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ゆるっと学ぶラジオ vol.8 小学生時期の子育て(vol.6のつづきのお話)

ゆるまなvol.8はvol.6の続きで、ゲストのすずけんさん(@K_protect_you)とわたし(@mloracle1)でお互いの、子供が小学生時期の子育てについて追加トークした内容です。

お互いの現在の子育て状況

わたしは、現在3人の子育て中。

長男 小学校2年生 今年8歳 34歳で出産
次女 中学校2年生 今年13歳 28歳で出産
長女 高校3年生 今年18歳 24歳で出産

という編成です♪
すずけんさんは、

娘さん 小学校6年生 今年12歳 32歳で誕生

同じ小学生の親でも
・兄弟の有無
・男女の性別
・親の大人度
などで環境も変わってくる。
親になる年齢よりそれまでの人生経験や、親の幼少期の環境で子育ても変わってくるよね。

すずけんさんの小学生子育てについて

一年生のときに困ったこと
・保育園の時は先生からの園での様子を伝えてもらえたのでそれを手がかりに声掛けできたけど、小学生になってからは「今日はどうだったの?」という答えにくい質問をしてしまっていた。
・学校で過ごす時間は先生や同級生のなかで一生懸命で疲れてしまっているときに親があれこれ問いただすのはかわいそうかなと思ったりもした。

工夫したこと
・まずは自分の話をするなどして、話しやすい環境をつくる努力をした
・子供が話してくれるまで待つ
・子供が自然に話したくなるような雰囲気を大切にした

子供も話したいことは自分から話しますよね♪

子供の行動で許せないことはなかったですか?

すずけんさんは、子供がやる行動には子供なりの理由があると思っていたので自分の感情で怒るようなことはなかったと思う。

私が許せなかったこと
・子供が学校を休むこと
自分が嫌な思いをしたのに、子供が具合悪いとイライラしたりした。
そんな自分を責めたけどどうにもならなかった。
子供にやさしくする方法がわからなかった。甘やかすと甘えさせるの区別がつかなかったので私は厳しい母だったと思う。

すずけんさんの幼少期はあまりいいものではなかったので、娘さんにそうしたくないという思いが強かった。
奥様が妊娠した時から、お子さんとの理想の関わり方を考えて勉強していた。

すずけんさんは、お子さんを一人の人として接するという体制が最初からできていますよね
私は、長女の時は子供が所有物という感覚でした。いまとなっては。

大多数が所有物になってしまっている?

私たちの年代(現在40代)は
・目上の人を敬う
・親の言うことは聞きなさい
・先生の言うことを無条件に聞くものだ
のような教育を受けてきている。
それを思うと、所有物という認識は案外普通なのかもしれない。

その認識が良かったか、良くなかったかは個々が振り返ることなので一概に良し悪しはつけられないけど、子供を所有化してしまっているお母さんを責めることは出来ないと思う。
リスナーさんがコメントしてくれた「お母さんのケアが必要」というのは、そういう振り返りをする場が必要ということなんでしょうね。

わたしが子育てを振り返った背景

一人目の時は所有化していることに気が付いてなかったけど、次女が生まれたのが長女が4歳になる前くらいで、そのころから長女とのコミュニケーションがうまくいなっていく。
次女が小学校になるころから、よくわからなくなった。

二人の子供の子育ては同じ方法ではだめだということに気が付く。
長女の時に自分が一体どう子育てをしていたのか?振り返ざるを得ない状況だった。
次女の不登校がきっかけで出会った人や、3人目出産を機に育児の会に参加したりしながら、いろんな人の子育てや、先生の講演の内容など、さまざまな情報を入れていくことで、この子育ての難しさが自分の幼少期にあることを知る。

子育ての情報を外から入れる環境や出会いって大切ですよね


ファシリテーションの勉強

すずけんさんの娘さんが小学校に入る少し前から、縁あってファシリテーションの勉強をしていた。
ファシリテーションは子育ての話ではなく、対話や人との関わり方だったけど、自然にそれを子育てに応用しいたことが大きく影響していたと思う。

学ぶきっかけは外の世界を知りたくて何か情報を探してた時に、たまたまみつけて参加した。この経験は人生の中で大きかったと感じている。

すずけんさんの対話のスタイル

・否定しない
・相手の意見を受け止める
・踏まえて自分の意見を伝える

現時点でのコミュニケーションの基本姿勢はこれらにあって、それが子育てにも良い影響を与えたのだと思う。今思い返してみればこれがベースにあったからこそ、娘さんとの対話がうまくできていたのかなと思う。

子供との対話

私は、子供との対話がうまくできなかった。
家庭教師をしているとき教え子には一歩引いて落ち着いて会話ができるのに、娘たちだと感情的になってしまう。
特に次女は幼少期の満たされない自分を見ているようで、もどかしさと寂しさといろんな感情が絡まってうまく接することが出来なかった。その理由もわからないままでいた。子育てというよりは、自分との戦いだった。

でも、その子育ての難しさを解消してゆく出来事が長男を産んだ後に2~3年くらい続いて、だんだんモヤモヤが解消されていく体験をしている。
その中には、自分と親との関係が大きく関わっていたりもした。
いろんな理由で子育てに悩むお母さんがいると思うけど、お母さん自体の親との関係が根っこにあることが大いにあると思う。

自分を振り返って子育てに臨む人ってどのくらいいるのだろう?

妊娠や出産において、しっかり勉強したり、準備ができる人は少ないと思う。
すずけんさんはファシリテーションを勉強していて、子供との対話や接し方の理想はあったけど、奥さんの気遣いなどは知りえなかった。もしかしたらその時の奥さんは子育て手法より、共感や、一人の時間が欲しかったかもしれない。
なのでそういう具体的な体験談が聞ける場があったら子育てに余裕が生まれる可能性はあるのかもしれない。

子育ての分担について

私は男性の子育て分担が出来ると思ってなかったので、今のパパは子育て分担していてすごい、パパが抱っこ紐とか、私の想像もつかない世界がやってきた( ´艸`)

すずけんさんは、お休みの日に保育園の送り迎えをして、保育園の先生と子育て論を話したりしていた。人生観も含めて子供とどうかかわるか?を考えていた。

それをみんなが考えられる環境があったら単純に子育てって楽しいと言えたりするのかな。

例えば、夜泣きで朝まで寝てませんというツイートを見かけたりするけど、テクニックではなく、抱っこ法のような子供が何で泣いているのか?を知ることができたら、辛いことも楽しいに変えられるのではないか?

わたしは長女と次女の時になかなか対話が出来なくて、行動はしてたけど、その行動自体が不確かで結果がでなかった、考察することは出来ても子供との対話はできていなかった。

ただ、何で子供の発達や成長を感じる会話ができたかな?と考えると、学習面での会話だったと思う。唯一私が、子供と一歩引いて会話できたのは国語力の指導だったかなと思う。そういう理由がないと、子供と向き合えなかったんだと今になって思う。

次女が生まれる前までは、長女との対話を心がけていたけど、次女が生まれてからは会話、対話という意味で、子供との時間が十分とれなかったのが事実。物理的に対話の時間がなかった。保育園の開園時間いっぱいを使って子供を預けて、家ではごはんと寝るだけの生活だった。

すずけさんさんの娘さんも7時から20時まで保育園という生活。
時間との戦い。

子供を急かすことについて

時間の戦いになってくると、子供を急かしたりすることも大人都合で起こってしまう。
すずけんさんはその大人都合で子供を急かしたりすることが嫌だったので奥さんに言ってしまったこともある。すずけんさんとしては、子供の意識を尊重して仕事に遅刻するのもやむを得ないと思っていた。それが許される職場でないと無理だけど。
これについての娘さんとのエピソードツイートがこちら♪

子供の興味を親の時間の都合で抑えたくなかった.。
その時間を作るべきと思っていた。

子供とかかわる時間

母親のキャリアと子育てということでは、子供とかかわる時間をどう確保するか?というのは大事なテーマなのかもしれない。
その反面、床屋さんとかは連休も仕事が当たり前。子供とかかわる時間はすごく少ない。でもそれが子供に悪い影響があるとは言えない。
なのでこれが正解というのはないと思うけど。

子供が時間に追われて、言われて動くことが続くと自分の意思で動くことができなくなったりもする。
でも休みの日は自由にする、などのメリハリをつけるのは一つの対策かも。
子供もそれは学習していると思う。
こういうときは急ぐ、こういうときは自由にできるなど。
バランスが取れれば間違った子育てということはないと思う。
めったに旅行が出来ないけど、何年かに一回旅行したことが一生の思い出ということもある。

いずれにしても親の状態や環境が色濃くでるのが小学生時代なのかなと思う。

小学生時代は一番叱られる時期で、大人になっても叱られた記憶が残る時期なので一番感情がぶつかる時期なのかも。

すずけんさんの子育て環境つくり

娘さんが小学生になるときに戸建てを立てて、奥さんのお店も家の隣に建てた。娘さんが家に帰ってきたときに、お母さんが家にいる環境をつくりたかった。
もしかしたらそれはいい環境だったのかもしれない。

保育園より小学生のほうが時間に融通が利かないですよねー

わたしの環境体験談
次女は、最初は分離不安で登校困難だった。
どうにもならなくなり、途中で仕事を変えて平日休みにした。
次女は、家に私がいる日は登校できた。
かといって帰ってきてべったりなわけでもなく、家に居てくれればOKという感じ。親が家にいる安心感というのは、子供としてはあるのかもしれない。

子供の自立が子育ての目標

すずけんさんが今の娘さんを見ていて、こういう話ができてうれしいと思うことや、自分の意見を言えたりすること、親がいなくても自分で判断できることを目標にしてきたなと思う。

一言でいえば自立。親に依存しなくても生きられることが目標。
24時間いつまでも一緒にいられるわけではないから、それを小さいころから考えていたので、防災と子育ては一緒だった。親がいなくても自分で身を守れる、自分で考える力をつけたいというベースがあったと思う。

ちょっと防災の話

韓国のセウォル号で学生がたくさん亡くなった話や電車の中で火災が起きた場合に煙に気が付いているのに命を落としてしまう話は、自分で判断する力があればもう少し助かったのではないかと思っている。
どちらの事件も「安全を確認するのでその場にとどまってください」という放送がある。でもどう考えてもすぐに行動するべきだった。

これは正常性バイアスが働く心理。
でもここで自分で判断ができたら助かったかもしれない事例。

正常性バイアスとは?のツイートがこちら↓

パパがこういうからこういうときはこうするべきなんだという判断力は早めにつけさせたいなと思っていた。


・対話にしても何にしても自分の意見が言える
・この時わたしだったらどうするか?を考えさせる
をすごく大切にしてきたと思う。

命を守れるかどうかって一番判断力が必要になってくるケース。それは日々の思考が一番影響してくる場面ですよね。
防災のことを常に念頭においているすずけんさんだからこそできる対話がそこにはあったと思う。


幼少期の山や川で危険な思いを体験したから出来るようなきがしている。
なので娘さんにも危ないことも経験させてきた。木登りや屋根の上に上がるとか。
そういう体験があって今の危機感や対策の知識があるので、親にそういう体験がないと、子供に体験させたり、伝えたりできない。

経験があるなら、その体験をうまく子育てに活かしてゆけるといいですよね。
どうかみ砕いでどう子育てに活かすか?を感がられたらいいですよね。


地震は必ず来るので。日本にいたら気象災害は必ずくるので、すずけんさんの子育ての中では防災意識は譲れない部分。

さいごに

やっぱり小学生時期って大切ですね。

子供もめまぐるしく大人に近づいていく過程。
親が完璧でいる必要はないけれど、子供と一緒に成長していくシーン。
自分の幼少期を振り返られる場があるだけでも違うのかもしれない。

子育ては孤独という話があったけれど、昔の地域で子育てしていた頃も良い面もたくさんあったと思う。
現代ではなかなか実現がむつかしいけれど。
その代わりとして、このゆるまなだったり、コミュニティのような場所で意見を聞けたり、質問したりする場は、とても有用なのではないかと思う。

ゆるまな自体のコンセプトは子育てだけじゃないけど、
結局、子育ても、その他学びもシーンが違うだけで同じこと。
その抽象化された学びをどうやって具体化してゆくか?がなかなかむつかしいので、そのヒントを与えてくれる場はとてもいいと思う。

抽象化の具体化
子育ての話を新入社員に応用できる人がいたりいなかったり
防災の話を子育てに応用できたりできなかったり
抽象化の具体化が出来る人はなかなかいない。

ここで出てきたやりとりがこちら↓

ゆるまなについて

みなさんと知り合えて話し合えることがうれしい。自分の中で解決してきたことが多いのでそれを会話でシェアできることがとてもありがたい。

言葉は読む方のニュアンスでとられてしまって、言葉のちょっとした違いがなかなか伝わらないジレンマもあるので音声で配信できることがうれしい。

言葉のとらえ方はそれぞれ違うので、本来はあなたが今言った子育てってどの部分をさしているの? が伝わらないとなかなか対話がむつかしい。
Twitterで140文字で抽象化するとなかなか伝わらない。

ラジオの場ではなるべく具体的に、誤差を少なく伝えていけたらいいなと思います。

一方的なティーチングも楽しくない。対話がいいよね。
年齢で区切って発信することの良さ。
狭めていくと、より具体的な質問や新しい疑問が生まれやすいかなと思って分けてみました。

次回は中高生の学び vol.7

ゆるまな vol.8


ただひたすらに自分の身体と向き合っています。