松坂夏海(なつ)

1977年生まれ。田舎の隅っこに生息。へっぽこ詩人。詩は全て創作(オリジナル)でフィク…

松坂夏海(なつ)

1977年生まれ。田舎の隅っこに生息。へっぽこ詩人。詩は全て創作(オリジナル)でフィクションです。特技は、方向音痴/早とちり。眠るの大好き。ボケーっとしていたい症候群。本もそこそこ読みます。そして面倒くさがり。

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記事一覧

.
もう
後悔はしたくないから

チクリとさす痛みも
誰かのためだけの笑顔も
それでも、いい

まだ風は冷たいけれど
震える指先で

あなたに会いたい、と

7

今日は水曜日かぁ、とぼんやり今日を眺めている。明日は木曜日だなと思ったところで、明日これといって予定がある訳でもない。いつもと同じような一日をたぶん重ねていくだけ。可もなく不可もなく。だけど、たぶん、それでいいんだろう。天気予報を少し気にして、今日の一日に蓋をした。

6

.
悲しいかもしれない
でも
悲しくないかもしれない

二人の始まりも終わりも
二人だけのもので

いつか、また
なんて
曖昧な約束だけれど

それも
全部 全部
二人にしかわからないことで

二人だからわかることで

4

.
使い古された
ラブ・ソングは
もう
くたびれていて
言えずに終わった恋が
後悔に変わっていく

それでも
今日も今日が過ぎて

忘れてしまった泣き方を
思い出そうとしている

夜は深いまま、で

5

.
どうした、なんて
聞かないでいて

あなたの横顔に
見惚れていたなんて
言えはしないから

だから
そのまま
明日を見ていてよ

4

.
忘れそうなラブソングを
また
引っ張り出してきて
夜の端で 泣いている

きっと
好きなのは
あなたじゃなくて
恋をしている、私

6

恋は

. どうしたって あなたを 追いかけてしまうのでしょう 忘れようとするたび なにかに急き立てられるように 必死で思い出しては また あなたを思うのでしょう 卒業出来ない…

8

.
明日のあなたは
明日 教えて

とりあえず
今日の
あなたを 知りたい

今のあなたを
知りたいと思うのです

5

.
聞き飽きた言い訳を
今日も
受け入れて
眠りにつく

手放せばいい、のに

最後の決断も出来ないまま
君の 隣で
今日も

5

.
怖い夢を見ないように
夜を飲み込んだ

夜を飲み込んだまま
あなたの手を握った

寂しさを
全部 消すように

悲しみを
全部 消すようにして

7

嘘 ひとつ

. 今日の終わりに 嘘をひとつ ついた あなたが あんまりにも 泣きそうだったから 平気よ、平気 ひとりでも、大丈夫 だから いいの ひとりきりに させて 明日 また 遊ぼう…

5

思い出そうとしている

. 夕暮れに 街が染まっていくのを ただ 眺めては 思い出せない思い出を 必死で 思い出そうとしている 二人の終わりも わからないまま 泣けないまま 私は 今日も ここで

7

これ以上ないほどに
自由に踊らせて

無責任な口実は
もう 聞き飽きたの

自分勝手な夜に
わがままに
泣いてみたいだけ

4

明日を探しながら

. 誰にも行き先を告げずに 風が流れる方へ 花の匂いがする方へ 失くした恋は どこへ行くのでしょうか 落とした涙は どこへ行くのでしょうか 明日を探しながら 歩いていま…

8

.
傷つくと
わかっている恋を
したくないだけ

ねえ、
忘れてくれていいよ

5

.
どうやら
私の手には負えない恋のようです

いつだって
あなたのことばかりで
どこにいても
あなたを探していて

こんなにも
胸が忙しくて

5

.
もう
後悔はしたくないから

チクリとさす痛みも
誰かのためだけの笑顔も
それでも、いい

まだ風は冷たいけれど
震える指先で

あなたに会いたい、と

今日は水曜日かぁ、とぼんやり今日を眺めている。明日は木曜日だなと思ったところで、明日これといって予定がある訳でもない。いつもと同じような一日をたぶん重ねていくだけ。可もなく不可もなく。だけど、たぶん、それでいいんだろう。天気予報を少し気にして、今日の一日に蓋をした。

.
悲しいかもしれない
でも
悲しくないかもしれない

二人の始まりも終わりも
二人だけのもので

いつか、また
なんて
曖昧な約束だけれど

それも
全部 全部
二人にしかわからないことで

二人だからわかることで

.
使い古された
ラブ・ソングは
もう
くたびれていて
言えずに終わった恋が
後悔に変わっていく

それでも
今日も今日が過ぎて

忘れてしまった泣き方を
思い出そうとしている

夜は深いまま、で

.
どうした、なんて
聞かないでいて

あなたの横顔に
見惚れていたなんて
言えはしないから

だから
そのまま
明日を見ていてよ

.
忘れそうなラブソングを
また
引っ張り出してきて
夜の端で 泣いている

きっと
好きなのは
あなたじゃなくて
恋をしている、私

恋は

.
どうしたって
あなたを
追いかけてしまうのでしょう

忘れようとするたび
なにかに急き立てられるように
必死で思い出しては
また
あなたを思うのでしょう

卒業出来ない、なんて
それっぽいことを
言ってみたところで
ただ ただ
恋に
酔っていたいだけなのかもしれません

これだから、恋は

.
明日のあなたは
明日 教えて

とりあえず
今日の
あなたを 知りたい

今のあなたを
知りたいと思うのです

.
聞き飽きた言い訳を
今日も
受け入れて
眠りにつく

手放せばいい、のに

最後の決断も出来ないまま
君の 隣で
今日も

.
怖い夢を見ないように
夜を飲み込んだ

夜を飲み込んだまま
あなたの手を握った

寂しさを
全部 消すように

悲しみを
全部 消すようにして

嘘 ひとつ

.
今日の終わりに
嘘をひとつ ついた
あなたが
あんまりにも
泣きそうだったから

平気よ、平気
ひとりでも、大丈夫
だから いいの
ひとりきりに させて

明日 また 遊ぼうよ

思い出そうとしている

.
夕暮れに
街が染まっていくのを
ただ 眺めては
思い出せない思い出を
必死で
思い出そうとしている

二人の終わりも
わからないまま
泣けないまま

私は 今日も ここで

これ以上ないほどに
自由に踊らせて

無責任な口実は
もう 聞き飽きたの

自分勝手な夜に
わがままに
泣いてみたいだけ

明日を探しながら

.
誰にも行き先を告げずに
風が流れる方へ
花の匂いがする方へ

失くした恋は
どこへ行くのでしょうか
落とした涙は
どこへ行くのでしょうか

明日を探しながら
歩いています

.
傷つくと
わかっている恋を
したくないだけ

ねえ、
忘れてくれていいよ

.
どうやら
私の手には負えない恋のようです

いつだって
あなたのことばかりで
どこにいても
あなたを探していて

こんなにも
胸が忙しくて