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読書日記・2月5日~2月11日

2月5日(月)

古賀及子さんの『おくれ毛で風を切れ』を読む。日々の暮らしを独自の視点と文章にしていく古賀さんの、日記の面白さを改めて思い知ると同時に、私もこんな風に日記が書きたい!!!という気持ちだけが高まる。気持ちだけを高めて行動にはうつさないというのが私のスタイル。そこが大きな問題点。

2月6日(火)

ここ数日、読解力を身につけたくて、小学生の国語ドリルで勉強し直している。小学4年生からスタートしたんだけど、これがけっこう難しくて「え?何??どういうこと????」と、大きな声でぶつくさ言いながら問題と向き合っている。私が小学生だった頃よりも、問題が難しくなっているように思えてならないんだけど、たぶん、私は物事を難しく考えすぎているんだろうな。

登場人物の気持ちを考えよう!という問題でも、文章問題に書いてある答え以外の答えを見つけ出そうとしてしまう。この子は笑っているけれど、本当は悲しい気持なのでは?? と、裏の感情に意識を向けてしまう。文章問題に書いてあること以上のものを探す必要なんてないのに、普段から見えているもの以外の感情を、相手に見出そうとしてしまうクセがあるため、ドリルの問題を複雑にとらえすぎている。見たまま、ありのままの答えを導き出すことを、ドリルを通じて学んでいるところ。私はいったい何の勉強をしているのだろう。

2月7日(水)

今年の1月に新作が発売しているのに、前作を読み終わっていないことに気づいてたので『アガサ・レーズンと毒入りジャム』を読んだ。まどろっこしい描写がほぼなくて、話がとんとん拍子に進んでいくので読んでいて楽しい。このシリーズも19作目。相変わらず傍若無人なアガサが良い。

2月8日(木)

映画版のハリーポッターを見終わる。ハリーポッターシリーズで人気のある人物がどうして人気なのか、ラストで理由を知り深く納得した。この役を演じた俳優さんが今でも人気なのも大いに納得。改めてハリーポッター作品の大ファンになってしまったので、猛烈に原作が読みたくてたまらない。全巻を大人買いしよう、そうしよう。

2月9日(金)

『自由研究には向かない殺人』の前日譚である『受験生は謎解きに向かない』を読み終わる。三部作のシリーズを読み終えてからこの本を読むと、平和な時間に涙が出そうになる。それだけ三部作が重い内容になっているということで、でもだからこその面白さもあるんだけど、でもやっぱりこうして明るい話を読むと、主人公たちには笑っていてほしいなという思いでいっぱいになる。そしてこの本は前日譚だけど、この作品単独では面白くないかも。

2月10日(土)

植本一子さんの『こころはひとりぼち』を読む。植本さんがパートナーとの関係を解消してからの日記。つらいとか、さびしいとか、そういった素直な気持ちを日記に残せる植本さんをうらやましいと思った。自分の感情を素直に表現できる人って、それだけで憧れてしまう。素直だったころなんて遠い昔で、斜に構えることばかりを身につけてきた私にとって、植本さんの文章にある正直さが心にひびきまくる。良いことも悪いことも、言葉にしていける人になりたい。

2月11日(日)

ワーママはるさんがVoicyで紹介されていて気になったので、水木しげるさんの『昭和史』を読み始めた。近代史、というかそもそも歴史にまったく興味がないゆえに、昭和がどういう時代かもよくわかっておらず、この本の内容を理解できるんだろうかと不安だったけれど、マンガだし、ねずみ男がちょいちょい出てきて説明してくれたりするので、わりとスラスラと読めている。マンガで学べる時代に生まれて本当によかった。


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