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猫が紡いでくれた縁

本日、2月22日(水)
にゃん、にゃん、にゃんの猫の日です。

皆さんは猫好きですか?私は大好きです。 

猫好きを公言することにより、ぐっと仲良くなれた縁も多いのですが、今日はその中でも一番忘れられない人のことを書きたいと思います。

その人は、私が20歳で就職した会社の先輩でした。私より8歳年上の女性です。

私の友達は、それまでは大人しい人が多かったかと思います。私自身もクラスで目立つタイプではないです。

先輩の風貌は昔、お笑い芸人の桜塚やっくんがやっていた「スケバン恐子」。恐子先輩と書きますね、そして恐子先輩は私に対しては、かなり言葉使いが悪かったのでそのまま文章にしたいと思います。

私が入社した当時は、職場で女子会というのがあり、数ヶ月に1回の女子だけの食事会があったんです。

最初は怖くてなるべく距離を置こう思っていたのですが、私と恐子先輩の共通点「猫好き」「パチンコ好き」で仲がよくなりました。

仕事帰り、先輩の愛車グロリアで二人でパチンコ店に行き、時々、先輩の家で夕飯を食べさせてもらい、2匹の猫ちゃんたちと遊ばせてもらえるという楽しい日々を20代前半は過ごしました。

いつの日かパチンコから水泳に変わり、健康的になりました。先輩は泳ぐのが得意で、一緒に行った沖縄旅行で溺れかけた私を助けてくれたこともあります。あの時は沖縄に行ったのに私が水着を忘れちゃって、当時は痩せていて、恐子先輩の妹さんが水着を2着持っていて借りられました。

私、20歳で会社に勤め始めて、29歳で結婚しています。
22歳で同じ社内の旦那と付き合い始めて、7年間つきあって、旦那と結婚しているんですが、多分、旦那と過ごすより恐子先輩と過ごすほうが多かった20代です。

ショッピングにエステ、ネイル、岩盤浴、ホットヨガは2人で良く行きました。

恐子先輩って、双子のお姉さんで、妹さんは違う会社に勤めていたんですが、妹さんの会社の人とかとも休日にキャンプ行ったこともありました。

一番の忘れられない思い出は、恐子先輩の小学校の同窓会に参加させてもらったことでした。

恐子先輩の同級生?私の脳内ワールド、横浜銀蝿、宇崎竜童、矢沢永吉。。。とそんなメンバーの同窓会を想像しちゃい、やんわりと断り続けていました。

でも、先輩「楽しいメンバーで絶対楽しいから来いよ、新しい出会いが待ってるかもしれない」と開催日直前まで言ってくるので参加してみました。

実際、私、初対面の人とすぐに打ち解けられる性格でもないし、緊張しまくりでしたが、8歳年下の私にいろいろと話しかけてくれて皆さん優しく楽しい時間でした。

なにより、会場が恐子先輩の同級生の人のご実家が営む居酒屋で、かなりぎゅうぎゅう状態でしたがアットホームな雰囲気でした。

恐子先輩と旦那は仲が良くないんです。私たちが結婚するまで「新しい出会い」があるかもしれないからと、いろんな会に私も誘ってくれました。

恐子先輩が私にずっと話してくる話しがあります。

職場の慰安旅行、旦那が車をだすことになったんです。
旦那の車に恐子先輩が乗ることになったのですが、恐子先輩ってかなりのヘビースモーカーなんです。

旦那って非喫煙者、恐子先輩がタバコを車内で吸っていいかって旦那に聞いたら、「ダメだって」即答だったらしいんです。

その事を恐子先輩は、ずっと怒ってまして(^_^;)、私も旦那に言うのですが、そんなの後からファブリーズでブシューっとひと吹き消臭でいいじゃないですか?でも、今でも譲れない部分らしいです。

そんな、恐子先輩、私が会社をやめて、旦那の仕事でアメリカに行くことになった時には「絶対遊びにいくからな」って言ってくれたんです。

私「恐子先輩、飛行機に10時間くらい乗るんですよ、隠れてトイレなんかでタバコは吸えないんですよ、大丈夫なんですか?」って聞いたんです。

恐子先輩「馬鹿にするなよ、それぐらい我慢できる」って笑ってましたが、多分無理だとおもいます😁

だって、私の中の記憶の恐子先輩の姿は、いつも片手にハイライトです。

そんな恐子先輩、私がアメリカに引っ越してから、いろんな不運が重なってしまいました。

なんであんなにいい人に、つらい試練がつぎつぎに起こるんだろうと思いました。

私、恐子先輩が見てくれるっていうので、当時、飼っていた猫2匹を中心の日々を綴るブログを書いていたんです。

でも、ある日、日本で辛い日々を送る恐子先輩から
メイはアメリカで楽できていいな」ってメールが来たんです。

初めて先輩の弱気な声を聞き、辛くなってしまい、連絡を私からとることをやめてしまいました。

それから、恐子先輩とは疎遠になってしまったのですが、数年前に、共通の知人のお通夜の会場で再会しました。

私は旦那と娘と先輩は10歳年下のイケメン彼氏さんと参列していて、その後近くのファミレスで食事をして帰りました。

久しぶりの恐子先輩との会話、あいかわらず、私が言うことにツッコミをいれまくりで楽しい時間でした。初めて話した先輩の彼氏さんもとても良い人で男気溢れる人でした、恐子先輩、幸せを掴んでよかったなと思いました。

恐子先輩が、昔、私に紹介してくれた男性って、かなり男気溢れる人ばかりでした。当時の私はちょっ苦手意識がありました。年齢を重ねた今となってはそういう人との方が自分はあっていたのではないかと思ったりもしています。

わからないですけれどね、それこそ、家庭が仁義なき戦いになっちゃたかもしれないです。

昨晩は旦那と喧嘩しちゃいました。我が家ってお風呂に浸かることはあまりなくシャワーなんです。最近、私は体のあちこちが痛いので湯船に浸かりたいのですが、旦那と娘がシャワーなので経済的理由から我慢しています。

そして、最後にいつも私がお風呂を使うのですが、昨日は、体が痛いし湯船に浸かりたいと思って、旦那に「体が痛いので、お湯はろうと思う」って言って風呂場に向かおうとしたら、

旦那「効率わるいんだよ」って言って来たんです。

私「効率がわるい?」って聞いたら

旦那「一人だけ、お風呂に浸かるのはもったいないだろ」って言ってきたんです。

はい、私、「もう、いいや、寝る」で、風呂場ではなく、寝室に直行です。

私の嫌なことがあると使う、忍法「ふて寝の術」です。
ふて寝どころか、朝まで寝てますけれどね(笑)

そして、朝起きて、また普通に会話しています。

よく、「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」と言いますが、家は子供ができる10年間は猫たちが私達の喧嘩を食べていてくれました。

にゃん、にゃん、にゃんの猫の日に
にゃんとも奇妙な糸のもと
出会えた奇跡 不思議だな
ころころ転がる毛糸玉
ずっと追いかけ、じゃれてみる
どこに行くのか、毛糸玉
いつか、一本の糸になる、その日まで

ヘッダーの写真は我が家にいた猫です
仲良く見えますか?この後、猫パンチの応酬合戦です😁











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