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コードギアス反逆のルルーシュ(2006~2008:旧作全50話)【アニメ感想を語っていいのは、アニメ感想をされる覚悟のあるやつだけ・・・・そんなわけないな】

前回は打ち切りアニメを紹介したので、今回は正反対のを紹介してみようと思います。

マンガ家グループとして高名なCLAMPが、キャラデザインを担当。
そのキャラ絵を元にしてアニメ制作をやるスタイルです。

こういう作り方けっこう多いですよね。

実は私、CLAMP先生の作品は苦手でして。
なんかストーリーが私好みじゃないというか。
どうも話を受け付けないことが多いのですね。
予定調和すぎるというか。
でも絵はとても綺麗なんですよ。
絵は好きなんですよ。
しかし今回はキャラデザのみで、脚本は他の人が担当。

私にとっては理想的な感じなのです。

またこの作品、制服っぽいのがたくさん出てくるので、その点も好きです。
ブリタニア軍その他の変な制服が出てくるだけでも、私はかなり満足できます。

脚本は、アメリカのテレビドラマか!と言わんばかりのジェットコースタースタイルです。
ハリウッド脚本術の本を思い出します。

実際、4クール合計50話もありました。
すごい売れてますね。

打ち切り作品の場合、途中で打ち切りエンドを使わざるをえないことがあります。
そうです。脚本家はいくつかのエンディングを複数用意しておいて、状況によってそのどれを使うか決めます。
コードギアスは、いちばん長続きするエンディングを第1期の最後25話で採用したなと思いましたね。続編ありきの終わり方でした。
これ、差し替えたなと感じました。(違ってたらごめんなさい)

第2期50話は、さすがに後はないだろう的な終わりでしたけど。

コンセプトはピカレスク。
要するに主人公が悪っぽいダークヒーローであることです。
正義の主人公が嫌うようなことを、むしろ好んでやります。
しかしながら、心の底からゲスイわけでもないので、本音はひどい奴じゃない的な描かれ方です。

そういえば、子ども心に悪役の方がかっこいいのに・・・・
なんて感じたことが昔ありました。
それをやったんですね。
(時代が僕に追いついて来たんだね。そう思ってた時がありました)

「く、スペックではこっちが勝ってるはずなのに」
これって、普通は敵が使うセリフなんですが、本作では主人公が使います。

もちろんドラマ的に、正義の主人公を愚直に演じるキャラも出して、相対化をさせてます。
そっちの方がぜったい面白いですよね。対比で。

続編やシリーズ化もいろいろと制作していたみたいですが、
この第1作の主人公ルルーシュの魅力度が大きすぎて、それらはどれも失敗したみたいです。
続編は控えめのグループに属します。

ただこれ、ルルーシュ以上に魅力ある主人公キャラを作れなかったという、それだけの縛りなので、まあ相当に気合いの入ったキャラメイキングだったら、新作を成功させる余地はゼロではないかもしれません。
ですがそこまでするなら、この世界観を流用する必要性はなく、新規で世界丸ごと作った方がいいでしょう。
そうすれば世界観とリンクした設定の主人公を作れるしね。その方が盛り上がる。

最近、ついにしびれを切らしてルルーシュを再登板させる続編に手を出し始めたみたいですが。
死んでいたはずの某キャラが生存していたので、おったまげました。
とりあえず、良かったね。
というわけで新映画版は旧アニメ版と微妙な変更点があるようですね。
(新映画版は総集編だと思って見飛ばして、復活編だけを見たので、こうなったのです)

50話も観るのは大変という方は、新映画版の方をもっぱら見るべきです。
補完されます。某キャラも生きているしね。

というわけでPVは新映画版のを貼りつけてみます。
あと復活編も。

ちなみに現代とは違う歴史の世界観で、
第2次大戦やアメリカ独立などは起こらなかった世界ということらしいです。

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