190204_読書メモ_サマリー

【#読書メモ】幸せな人は「お金」と「働く」を知っている

「お金」と「働く」と「幸せ」の関係について描かれている凄くいい本。お金は手段、ありがとうは結果。


【特に気になった言葉まとめ】


【目次】
はじめに
第1章 これからあなたたちが生きる世界
第2章 「お金」を知る
第3章 「働く」を知る
第4章 「幸せ」を知る
第5章 あなたらしい幸せの見つけ方
第6章 社会を形作るものすべてに感謝を
おわりに
巻末付録


【著者プロフィール】
新井和宏
鎌倉投信株式会社取締役資産運用部長。1968年生まれ。東京理科大学工学部卒。1992年、住友信託銀行(現・三井住友信託銀行)に入社。2000年には、バークレイズ・グローバル・インベスターズ(現・ブラックロック・ジャパン)に入社。企業年金・公的年金などを中心に、株式、為替、資産配分等、多岐にわたる運用業務に従事し、ファンドマネージャーとして数兆円を動かした実績がある。だが2007~2008年、大病を患ったこと、そしてリーマン・ショックをきっかけに、それまで10年近く信奉してきた金融工学、数式に則った投資、金融市場のあり方に疑問を持つようになる。
※著者プロフィールは出版当時の情報となります。


【特に気になった言葉①】

いい会社とは。共通していえることがあります。それは、「これからの社会に必要とされる会社」であるということ。そして「人間としての成長ができる環境を提供してくれる会社」だということです。

この共通点は会社だけにとどまらず、全ての良いコミュニティに共通する内容だと思う。個人的にもいいコミュニティ(家族、地域、会社、国)を作るために、この2つを意識して貢献していきたいなと思った箇所。


【特に気になった言葉②】

●働くやる気はどこからくるのか。「ありがとう」という言葉は、あくまで自分自身が望んでした行為に対して、結果としてたまたまもらえる言葉にすぎません。不満を持たないためには、自分の外側にではなく、自分の内側に絶対的な評価軸を持つ必要があります。それは自分の成長を自分自身で感じるという軸を持つことです。このような評価軸を持てるようになると、もし「ありがとう」と言われなくても、自分自身を成長させ、もっと他者に貢献できる方法を見つけられるように、機会を与えてくれているのだと、前向きにとられることができますし、むしろそのことに「ありがとう」とこちらからいえるようになります。
●ありがとうと言われることを目的にせず、ありがとう言われるような状態に。

凄く共感する箇所。目指すべきは「ありがとう」をもらうことでなく、「ありがとう」を貰える状態ですね。そうでないと「くれない族」になり、自分のパフォーマンスや気持ちの上下が発生しやすくなると思う。


【特に気になった言葉③】

お金を目的にして生きてもきりがないのです。なぜならお金は手段であって目的ではない。言い換えれば、人生を生きる目的は「幸せ」になることであって、その目的を果たすための手段の一つとして「お金」が存在するだけなのです

例えるなら、お金はKPIで自分の幸せな状態がKGIだと思う。KGIに合わせたKPI設計をすべきだよなと思った箇所。


おわりに

この本義務教育の教科書にしたほうがいいんじゃないかな。





【その他に気になった言葉】

生きていくためには、もちろんお金が必要ですが、お金は幸せになるための手段であって目的ではないのです。お金を相手にする仕事をおよそ四半世紀してきた人間として、これだけはお伝えしたいと思います。
でも「お金だけのために働く」ことはやめてください。人は幸せになるために、生きるのであって、お金のために生きるのではありません。お金が目的ではなく、目的は幸せになることですよね。あくまで、お金はそのための一つの手段なのです。
企業に対して確かな視座を持っていなければなりません。この視座がなければ、自分以外の人の価値観に影響されて、他の人がいいといっている会社が、自分にとってもいい会社であるなどという誤解をしてしまうことになります。
自分が「必要だから買う」のではなく、「みんなが買っているから」「持ってないと恥ずかしいから」「あったらいいな」となんとなく、買わされている。そんなビジネスに多くの消費者が躍らされています。そのような状態では、欲しいと感じるものに際限がなくなってきます。
「貧しい人とは、何もない人ではなく、欲しがる人のことをいう」
ムヒカ元ウルグアイ大統領
また、経済学上のお金は「価値尺度」「交換手段」「価値貯蔵」という三つの機能を持つものと定義されています。
人生は、最初から結果や答えが分かっていたら、やる気になれませんよね。失敗することが最初から決まっていれば、新しいことに挑戦もしないし、勝てることが分かっているる試合ではドキドキもしません。人生は分からないから不安だし、失敗もします。でも、っだから面白いのです。
お金の山を登り始めると、幸せの山には登ることができなくなります。なぜなら、お金の山に登るとお金を目的とした人にしか会えないからです。
人が目指すべき幸せは他者との比較による相対的な目標ではなく、自分の中にだけrある絶対てきなものなのだとようやく気づいたのです。

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