なすびを食べる
白いなすびをよく見かけるようになった。まだら模様のなすびは以前からちょいちょい見かけていたけれど、今年は白いなすびをよく見かける。
なすびと言えば、海外で見かけるとその大きさにビックリする野菜ナンバーワン。京都の賀茂茄子もビックラたまげるほど巨大なブツがゴロゴロと野菜売り場に積み置かれているのが日常。
海外在住者の中には、なすびは好きだけどその大きさに躊躇して手が出し辛いと思っている方も多いのではないだろうか?
幸い、有機野菜ブームで歪な形の野菜が店頭に並び始めたのと同じ頃くらいから小ぶりなものも市場に出回るようになった。
なので片手で持てるくらいの手頃なサイズのなすびを見かけると買ってきて、焼いたり揚げたりして食べている。
そして色、今年は白なすびを多く見かける。どんな味がするのだろう。
ってなわけで、試しに買ってみた。
まだら模様のゼブラなすびは火を入れるとトロトロになってめちゃめちゃ美味しいのを知っている。さてさて、白なすびはどうでっしゃろか?
ちなみにネットで調べてみたところ、ゼブラなすびはイタリア原産で白なすびはインド原産なのだそうです。
面倒な調理は苦手なので、切って油で炒めて味噌と砂糖を混ぜたタレで味付けしたものがこちら。
熱したフライパンに油を入れて、熱々になったところへなすびを投入!すると日本のなすび同様、一気に油を吸い上げる。
しばらく炒めていると、切ったなすびの角が丸みを帯びてしんなりとして一旦吸い込んだ油を吐き出し始める。フライパンに出戻った油を利用して少し焦げ目を付けたら、少量の水で割った味噌と砂糖をジュワッと鍋肌から流し入れる。水分を蒸発させるようにざっくりとかき混ぜて炒めたものが上の写真。
想像以上にトロトロでクリーミーな仕上がりになりました。
一般的に売られている巨大なすびよりは割高だけど、調理のしやすさと美味しさを考えるとこれは買い!
なすびは年中店頭に並んでいるが、秋に食べると心なしかいつもより美味しく感じる、気がするのはただの思い込みなのかもしれないけれど。
そういう文化や習慣で育ってきたから「秋のなすびは美味しい」と思い込んでいるだけなのかもしれないなぁ、なんって思いつつも、ふっくら炊いた白ご飯とトロトロ白なすびの味噌炒めを食べて秋の恵みを感じる今日この頃なのでありました。
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