〜〜!!
さっそく、一緒にお店へ入ります。

初めてお会いするあいばさんご夫婦。

美味しい食事に舌鼓を打ち

もっとみる
初めての北海道 ~生産者に会いにいく旅~その1

初めての北海道 ~生産者に会いにいく旅~その1

先日、北海道へ行ってきました。
フェリーに乗って。

事の発端は昨年に遡ります。
一年前の9月、ときどきポケマルやマルシェで野菜を買ってくださる方から、
「良かったら北海道の生産者巡りをしませんか?」
というお誘いを受けたのが始まりです。
ただ、昨年はフェリー乗船券などを用意したにも関わらず、ちょうど台風が接近していて、フェリーは欠航となり、この計画は延期となっていました。

それから一年、今年は

もっとみる