鈴木ゆり子

秋田県横手市に住んでいます。美味しいものと、ねこと、写真がすき。

鈴木ゆり子

秋田県横手市に住んでいます。美味しいものと、ねこと、写真がすき。

最近の記事

「増田の小しごとづくり」という楽しみ

本当なら2月23日(祝)、受講生が生みだした「小しごと」のマルシェで、この「楽しみ」をたくさんの方々と共有できるはずだったけれど、長引くコロナ禍で延期となった。 タイトルに楽しみと書いたが、ここに至るまで、プレ講座を含め6回の講座が開かれ、その日が来ることが私は本当に待ち遠しかったし、当日は本当に楽しみしかない時間を過ごした。 なにせ主催する私たちも初めての試み。 連続講座にもかかわらず「面白いことやってるらしい」と聞きつけた人が見学と称して参加し、途中で増えたり減ったりを

    • 増田の小しごとづくり~本講座5~

      2022年1月16日。「スター誕生!プレゼン大会」というテーマで、五回目の講座が開催されました。 いよいよ、町の皆さんにアイデアを披露する日がやってきました。 この日のテーマを「スター誕生」としたのは、参加してくださった方々が、 「うち使ってもいいよ」とか、「うちの商売とコラボしよう」とか、受講生をスカウトして増田に新しいスターが生まれないかなあ、という、懐かしの某番組のような状況を夢見ていたから。 かおるちゃんの名司会で発表会は滑るようにするすると進みます。 小しごと

      • 増田の小しごとづくり~本講座4~

        2021年12月26日。「仲間に向けてアピール大会」というテーマで、四回目の講座が開催されました。 小しごとづくりの講座も折り返し地点。いよいよ、場所や費用など具体的な部分まで計画を立てて、一人ずつ発表する日になりました。 講座はすっかりおやつ付き講座となった。リラックスと緊張を繰り返し、よく話し、よく食べ、よく笑った。 いよいよ次回は、町の皆さんにご参加いただいての発表会。これまでの経緯を知らない外部の方たちにお話するのだから、その世界観がよく伝わるようなプレゼンテー

        • 増田の小しごとづくり~本講座3~

          2021年12月12日。「まちとビジネスを組み合わせてみよう」というテーマで三回目の講座が開催されました。 増田の小しごとづくりのキモともいえる三回目のこの日は、フィールドワークからスタート。 秋田県増田町にある中七日町通りでのフィールドワーク。国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定され、通りを歩いただけでは見ることが出来ない「内蔵(うちぐら)を有する建物群」と「これからの私たちの暮らし方」を、どう掛け算し、活かしていくか。 蔵の所有者からお話を伺ったり、最近通りに引っ越

        「増田の小しごとづくり」という楽しみ

          増田の小しごとづくり~本講座2~

          2021年11月21日。「ビジネスのアイデアを生み出そう」というテーマで、二回目の講座が開催されました。 一回目のワークをもとに、いよいよ自分の好きなことや得意なことを「仕事」に組み立ててゆきます。 わたしごとJAPANのワークシートを頼りに、今の自分はどうか、この先の自分はどうありたいかを書きだします。 まだ、どの受講生もアイデアはふわふわしています。「仕事とはこうあるべき、」と知らず知らずに思い込んでいるために、なかなか本当の好きなことが見えてこなかったり。 講座の初

          増田の小しごとづくり~本講座2~

          増田の小しごとづくり~本講座1~

          2021年11月14日。「自分を知ろう、仲間を知ろう」というテーマで、一回目の講座が開催されました。 なぜ働く?どう働く?自分らしく働く?自分らしいって何だろう? 講座の一番はじめにお話しさせていただいたのは、この講座は(働き方の常識をメガネに例えて)メガネをかけ替える実験をしてみよう、ということでした。 この講座の特長は「習う」よりも「気づく」を大切にしていること。 分かっているようで知らなかった自分を見つめる。 そのためには、誰かの話を聞いて一生懸命にメモをとるよりも

          増田の小しごとづくり~本講座1~

          増田の小しごとづくり~プレ講座~

          2021年10月22日 全六回の連続講座をダイジェストで紹介するプレ講座を開催。 遠方からの参加者にも恵まれ、楽しい時間を共有しました。 「小しごと」とは何か。なぜ今「小しごと」なのか。 この講座を受講するとどんなことを知ることが出来て、それがどのように自分の暮らしに活かせるのか、スライドを使ってお話させていただいたあと、講座の中で最も重要な「自分を知る時間」の”さわり”の部分を実践しました。 私たちの講座は、いわゆるビジネス講座ではありません。 「働く」「暮らす」ことへの

          増田の小しごとづくり~プレ講座~

          こみあげる

          怒りがこみあげる。 何気ないことだけれと、わたしにとってはとても大切な約束。忘れちゃったのかもしれないからそれは仕方ない。ニコニコ笑って話しかけてくるきみに、悲しかったよ、って言えない自分に怒りがこみあげる。 嬉しさがこみあげる。 美味しいねぇって笑う家族との食卓、なかなか会えない友人とのやりとり、お客様が麹に興味をしめしてくださったとき。ジワリ、嬉しさがこみあげる。 涙がこみあげる。 月が綺麗だなぁ、お膝の猫が重いなぁ、自分で炊いたごはんがものすごく美味しいなぁ、お

          こみあげる

          自分のものになる。

          私の言葉に誰かが耳を傾けてくれるとしたら、私が出来ることは何だろう。 情報なんて掴みきれないほどたくさんあるし、なんなら自分にとってはマイナスのどちらかと言えば知りたくなかったことまで勝手に目や耳に入ってくる。今の時代大切なのは、入ってきた情報をどう自分の中で処理するかだもんね。 「自分の店をもって、自分の意思で発信を続ける」 そう決めた瞬間から、召し上がっていただくお料理や、麹を暮らしに馴染ませていくこと、食べることへの私なりの考えなど、私は私の伝えたいことを様々なカ

          自分のものになる。

          2017年のまとめ

          今年も無事に終わりに近づいています。自分を中心にした日々のまとめ。 一月。両親の古希を祝う会。 まず、この二人無くしては私が無いという事。そして、70歳を迎えた今も健康で現役の職人であること。感謝しかない。「出来ないのは出来るまでやらなかったから。」競技スキーの専属コーチ(鬼)だった父から幼少期叩き込まれた言葉。今も私の軸になっていてくじけそうになった時も何とか頑張れる。諦めなければ、出来るまで続ければ、必ず自分の願った通りになる。母はいつも私の身体の事ばかり心配している

          2017年のまとめ

          身体の内側から元気になるごはん

          冬将軍のお出まし。みるみる間に店前の道路が雪に覆われる。 仕込みの台所ではスタッフが口々にお天気の悪さと今日の客入りについて思う事を話している。 こんな日にわざわざ店を尋ねてくる人はきっと、絶対にくらをのごはんを食べるぞって決めてきた人だと思うから、いつもよりも更に丁寧におもてなししましょうね!って、孝子さんが言って、頷き合った。 何度かお越しくださったことのあるお客様が開店と同時にご来店。 「東京から友人が来たのでね、ここのごはんを食べさせたくって」 肩の雪を掃い、

          身体の内側から元気になるごはん