note_アートボード_1

SnapChatの素晴らしさを受け継ぐ、HeyChatが目指すコミュニケーションのあり方

* ここで挙げているSnapChatの素晴らしさというものは僕の主観によるものです

まずはじめに

HeyChatという、24時間限定で10人だけとマッチングするチャットアプリをリリースして4日たった今、いろんな方に使っていただき、いろんな方に意見をいただき、そして、ゴールとしている”人と人との繋がりのよろこび”を開発者自ら、体験することができています。

使ってくださっている方、皆様、いつもありがとうございます。そして、まだHeyChatを使ったことのない方はぜひ使ってみてください!!

こちらからみることができます。↓

https://itunes.apple.com/jp/app/hey-chat-%E3%83%98%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%88/id1369983791?mt=8

今回は、先週の金曜日にリリースしたHeyChatというアプリについての思想や僕の自論・SNSの見方を自分の迷った時に振り返る場所として、書き綴らせていただこうと思います。文章構成能力が低いので、多少読みづらいかと思いますが、気持ちと思いを馳せて書きます。ぜひ最後まで読んでいただければ嬉しく思います。

背景

開発的なところからお話しすると、このHeyChatは着想から実装まで1週間程度で1人でデザインからコーディングまでしました。

結局リリースできたのは1ヶ月後で、アプリの特性上、審査が厳しいのもあって、審査通すまでに10回くらいリジェクトをくらい受けたりしたので遅れてしまいました。Appleさん厳しかったです。

何を使ったかとかどういう工夫をしたか という話は僕よりためになる記事がネットにありふれていますので、今回は僕にしかできない僕の思想の話をします。

僕は元々、誹謗中傷とかインターネット闇歴史のように残ってしまう体験を消すべき箇所はあるんじゃないかと考えており、”消える体験”という、諸行無常な要素を持っているクローズドSNSを作りたいなと思っていました。(詳しくは後述しています。)

そんな中、Storyという形でSnapChatが僕の思想と似た形(主観です)でアプリをリリースしていることを知りました。ということでタイトルにSnapChatを付加させていただきました。

SnapChatの素晴らしさとSNSの本質

HeyChatの説明をする前に、まずは僕がSnapChatと同じようなストーリー・消える体験が素晴らしい形だと思った、SNSを作りたいと思ったきっかけのお話をさせてください。

時は3年くらい前、SNSの奥底にある本質は何だろう?と考えたのがきっかけです。SNSのコアにあるものって何だろうと時代とともにトレースしていくと

のろし→糸電話→ポケベル→インターネット→掲示板→携帯電話のメール→SNS

ざっくりとこういう感じで時代は繋がっているなーと思ったのです。どの時代でも、何かを「伝えたい」「聞いてほしい」という欲求からくるのがSNSなのかなと、3年くらい前の僕は思ったわけです。

この話をすると、よく出てくるのは「”見栄”というのがSNSの本質じゃないの?」という議論です。後述しますが、それも完全な間違いではないけど本質ではない、と僕は思っています。

ただ、本当にピュアな形のコミュニケーションは「伝えたい欲求(聞いてほしい欲求)」にある、そう考えるとfacebookやtwitterのように、記録が残ってしまう体験はなんだか不自然だなーと思ってしまったのです。上記の歴史の中で、人は「伝えたい」「聞いてほしい」という欲求で進化を遂げてきている訳で、残したいと思って進化をしている訳ではない。 そう考えると別にいらないんじゃないのかと思ったのがSnapChatに共通した、消える体験につながるきっかけになります。

残したいという欲求はまた別の進化を経ている、それが交差しているのが今のSNSなのだと、僕は思っています。

そういう背景で、ピュアに本質を持ってプロダクトとなって出てきているSnapChatには、すごい影響を受けていました。この消える体験を引き継いだInstagram Storyも、毎回素晴らしいなと思って使っています。


オープンSNSとクローズドSNS

僕の自論にある交差しているSNSを、オープンSNSとクローズドSNSに分けましょう。

オープンSNSは鍵垢じゃないtwitterや ハッシュタグづけされまくるinstagramのように情報を広く発信するコミュニケーションをするSNS指します

対して、クローズドSNSは鍵垢で交流しているtwitterやsnapchatもそうです。クローズドSNSは閉鎖的なところでコミュニケーションをするSNSを指します。

コミュニケーションの形はまずはじめに1:1の対話があります。そして1:特定、1:不特定多数、そんな感じで広がっていく。でも根本にあるのは1:1の対話なのです。だからこそ輪が狭ければクローズ、輪が広ければオープンという分け方をすることができると僕は考えています。

ここで、僕が思うSNSの本質の話を振り返ると、

本当にピュアな形のコミュニケーションは「伝えたい欲求(聞いてほしい欲求)」にある

つまり、クローズドであればあるほど、「伝えたい欲求」の強さは増します。そして、「見栄」や「インスタ映え」というのはあくまで、この「伝えたい欲求」の延長線上にある要素にすぎない。僕はそう考えています。

人がSNSを使う根本にあるのは伝えたい欲求(聞いてほしい欲求)で、残したいとか勉強したいとか他の欲求もあるとは思いますが、進化の歴史の上にあるのは、伝えたい欲求でしかない。そう考えています。

だから残せるかどうかや、自慢できるかはとりあえず二の次な要素だ、そういう風に僕は思っています。まずは伝えたい欲求を満たす必要があります。

そして今は絵文字という画期的発明があります。そして、動画や画像、色々エモーションを伝える発明があります。そういうたくさんのツールがある時代だから、いい時代だなぁと思います。

そして、「世界をオープンにしたい」というザッカーバーグさんの言葉はどこまで思考が発展した先にでた発言なのかも気になっちゃいますで。(何の話かわからなくなっている)

以上が僕がSNSに持っている思想です。全然不十分、まだまだ見えてないなと思割れることもあるかと思うのですが、どんどん進化させてどんどん打数を重ねて磨けばいい。という感じです

僕のポリシーとして1打席勝負は初めから考えておらず、シーズンを通して打てればいいと考えています。だから1つ外しても、次、あるいは次の次を取りに行けばいい。人生は減点式じゃなくて加点式だと考えております。


HeyChatの着想

 まずはじめに作るのはクローズドのサービスと決めました。

それはシンプルにピュアな形のものを作りたい。ピュアな形のものを作れば、より複雑なものを作りたくなっても作れる!というシンプルな話です。

そうすると必然的に ”伝える聞けるに忠実”な形、クローズドであって、コミュニケーションの相手は"1:X(Xは定数)"であってほしい。 

より伝える聞けるに忠実なプロダクトということは、掲示板のようなサービスよりはチャットのサービスの方が良い。

そういうことで、”1日に10人”・”チャットサービス”という要素は決まってきました。

HeyChatを組み立ててくれる要素

 今までの流れでお気付きの方もいるかと思いますが、僕は自分の世界に閉じこもってしまいがちです。だからこそ、プロダクトを組み立てていく要素も、そういう自分の思想に基づいて構成していきました。

・「24時間という時間の縛り」

諸行無常という言葉にあるように、時間の流れ自然の摂理だと僕は思っています。時間は止められないし、変えられない。だからこそ、より本質的なプロダクトを目指す時には、色々変わっていく必要がある訳です。ピュアな形を作る上では必須の要素なのかなと思っています。 そう考えると、動きのあるサービスがいいなと思いました。


・「出会い」

出会いがあり別れがあるように、人と人との繋がりには段階があると思います。SNSを考える上で大まかに3つに分類して考えました。

出会い → 繋がり → 深み

繋がりに関してはtwitterやinstagramは最強だと思うので、作りたくないと思いました。そして、繋がりはオープンと相性が良さそうと思ったので、不適切だというのも理由になります。

そう考えると作れるのは2択になりました。出会いか深みか。深みとなるとカップルSNSや仲良しグループのSNSになる。

ここで僕は考えました。ひと昔前のインターネットは、メル友と呼ばれる文化やskype掲示板や、チャットルーム、mixiのコミュニティのような場所で新しい繋がりがいろんなところにあふれていたなーと。

でも、今って出会いという言葉から連想されるアプリは恋人発見アプリのイメージが強かったり、そうではなかったとしても、感覚的に負なイメージが付いていると思います。単純小僧な僕は「出会いを再定義しよう」

そう考えました。


・「あくまで出会いだけ」

よくある出会い系と呼ばれる異性を発見するアプリではLINEや他のSNSでのやりとりを禁止しています。が、HeyChatは禁止しません。(その先で何があるかは個人の選択ですので、干渉することではない) 

繋がり以降の部分はTwitterやInstagramでどうぞというのがHeyChatのスタンスです。だからこそ、あなたは気になった人にはLIKE機能を送ることで、相手にSNSを伝えることができます。そして、相手はあなたとSNSで繋がるかは相手が選択できる。

HeyChatが目指しているのは、出会いの素晴らしさ、人と人の繋がり温かみを感じられるサービス、そして出会いの機会を創出することです。実はコミュニケーションを求めている人、結構いるんじゃないでしょうか。


・「デザイン」

前述した「出会いを再定義する」、ので、アプリの名をHeyChatにしました。出会いの負のイメージを無くす為に、デザインはラフなコミュニケーションをするアメリカ人のようにPOPにしたいなと思いました。だから全体的に明るい感じです。

ロゴの背景色は目立たせたいから黄色(SnapChatもそうかな) ロゴは1度作ったら大幅に変更することはないだろうということで、HEY!を表現したロゴにしました。飽きないようにシンプルロゴにしました。


・「プロフ画像すらどうでもいい」

相手が男なのか女なのかはあまり重要ではないのが、このアプリです。負のイメージを除く為にも、男性かどうか、女性かどうか、相手の肌が白いか黒いかそういうのも、このアプリにとってはどうでもいいことなのです。それが結果として匿名のようになっているのだと思います。

シンプルにコミュニケーションをしたいけれど、できていない。

そういう人たちでも、パーティに参加している人と同じように人と出会い仲良くなれる。繋がれる。実際に僕は本当の意味でコミュ障で人の輪に入れない。そういう人でも気軽にコミュニケーションして、繋がることができる。それがHeyChatなのです。

熱い想いを語ったり、一昔前のメル友のように、他愛もない会話をしたり、人と人との繋がりっていいなと強く感じることのできるアプリにしたい。そういう思いが溢れています。


・「マネタイズについて」

これは時々聞かれるので、話したいなと思っています。ビジネスとして見ると、どうしてもバランス感が難しいのかなと思います。出口はどこなの?みたいな。

僕は今の段階では、事業という名目で、HeyChatを作っているわけではありません。今のところは本能的な創造活動です。

お金は受託なりバイトなりすれば稼げるけれど、コアユーザーはそう簡単には付いてくれない。良いことをしたら神様が味方してくれるだろうということで、まずは気楽に、コアユーザーをたくさんつけられる、素敵なアプリにするところを頑張ろうと思っています。

流行った後はニーズに見合った運営費が必要にもなるだろうし、もっと進化する為にそれに見合う投資も必要になってくるだろうけど、たらればじゃなくて現実を、今を考えようって思ってます。

逆に、ニーズがなかったとしても、受けなかったとしても、新しい発見があれば創造活動としては一歩前進できるから、それでいいんじゃないかなと思ってます。

・「UIと未来」

HeyChatのUIは上記の要素を表現した形です。骨組みを作れたのでブレない、だから、これからは、ここにたくさんの肉がついてきます。

みんなが楽しいなと思えるために、「伝えたい」「聞いてほしい」欲求を満たすために、また明日も使いたいなと思うために、そういう楽しい未来をベースに機能追加を行ってまいります。

最後に

色々書きなぐりで読みにくいかと思いますが、最後まで読んでいただいてありがとうございます。

今アプリの人たちの間で、話題の多いNYAGOという素晴らしいアプリがあります。(現在は公開を停止されているようです)

後発であるHeyChatは、ポップなデザインであるからそんなNYAGOと似ている!という声もあります。NYAGOは毎朝6時に消えるチャットアプリで、送信者は匿名、受信者は実名という、「久しぶり」な人とコミュニケーションができるという画期的発明をしている質問箱のチャットのようなアプリでした。

HeyChatは出会いを、NYAGOは繋がりから深みを、根本的に思想、抽象度もおそらく、全く異ります。(POPでエモーショナルなところは似ていると思いますが。。。笑) (*個人的な見解です、不十分でしたらすいません。m()m) 

「HeyChatは考えなしのアプリだ!」みたいな心無い声も直接マッチングしたユーザーに言われちゃいました(笑)。

しかし、HeyChatはしっかり思想を持って作っています。と強い自信を持って言えます。!

これを読んでSNSって素晴らしい、SNSを作ろうかなみたいな影響を受けた人がいるといいなと思います。ぜひフォローしてくださいね!!

HeyChatに関して思いを伝えた際に、ブログとして残した方がいいよと教えてくださった方も、ありがとうございます。自分の整理としても、迷った時に帰ってくる場所を作ることができました。

そんな感じで!

これからも、HeyChatをよろしくお願いします。(これからの人もお願いしますね!!)

heyChat : https://itunes.apple.com/jp/app/hey-chat-%E3%83%98%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%88/id1369983791?mt=8

SnapChat : https://itunes.apple.com/jp/app/snapchat/id447188370?mt=8

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?