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イベリス

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イベリスの花言葉 "心を惹きつける"
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午前4時

10/29の午前4時に、私の4年間の恋が終わった。

終わりを告げる瞬間はとても呆気なくて、泣く隙さえ与えてくれなかった。必然だった。

最近の私は、余裕がなくて不安だった。
可能性があると言われたけれど、可能性ってだけで関係性になんの保証もない。社会人になれば、お互いに余裕が出来ればって、先延ばしになる想像もつかない未来に期待するしかない時間が辛かった。
だから言ってしまった。
「〇〇さんに対す

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感情の猶予

友人が彼氏に振られてしまって、毎日泣いている。
私は正直、友人の彼氏に良い印象がなかったから、時間の問題なのかななんて思ってたけれど、彼女にとっては、絶望的な事だったらしい。

私は、高校の時から現在までに好きな人が変わっていない。それは、私に対する恋愛感情が1ミリも無くても、私がただ単に片思いをし続けていただけだ。まあ、簡単に言えば沼ったのだけれど。

友人の話を聞いている時に、「自分に恋愛感情

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5:35:05

昨日の夜、ふたりで乾杯した。お互いにどうしようもなく疲れた1週間だった。疲れるよねえ、ってお互いに今週あった話をして。自分の未来が見据えられないことに、どうしようもない感情をお互いに抱きながら、夜深くまで話をした。

彼との電話は、楽しい。考え方や価値観が似ているから、話をしていて違和感を感じることがない。音楽も、音楽に対する向き合い方が同じで聴く曲も似ている。

お互いに話す。こんなに、色んなこ

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いつか

「いつか」この言葉が嫌いなのに、

私もまた「いつか」を使って誤魔化している。

都合のいい関係があるように、都合のいい言葉もあって、言葉はいつだって使ったその人を表してしまうなあ、なんて思う。

いつか、忘れられるだろうか。

いつか、好きになってくれるだろうか。

いつか、また会えるだろうか。

いつだって、「いつか」の後ろに付く言葉は予測出来ない未来ばかりだ。

幸せについて

自分の幸せについて考える。今は幸せか?と。

実は、それなりに充実している。幸せなんだと思う。
相手の気持ちを聞いてから心が落ち着いている。向き合うって、悪い事だけじゃないんだなあ、なんて思う。

最近は、週に1回くらい電話している。お互いの気持ちを確かめ合ってから、お互いに深い仲になった気がした。案外やっとスタートラインに立てたのかな?なんて思う。お互いの仕事や学校の話をして、音楽の話をして、お

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進め

進め

切り出したら、割と心は落ち着いていることに驚く

最近はよく電話をした。彼の身辺整理の話で相談に乗ったり、逆に私の就職試験の話とかもしたりして。
私にこんな話までしてくれるんやなあ。なんて思いながら、今後どうして行くのかって話をして朝方まで電話をした。

そんな中その話だけではなく、共通の趣味でもある音楽の話や雑談もした。そのとき、なんとなくそういう話になった時に、「本当は、私のことをどう思ってる

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変化

変化

多分、おかしい。

そんな事は、誰に何を言われずとも分かっている。お互いに分かっている。分かっていながらそれを許し合っている。どちらも変わるのが怖いから。

どちらかが切り出せば、すぐに壊れてしまうような、そんな関係なのもお互いに分かっている。寂しさを埋めるには丁度いい、緩く苦しい関係なのも分かっている。

友人は言う。なんでそこまで分かってるのに、冷めないの?と。なんでだろうね?と笑ってみせるけ

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これからのこと

なんだかホッとしている自分がいる。

この9日間の休みの間、自分の恋愛について考える時間が多かった。その中で、自分の情緒を如何に安定させ自分が幸福を感じる時間を増やせるのか、ということを考えた。色んな記事や、色んな恋愛観について読み漁った。人から聞くことも参考にして辿り着いた、私なりの答えだった。

私は、今まで彼が居ないと、彼の存在が私には必要だと、相手に縋るような思いがどうしても離れなかった。

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履歴書の趣味の欄

履歴書の趣味の欄に、「文章を書くこと」 と記入する日が来るとは、夢にも思わなかった。

文章は、書いていて気持ちがいい。自分が、名もなき詩人になれたような気がするからだ。自分であるはずなのに、文章を書いている時の私は私じゃないように思えるのだ。

私が文章を書くようになったのは、曲の解釈をするようになってからだ。いつも、何かしら私のパーツになっている気がするが、文章力も彼との出会いで上手くなった。

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口約束

口約束をしよう。

こんな台詞を人に使ったのは初めてで、何だか照れくさい気分になった。

私は、「いつか」という言葉がすごく嫌いだった。彼との約束はいつも、「いつか」という言葉が交わされた。
いつか、というのはすごく曖昧で不確かな未来で、いつかを重ねることしか出来ない事に嫌気が差していた。

いつかって、いつ?どれだけ溜まった?それが本当になることはあるの?と。

でも、考え方がガラッと変わった。

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おじさんでした

あー、おじさんだな。と思った。

久しぶりに、彼の写真を見る機会があり見たところ、心の底から上記の思いが溢れた。おじさんだった。
なんだろうか、一目惚れが故に顔に対してめちゃくちゃイケメンだと思い続けてきたが、出会って4年以上も経つと、そりゃもう、おじさんだよな。

前にTwitterで、めちゃくちゃ年上の彼氏のことを好きでイケメンと思ってたけど、別れた途端にただのおっさんじゃんって、思った。みた

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ほんとのほんと

相手にとって、自分がどんな存在なんだろう。

こんな風に考えるのはもう何度目だろうか。自分が望む相手にとっての存在って何なんだろうか、どうなりたいのか。
ズルズル悩む原因は、お互いがお互いの事を知ろうとしないことや、先のことを考えるような話にはあまり触れないからだろう。もうこの時点で、自分が相手にとってどんな存在かだなんて、なんとなく想像がつくんだけど、それでも、どこかまだ踏ん切り付かない期待とい

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もう少しだけ

22:30頃に電話大丈夫ですか?

私が、日々に疲れ果てて辛いと言ったら、電話しようと言ってくれた。雨が降る中、駐車場に停めた車の中で、電話を待った。約1年3ヶ月ぶりの電話。待ってる時間は、緊張してソワソワしてTwitterやインスタを見ては、閉じてを繰り返し、22:30を数分過ぎた頃に電話が鳴った。「もしもし、お久しぶりです」の声に、全身が幸せに満ちた気がした。この声好きだなあってやっぱり思う。

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水曜日の予定

予定の空いている日が合えば、お互いの身の上話をしませんか?ゆっくりお話ししましょう。

この言葉を貰えた嬉しさは、一生分に値しそうで、胸がぎゅっと締め付けられた。

私の今の毎日は、誰かに会わない日はない。常に誰かと話して、誰かと住んでいる。家族ではない友人たちとの時間は、楽しいけれど、気を使う。ストレスは多少なりとも溜まってしまう。金曜日が限界だった。友人たちと出掛けたけれど帰りには体調を崩して

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