鬱日記。希死念慮。


唐突に激しい希死念慮に襲われた。
死んでしまったら、沢山のものが消える。お気に入りのゴシック・ファッション。ドール。大好きな人との想い出。大切な友人達との想い出。家族と一緒に水族館に行った事。大好きな漫画。大好きな小説。大切な物語。自分が今まで書いてきた小説。頑張ってきた絵。

死んでしまえば、この世から消えてしまえば、全て、無になって消えてなくなる。私は死後の世界を信じていないし、人間は他者の想い出によって幻影が形となって存在していくだけ。私が死んだ後、残された人の事なんて何も分からない。

寂しくて悲しくて、どうしようもなくて。自分が何でこの世界に生まれてきたのか分からなくて。それは親が生みたかったから以外の理由が欲しくて、ずっとずっと自分の理由や生きる意味を探している。沢山、哲学の本とか読んだり、小説とか読んだり、自分で書いたりしたんだ。

私の周りで沢山の人が自死したり病死したりしてきたよ、みな、残された人が幻想のように死んでいった人達をロマンチックにあれこれ言っていた。生きている時にああ言えばよかった、ああ言わなければよかった。ああすればよかったみたいに感情が渦巻いていた。

私の叶えたい夢や目標にしていた未来はきっと訪れなくて何者かにずっとずっとなりたかった。この世界に自分が生きていていいっていう実感が欲しかったんだ、自分という証を刻みたかった。年齢ばかり重ねてしまったね。

色々な後悔が渦巻いている中、また誕生日が近付いているよ。誕生日は私が一年で一番嫌いな日だ。また一つ自分の可能性が潰えていく日。私が自分の人生を愛せる事が出来るようになるのはいつになるのかな。

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