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『勇敢な者だけが一流になれる』

【レミーのおいしいレストラン】


■アメリカ/2007年 
■監督・脚本:ブラッド・バード
■製作: ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ、ピクサー・アニメーション・スタジオ


PIXARの作品です。「誰にでも夢を叶えるチャンスがある」というメッセージのある作品です。PIXARとなればハッピーエンドなのは予想できるので、暖かい気持ちになりたいときには、やっぱりこの系列作品は良いですね(*^^*)


ネズミのレミーは、群れの中でも一際優れた嗅覚を持っていました。人間の住居のキッチンに侵入して食材を食べ漁っていくうちに、料理に興味を持ちます。そしてパリの五つ星レストランてある“グストーのレストラン”に憧れるようになります。
ある日、事故が発生しレミーはネズミの群れと逸れてしまい、パリの地下に独りぼっち放り出されます。


なんとかして地上に上がったのですが、そこには憧れのグストーのレストランがありました。中に侵入したレミーは、レストランの雑用係のリングイニがスープ作りに失敗するところを目撃します。レミーはそのスープの香りから、人目を盗んで様々な食材とスパイスをスープに加えます。なんとそのスープが評論家やお客さんに好評になり、リングイニは注目されるようになるのです。リングイニとレミーは協力して料理をするようになります。

レミーはリングイニのコック帽子の中に隠れて、リングイニの髪を引っ張ることでリングイニに調理の指示出しをします。リングイニはレミーの指示がなければ一切料理ができないのですが、次第に彼の料理はお客さんにはもちろん、厨房の仲間達にも認められていきます。しかし、彼のそんな状況をよく思わない人がいたのです。。。


この作品の中で『誰でも名シェフ』というセリフが何度も出てきます。ネズミがレストランのコックになる、という夢を叶えるというストーリーで、どんな人でも夢を叶えられるというメッセージがこのセリフに込められていのかと思います。しかし、それだけではありません!私が注目したのはコレットです。リングイニの教育係であり後に恋人になるグストーのレストランの紅一点の女性コックです。

彼女のセリフに、パリの高級料理のコックの世界は厳しい男社会であるのにもかかわらず、自分が今ここにいるのはものすごく努力したからだ、というようなセリフがあります。そんな彼女は、グストーの『誰でも名シェフ』という言葉をとても大事にしています。この物語が、子供向けの、頑張れば夢が叶う!というだけの作品ではなく男女格差の社会問題にも一石を投じているのが見えますね。身分や性別や人種も、夢を叶えるのには関係ない、というようなメッセージをこの作品から感じました。

2007年に公開された作品ですが、アニメーション映像とは思えないほどパリの街並みの夜景映像が綺麗でした!!

しかし、、、この作品は1つ賛否両論されている部分があります。
ねずみがレストランの厨房で料理を作るのはいかがなものか、、、衛生的に、、、という点です。そこは私も鑑賞してて思うところはありました(笑)
それでも私は良い作品だと思います(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)!!!


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〈一言メモ〉


夢のある作品は、やっぱり鑑賞後気分がいいですね✧⁠◝⁠(⁠⁰⁠▿⁠⁰⁠)⁠◜⁠✧


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