マガジンのカバー画像

ミスミズム

11
運営しているクリエイター

2019年10月の記事一覧

国家による人権侵害は権力が民族に由来する事による(virtual nationと世界政府)

国家による人権侵害は権力が民族に由来する事による(virtual nationと世界政府)

香港では民主化運動が激化、クルド人の土地にはトルコが攻め入り、イギリスはEUから離脱、カタルーニャや琉球でも独立運動が起きている。これらの問題は、強大なnationが弱小なnationを併合することで発生する、アイデンティティの押し付けが原因である。これは、nationを人それぞれのアイデンティティに合わせて細分化することで解決に向かう。

一方、環境問題や戦争、人権問題、更には人工知能やインタ

もっとみる
国家や社会は道具に過ぎない

国家や社会は道具に過ぎない

台風19号が連邦共和国北部を流れる千曲川の決壊をはじめ、各地で甚大な被害を及ぼしている。一方、日本の群馬県では、完成したばかりの八ッ場ダムが、その治水機能を発揮させている。しかし、ホームレスを避難所から追い出す動きもあり、これを理由に「人よりもコンクリート」というような言説が流布されているのは非常に憂慮すべき事態である。人のためには福祉もコンクリートも大切であるからだ。

国家や社会は人間が幸福

もっとみる
ひとのかたち(我の拡張)

ひとのかたち(我の拡張)

人に形は無い。というより、万物に形はない。そもそもモノがある···という概念すら怪しい。どんなに頑丈に作られたモノでも必ず破壊され、分解されていく。モノとは、化学反応、あるいは物理的反応など、様々な力により、一時的に現れた状態をモノという。

モノという概念は現象だ。現象のうち、触った時に比較的反発を伴う力を持つ現象を我々はモノとして形容している。水は我々が感じる反発力が弱いので、モノとは認識は

もっとみる
辺境化する現実

辺境化する現実

キャッシュレス決済が広がっている。簡単に言えば現金を使わずに、記録として金銭のやり取りをすることである。記録として現金のやり取りをするためには、事前に現金を振込むか、自分の口座から現金を引き落とすか、または将来の自分が払うかのどれかである。我々は現金を持たなくても、バーチャルな金銭を利用して買い物が出来るのだ。人間は数千年の現金の歴史を捨てつつある。

そもそもお金とは何だろうか。これもやはりバ

もっとみる