物書きになりたい動物カメラマン

動物カメラマンの森山です。 いつもは人を撮る仕事をしています。最近は子供が生まれてから…

物書きになりたい動物カメラマン

動物カメラマンの森山です。 いつもは人を撮る仕事をしています。最近は子供が生まれてから動物を撮りに行く時間を確保するのが難しくなったので、隙間時間に文章を書いて載せております。

マガジン

  • 素敵な世界

    たまにはこれ見てどうでもいい気持ちになろう 視点を変えると見えてくるおかしな世界 気づいてないだけであなたのすぐそばにも転がっているかも

  • マンホールからベンガルトラまで

    ネパール旅行記 旅好きな動物カメラマンがマンホールに落ちたり、ワニの棲む川を歩いたり。 予想外の出来事にぎゃあぎゃあ言いながらもなんとか乗り越えていく実話。

最近の記事

夕陽を見るように生きていけたなら

私は夕陽が好きだ 沈んでいく太陽を何度眺めたことだろう そして何度も感動する 同じように生きて同じように感動する そういうふうに 夕陽を見るように生きていけたなら なんと幸せなことだろう

    • 素敵な世界#4 それぞれの主張

      たまにはこれ見てどうでもいい気持ちになろう。 4回に渡って掲載してきました「素敵な世界」いかがだったでしょうか。 人々の生活の中に落ちている様々な痕跡や欠片。そこから読み解ける事実や虚実を適当な解釈で一言添える写真遊びを今回はお送りしました。 散歩という日常の中から笑い、切なさ、恐怖を喚起させる何かを発見し、心をちょっとだけ動かす写真遊び。あー面白かった。 またいつかやりたいなー。

      • 素敵な世界#3 すぐそばにあるパラレルワールド

        視点を変えると見えてくるおかしな世界 気にしてないだけであなたのすぐそばにも転がっているかも 日常に潜む小さな物語り、見過ごしていませんか

        • 素敵な世界#2 写真の遊び方

          お金はなくても時間だけはあった当時。ひたすら知らない街を散歩をすることが私の習慣だった。そしてブラブラ徘徊しながらちょっとした違和感やリアルから少しズレたものを撮影していく。私の愛した時間。 それがこういう形で残っていて皆さんにお見せできるのは嬉しいことだ。 突っ込みたくなる写真、一言いいたくなる写真を集める遊び。 あなたもやってみませんか?

        夕陽を見るように生きていけたなら

        マガジン

        • 素敵な世界
          4本
        • マンホールからベンガルトラまで
          25本

        記事

          素敵な世界#1 趣ある写真たち

          昔の写真を整理していたら、関東の街をブラブラしながら撮りためた写真が出てきました。 私が好きな写真たちを集めてあります。癖のある味わい深い写真となっております。ご賞味あれ。 いかがでしたでしょうか。 どういうストーリーがあってそうなったんだろうと裏の背景を思い浮かべると素敵な気持ちになりませんか? #4までやる予定。 よかったら続きも見てね。

          素敵な世界#1 趣ある写真たち

          心さえ自由になれば

          私は特別である 私が私であるということはなんという特別だろう 今日は特別である 何をしてもいいとはどんなに贅沢なことだろう ここは特別である そうでなければどこにでも行けばいい 全ては特別である この心さえ自由になれば

          君の背中に

          ごめん。 本当の気持ちは ありがとうなのに。

          ある日、私の上に爆弾が降ってきた

          また近くに爆弾が落ちた 最近はあんまり驚かなくなった 逃げ惑う人々 助けを求める声 それを何をするでもなくただ 遠くから見つめるしかない自分がいた どうすることも出来ない 苦しい日々・・・ そんな毎日の中にも 心にとっておきたくなる愛しい瞬間がある その日常の瞬間を写真に撮る事が私の一つだけの好きなこと 窓から入ってくる私へ延びる光 道で踏まれても咲いてる小さな花 夕焼けに手を繋ぐ親子の影 カメラに写した小さな断片のひとつひとつが 私をここから離れたと

          ある日、私の上に爆弾が降ってきた

          北海道に住んで撮ったお気に入りの瞬間

          動物を撮りたくて北海道に移り住んだ動物カメラマン森山です。 どんな動物の写真を撮ってるかお見せしてなかったことに気づきました。 自己紹介代わりに私が撮った北海道の動物や自然を紹介したいと思います。 私のお気に入りの瞬間を集めました。 あなたのお気に入りはありましたか?

          北海道に住んで撮ったお気に入りの瞬間

          ネパール旅行記の完結~そしてこれから

          ネパールへの動物撮影旅行記を無事にアップし終えることが出来ました。 読んでくださった方々、応援してくださっている方、どうもありがとうございました。 昔から本を読むことが好きで、自分でも文章を書くことがしたいと思っていたのですが、長文になるとなかなか形になりませんでした。 ようやくそれが5万文字以上の旅行記になったと思うと感慨深いものがあります。 これからのnoteに掲載することですが、今までのように動物に関することや旅行記に限らず、自分の日々思うことや、物語りを自由な形式で

          ネパール旅行記の完結~そしてこれから

          マンホールからベンガルトラまで その24-最終話

          さよならネパール その夜。ホテルのベッドに横になったがなかなか眠れなかった。 最初にネパールに来てからおよそ3週間が経っていた。 明日にはネパールから去ることを考えると寂しさと同時に笑いが込み上げてくる。 だはは、色々あったなあ。 いきなりマンホールに落ちるんだもん。ありえへんでしょ。 着いて早々クライマックスかとあの時は思ったよ。 あれから右腕はほとんど良くなったみたいだが、肋は思い出したようにたまに痛む。帰ったら病院行こっと。 毎日ネパールミルクティー飲んで、毎日

          マンホールからベンガルトラまで その24-最終話

          マンホールからベンガルトラまで その23

          やっぱり散歩 カトマンズは相変わらずのカトマンズだった。 もうマンホールは空いてなかったが、さすが首都だけあって活気に溢れている。 人が多い。建物が多い。 ホテル・バックパッカーズ・インという分かりやすい名前の安宿に泊まることにする。旅行誌のおすすめだけあって安いのに掃除が行き届いている。気に入った。 何かあってもいいようにスケジュールは一日余分に取ってある。丸一日、時間は空いてるけどどうしよう。 考えてみたけど、やっぱり結論は最初から決まっていた。旅は散歩に始まり散歩

          マンホールからベンガルトラまで その23

          マンホールからベンガルトラまで その22

          リスペクト ジャパニーズレストラン青空に無事戻り、落ち着いた洋風テラスでカツ丼を食べる。お店の雰囲気とカツ丼がナイスミスマッチ。 しかしここはなんでも美味いな。 疲れた身体にカツ丼が沁み込む。 ポカラ最後の夜だった。もうすぐ旅も終わる。 隣の席に座っていた白人の青年と日本人青年との声が聞こえてきた。 少しギョッとしたのは白人男性の言葉が流暢な日本語だったからだ。 日本人青年が「それじゃあまた。」と言って席を立った。 ちょっと気になったので白人の顔立ちをした彼に話しかけ

          マンホールからベンガルトラまで その22

          マンホールからベンガルトラまで その21

          怖がり屋 残念な出来事にしばらく呆然としてしまっていたが、いつまでもそうしていても仕方がない。 ラジオ体操でちょっと体を動かして気分を変える。イッチニーサンシー。さあ、山を降りるとしよう。 聞いた話によると違うルートから降りれば渡し船に乗ってフェワ湖を渡ることが出来るらしい。 どこかなっと。 あっちに湖があるからその方向に降りていけばいいはずだけど。あ、ここかな。降りていけそうな道を発見。 降り始めると道が急に険しくなる。本当にこの道で合ってるのか? 何か動物も出てきそ

          マンホールからベンガルトラまで その21

          マンホールからベンガルトラまで その20

          山猿と少年 教えてもらった道にはなんだか人通りが多い。 そんなに山の上のお寺は人気なんだろうか。 でも、観光客という感じではなく、この辺に住んでる人達みたいだった。向こうから歩いてくる人は大きな荷物を持っている人が多い。 途中の川に小さい網で魚を取ってる子供達がいて写真を撮りながら声をかける。網に入ってるのは小さい魚がちょびちょび。これは食べる部分が少なそうだ。 でも、獲った魚を入れた袋を見ると小さい魚が数十匹入っていた。なるほど、チリも積もれば山となる。 唐揚げにして骨も

          マンホールからベンガルトラまで その20

          マンホールからベンガルトラまで その19

          ガハハ兄ちゃんのドーナッツ屋さん 朝から再び歩き出す。この旅で何歩あるいただろうか。 歩数計で測ってたら素晴らしい健康的な数字が並んだことだろう。   昨日の夜に知り合った日本人から湖の向こう側にあるお寺の情報を仕入れていた。今日はそっち方面に向けてブラブラ散歩しながら行こうかなと思っている。 なんでも湖の南西に位置する山のてっぺんに日本人が建てた日本山妙法寺というお寺があって、そこから見下ろすフェワ湖周辺とアンナプルナ連峰の山並みが最高なんだとか。 あのポカラ行きを決めた

          マンホールからベンガルトラまで その19