みなもとまさこ

ふしぎな世界も現実世界も縦横無尽に散歩しています。 エピソードはすべてノンフィクション…

みなもとまさこ

ふしぎな世界も現実世界も縦横無尽に散歩しています。 エピソードはすべてノンフィクション。 ある日のできごとや思ったことを書いています。

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最近の記事

私の“庭”より

SNSは、その人の“庭”みたいなものかなと思っています。私はその方の庭の前をたまたま通りがかって、 あら、新しいお花植えてる!とか、 子供や動物さんと遊んでいる!とか、 お友達とバーベキューしてる! と思って通りすぎます。 庭に出ていないから具合が悪いわけでもありませんし、水やりしてるから元気というわけでもないでしょう。 美しい花が満開だとして、その方がお花のお世話をしたかはわからない。 ひとりで草むしりしているからその人が孤独とも限りません。 家の中でその方の家族

    • 仲間はずれ

      昨日お洗濯をして、リビングにお洗濯物を部屋干ししました。 よし!OK! と、お茶をいれてソファーに座ったら…ん?なんか違和感があります。 Yシャツ、Tシャツ、ヒートテック… なんかTシャツが変な気がする。 よっちゃん(夫)がライブに着ていったものを洗ったんだけど、立ち上がって確認してもにおいというわけでもない。 またソファーに座って遠くから眺めてみます。 なんかこのTシャツ、気持ち悪いなぁ。 よっちゃんが着て帰ってきたのは見たから、他の人に貸したわけでもない。 出先で

      • みなもをロスしなかった

        脳や睡眠はともかく、みなも(10歳半で月に還ったうさぎ)を失ったあと、私の気持ちの面ではどういう変化があったのかを書いておきます。 私はずっとみなもを思い出せないでいましたが、 『みなもがいた気配すら感じない』 ということでした。 私は結構敏感なので、みなもがしんじゃったあとも『気配を感じる!』みたいなことを期待したのに、それもさっぱり。 それは一体何でだろうと考えていて、ひとつ思い当たることがありました。 私はみなもの命が終わろうとしているとき、みなもに言いました

        • まさこがうさぎになった話②

          病院の先生は 「今来てくれてよかった!」 と言いました。 「このままだと脳に負荷がかかりすぎて良くないので、とにかく眠ってもらいます」 その病院は心療内科で睡眠に関する相談ができるのと、漢方薬での処方の希望ができるので、漢方薬を出していただけると聞いたのですが、と尋ねると、 「漢方薬の効果を待ってる時間はありません。錠剤を処方しますので、とりあえず一度の眠りで3時間以上眠るのを目指します」 普通の睡眠薬に加えて、頓服の睡眠薬も処方されました。 「10時間眠り続ける場

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        • グルテンフリー生活
          16本

        記事

          まさこがうさぎになった話①

          夫よっちゃんと結婚する直前の10年前に里子で我が家に来たうさぎ、みなもが先月、月に還りました。 そのときの話です。 みなもの体に異変を見つけた日から、私は眠らなくなりました。 夜は横になっても眠くならず、うとうとしてはすぐ起きて、みなもの様子をみたり、ごはんを足したり。 そのまま朝になっても、特別眠くならず、普通に生活していました。 それが一週間くらい続いて、さすがに私は自分でどうにかしないと…と、自分で自分を見てみると、自分がうさぎになっているイメージが見えました。

          まさこがうさぎになった話①

          今年初めて私に話しかけた人たち

          実は私は大晦日にうっかりグルテン(※うっかりグルテンを摂ってしまい腹痛になること)をやってしまい、腹痛で元日を迎えました。 そして翌日2日は一緒に暮らすうさぎ、みなもちゃんがてんかん発作を起こしたので、そのあとの様子をみていたりで、3日に初めて玄関の外に出ました。 数日体を動かしていなかったので、土手にウォーキングに行ったのです。 土手に上がると澄んだ青い空が広がり、遠くに富士山が見えました。 途中少し走ってみましたが、体が重く感じたので、やはりウォーキングに切り替え。 少

          今年初めて私に話しかけた人たち

          人身事故と、馬肉とバター

          今日は終戦記念日。 ちょうど祖父母もお盆で帰ってきているので、祖父母と戦争について書きたいと思います。 私達世代はわりと経験していることですが、小学4年生くらいのときに 「おじいちゃん、おばあちゃんに戦争の話を聞いてくる」 という宿題が出ました。 母けいちゃん方の祖父母が近所にいたので、私はノートを持って祖父母の家に行きました。 祖父母は、いつものようにニコニコ迎えてくれ、宿題の話となりました。 おじいちゃん、おばあちゃんに、戦争の話を聞きたいというと、まず祖父が

          人身事故と、馬肉とバター

          思い出のちらし寿司

          昨日は私の誕生日でしたが、私の誕生日は祖母の命日でもあります。 祖母、瑠璃子さんは書道と芸術と植物を愛するとても静かな人でした。 瑠璃子さんはとても料理が上手で、祖父もそれが自慢だったようです。 昔は仕事関係の会合なども、各家で持ち回りでやることが多かったようですが、みんなが美味しい料理が出てくるからと、祖父母の家でやりたい、とよく言っていたそうです。 瑠璃子さんは、人づきあいが苦手なわりに、人が集まってワイワイすることは好きだったようで、自慢の料理で祖父の仕事関係者をも

          思い出のちらし寿司

          じゃんけんじいさんの絵

          私が小学生だったころ、近所に新しく公園ができました。 今までSさんの家だったところが公園になっただけなので、公園にしてはとてもこじんまりした感じです。 でもちょっと変わったかたちのすべり台とか、カラフルな遊具がひと通りそろっていて、近所の子供たちは学校が終わるといつもその公園で夕方帰宅をうながすチャイムが鳴るまで、その公園で遊ぶのでした。 その公園には、よくステッキをついて着物を着たおじいさんが、静かで上品な感じの奥様と一緒にやってきました。 ベンチに座って遊んでいる子供たち

          じゃんけんじいさんの絵

          古い街の本屋で、コスモス染めの本を見る夢

          人の夢の話ほどつまらないものはない。 と、常々思っています。 全て自分の意志とは関係なく脳が勝手に見せるイメージの羅列。 特別なストーリーも盛り上がりもなく、気の利いたオチもありません。 私の夢もそれに違わず特殊なものではありません。 でも、毎日毎日リアルに感じるその世界は、私にとってはもうひとつの現実でもあったりします。 夢日記をつけると日常と夢との境が曖昧になり、精神を病むという記事を読んだことがありますが、私は小さな頃からそれが普通で、今もいたって普通に生活をしている

          古い街の本屋で、コスモス染めの本を見る夢

          赤いキャップをかぶった鳩とサンドイッチの夢

          私は日々、日常かと勘違いするほどの夢をたくさん見るのですが、その夢から学ぶことや気づかされることも多くあります。 昨日の夢は起きてからもずっと引きずるような痛みを伴う夢で、そこから考えることも思うことも多かったので、文章にまとめておこうと思います。 リビングに座っていると、様子のおかしい灰色の鳩が、ドアからちょこちょこ歩いて入ってきます。 見ると頭から首までプラスチックの赤いキャップがかぶされ、前が見えない状態です。 これでは食べ物も食べられないし、水も飲めません。

          赤いキャップをかぶった鳩とサンドイッチの夢

          グルテンフリー生活一年後

          昨年の今頃、グルテンフリー生活を始めてちょうど一年経過しましたので、 一年後の私の様子について書いておこうと思います。 グルテンフリー生活にして大きく変わったのは、体の中で起こっている炎症が良くなったことです。 気管支炎を伴う喘息、副鼻腔炎、乳腺炎が良くなりました。 喘息に関しては、今年の初夏の頃、黄砂のひどい時期に喘息発作を起こしましたが、その後すぐに気管支の炎症が改善され、最低限の治療(吸入)を続けるだけで済みました。 副鼻腔炎は、2年ほど放置してしまったので、心配にな

          グルテンフリー生活一年後

          新春便座シート問題

          昨晩、もうおふとんに入って、おやすみなさいと寝ようとしたときに、我が家で議論となった話について書いておきます。 今はどこのトイレでも除菌ジェルが個室に設置してあることが多くて、ペーパーにジェルをとって便座を拭いて座ることが多いと思うんだけど、近隣の某スーパーには今も便座に乗せるタイプの紙シートがあります。 この紙の便座シートに昔から私は疑問をもっていました。 シートをとって、便座にのせて、後ろむき、パンツをおろして座ると、もうシートは便座にはおらず、着水しているのです

          新春便座シート問題

          グルテンチャレンジ(麺への執着)

          ラーメン大好きな私がとうとう本気のグルテンチャレンジをしてみた話。 以前、麺への執着をみせて、とりあえず細く長いというだけでこんにゃく麺を食べて、「これは超こんにゃくじゃん」ということで撃沈した私ですが、実はまだ麺への希望をあきらめてはいませんでした。 心優しきマダムが玄米でできた麺をたくさんプレゼントしてくれまして、麺に飢えていた私はこの玄米ラーメンを食べて涙。 玄米ラーメンはこんにゃくとは全く違い、ちゃんと麺であったし、穀物の風味もあります。 この玄米ラーメンは大事に大

          グルテンチャレンジ(麺への執着)

          グルテンチャレンジ

          グルテン除去はいいけれど、こんなときどうするか…。 グルテンフリー生活を順調に過ごしていた私は体調がだいぶ安定して落ち着いて元気に過ごせる日が多くなってきた。 だけど、グルテンフリーマスターのYさんは、普段はグルテンフリーをしていても外食の時やたまに小麦粉の摂取をしているという。 それはあまりにグルテン除去を進めてしまうと、災害時に困るからだそう。 確かに、災害時に配布される食糧と言えば、パン、カップラーメン、ビスケット類など小麦粉を使ったものばかり。 そんなときに「

          グルテンチャレンジ

          図書館の本

          グルテンフリーの話じゃない話も書くよ。 おととい図書館から電話がかかってきた。 「予約された本のご用意ができましたので…」 とのこと。 本の予約なんてした覚えが、さっぱりなかった。 でも取りに来てくださいというので、仕方ないから図書館に行ってみた。 「こちら1冊ですねー」 こちらと言われても、全然見覚えのない本だった。 表紙も、タイトルも重々しい感じで、楽しいテレビと楽しい映画と、楽しい本しか見ない聞かない読まない私が読みたくなるような感じが全然しなかった。 お姉さん