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人生のどん底から抜けた人と抜けられない人の差

どん底を抜けた人たちはどうやって抜けていったのか?
それを知りたくてnoteを「#人生どん底」で検索してみた。

そこには「どん底から抜け出した」人たちと
「どん底から抜けられない」人たちの記事があった。

「どん底から抜け出した」ひとたちの記事は「抜け出した経緯」とそのあとに「あなたは絶対抜けられます」と続き、さらに「収入も激増し、思った以上のお金を手にしている」とか「セミナーを開催している」「LINEでお得な情報を差し上げています」とかそういう方向(そういうってどういう?って言われると説明しにくいんだけど)な記事が多く感じた。

そういう抜け出した人たちも「あのときは鬱でしたね」とは言うけれど、クリニックに行かざるを得ないほどの重度なものではなさそうで、メンタル疾患としての鬱ではなくて「自分が思うウツ」である印象を受ける。

精神科を受診するのが本当の鬱、なんてマウントを取るようなことを言う気はさらさらないけれど、本当の鬱病なら「こりゃヤバイよ、病院行かないとヤバイ」となるでしょうね。、そうならない鬱なら病気としての鬱ではないのではないかな、なんてひねくれて思った

そんな抜けられた人たちと違って「抜けられずにいる」ひとたちは、メンタルを病んでいる人が多く「生きる」という基本的な部分において既に、それだけでも大変な状況である人が多いと思った。

メンタルを病んでしまうと、自分の思い通りに生きていくことが難しいんだろうな。

「目標をもって」とか「決してあきらめないで」とか、そういうのってまず基本的な生活が支障なく送れるのが大前提だと思うんですよ。

生き延びるので精一杯な状態で、何を頑張れるんだい?よお。

愚痴ってしまうとさ「抜け出した方々」は自称鬱で、とにかく仕事を頑張ったとか言って、大変だったんだろうとは思うけれど、仕事に行けてる時点で「あんたらはぜんぜんどん底じゃないよ」ってことだ。職場まで普通に行ける、コンビニのバイト中に強烈な不安に襲われることもない。

仕事なんてのは「楽しみを見つけてやるぞ」くらいの気持ちでやれば楽しくなるもんです。メンタルを病む前はどんなハードワークでも自分ひとりで乗り越えてきたから身をもってわかります。
でもね、仕事自体ができない、心の問題があるのは、これはどうにもできない。

でも、そうはいっても、その人の人生の中でその人なりにどん底だと思ったんだろうけど、どん底の大安売り、大バーゲンな記事が溢れていて、そんな方々の記事を見て「ああそれができるんだったら、ぜんぜん前に進めるじゃん」と思ってしまう私はやっぱりダメな男ですね。


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