モモの時間

長野の御代田町で、ホリスティック芸術スクールをやっています。子どもたちの成長を園芸家の…

モモの時間

長野の御代田町で、ホリスティック芸術スクールをやっています。子どもたちの成長を園芸家のように見守ること。そして、大人の自己教育とセルフヒーリングの時間も大切に。時々、児童文学についてもあれこれ。https://www.instagram.com/momo_no_jikan/

マガジン

  • Reading Meditation * 魂の暦

    毎週ルドルフ・シュタイナーの魂の暦のポエムを紹介しながら、季節をめぐります。

  • ホリスティック芸術クラス

    シュタイナーの人智学の思想をベースにした、小学生の学びについて、ご紹介していきます。

  • 募集中のクラス

    募集中のワークショップやクラスのページです。

記事一覧

『魂の暦』 第23週 Reading Meditation

台風が去り、秋の訪れというよりも、晩秋であるかの寒さです。今日は、まだ9月ですが、薪ストーブをつけてしまいました。もうすぐ秋分、お彼岸の季節ですね。 ここのとこ…

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『魂の暦』 第22週 Reading Meditation

先週土曜日は中秋の名月。我が家の畑からも美しい月を愛でることができ、たくさん光を浴びできました。夏の間、たくさん取り込んだ光が、私たちの中で自分の光となって「内…

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『魂の暦』 第20週 ReadingMeditation

今週ももう終わりですが、振り返りとして今週の詩を。 「自分とは何か?」この問いは、哲学的な問いですよね。シュタイナー学校の生徒たちは、動物・植物・鉱物を学びなが…

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イメージの力

ホリスティック芸術クラスでは イメージの力を大切にしています。 一つには、 文字で頭にうったえるのではなく、 イメージで子どもたちの心に向けた方が すんなりと受け入…

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\ホリスティックな学びの体験会/

この夏もホリスティックな学びの体験のために、愛知から画房寺子屋のはらかずこさんをお迎えして、3つのワークを行います。 ルドルフ・シュタイナーの人智学をベースにし…

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『魂の暦』 第19週 Reading Meditation

夏休みの最後、友人のご縁で岩手県の遠野を訪れることができました。滞在したクインズメドウカントリーハウスは、馬と人が境界線なく、共に暮らす場所。夏の間は、標高の高…

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『魂の暦』 第18週 Reading Meditation

残暑見舞を申し上げます。実家のリトリート生活も、今日で最後。近くの大好きなお店、ぶどうのたねで、素敵な器を見て、コーヒー飲んでリフレッシュ。明日からの2歳児+6…

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\ おやこARTcafe / 秋と冬

暦の上ではもう立秋。 ですが、 帰省中の福岡は まだまだ猛暑🎐 子どもたちは、川のプールに行ったり お家でプール遊び三昧です⛱ 9月からも、月に1度 自然の素材に触…

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引き算から始まるわけ

ホリスティック芸術スクールの計算は 四則演算(+、ー、×、÷)が同時に始まります。 (上記の写真は、足し算さん、引き算さん、掛け算さん、割り算さん) 一番最初に…

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『魂の暦』 第17週 Reading Meditation

福岡の実家に帰省して、灼熱の夏を体感しています。でも、クーラーのない長野の家より、家の中はガンガンに涼しくて快適ですw 私たちは全感覚器官を使って、夏の生命力を…

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算数のはじまり

ホリスティック芸術スクールの 算数のはじまりは 計算ではありません。 1から12までの 「数の概念」からはじまります。 これまで様々なニーズの子どもたちの 個別サポー…

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『魂の暦』 第16週 Reading Meditation

先週は、キラキラと太陽を浴び輝く夏に魔法をかけられたように、世界の輝きの中で大いなる崇高な力を感じるという週でした。 この時期、私たちの自我は自分の中に留まらず…

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はじめに何を学ぶのか

ホリスティック芸術クラスで、 一番はじめに何を学ぶのか? とてもシンプルな 直線と曲線です。 世の中のものの形は全て 直線と曲線からできているからです。 文字や数…

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『魂の暦』 第14週 Reading Meditation

久しぶりにnoteに戻ってきました。季節も移り変わり、もう夏なのでしょうが、まだ雨が降ったり止んだり、梅雨を過ごしたりなかったと言っているようなお天気です。 今は、…

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『魂の暦』 第8週 Reading Meditation

毎週更新チャレンジのはずが、3週間も空いてしまいました。ここのところ初夏の陽気だった御代田町でしたが、昨夜から大雨。梅雨の到来を感じさせます。 今週のテーマは「…

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『魂の暦』 第4週 Reading Meditation

今週は、「私は自分の本当の存在を生きる」ということをテーマに考えてみたいと思います。 自分の本当の存在ってなんでしょうか?自分自身の内なるものということになると…

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『魂の暦』 第23週 Reading Meditation

台風が去り、秋の訪れというよりも、晩秋であるかの寒さです。今日は、まだ9月ですが、薪ストーブをつけてしまいました。もうすぐ秋分、お彼岸の季節ですね。 ここのところ、どんよりとしたお天気が続いていますが、確実に夏に比べると、思考が明晰になってきていることを感じます。これが冬に向け、ますます研ぎ澄まされていくのかと思うと楽しみでなりません。 秋は、読書の秋というのもなんだか納得します。夏にさずかった光と共に、この時期から内面を見つめる新しい学びを始めてみるというのも、いいです

『魂の暦』 第22週 Reading Meditation

先週土曜日は中秋の名月。我が家の畑からも美しい月を愛でることができ、たくさん光を浴びできました。夏の間、たくさん取り込んだ光が、私たちの中で自分の光となって「内面で強く輝き動き始める」時期です。 秋の季節は、魂にとっても実りの季節なのですね。世界の自我が、個としての人間の自我として、ゆっくりと実っていく。世界の自我を通した自分の自我は、より強くよりしなやかになっていく気がしています。 最近、私は自分の内側にあるものを、アウトプットしていくことへの不安や恐れが少しずつ溶け始

『魂の暦』 第20週 ReadingMeditation

今週ももう終わりですが、振り返りとして今週の詩を。 「自分とは何か?」この問いは、哲学的な問いですよね。シュタイナー学校の生徒たちは、動物・植物・鉱物を学びながら自分とは何かを知っていきます。動物・植物・鉱物の中にも自分と同じエッセンスが流れているということを体感していくと、世界はすべて自分なのだというという深い考えに行き着くとしているからです。 それは、一つには自然界に対する畏敬の念を育てるということかもしれません。それには、自然での体験が何よりも一番だと思います。自然

イメージの力

ホリスティック芸術クラスでは イメージの力を大切にしています。 一つには、 文字で頭にうったえるのではなく、 イメージで子どもたちの心に向けた方が すんなりと受け入れられるからです。 7歳からは14歳までは、特に心を育む時期。 この時期の子どもたちは、 内側でイメージを作り上げたいという欲求にあふれています。 ・ もう一つには、 イメージする力は思考力のに元なるからです。 言葉はイメージを再現するための記号です。 言葉はイメージを再現するための、引き金でしかありませ

\ホリスティックな学びの体験会/

この夏もホリスティックな学びの体験のために、愛知から画房寺子屋のはらかずこさんをお迎えして、3つのワークを行います。 ルドルフ・シュタイナーの人智学をベースにした、「あたま・こころ・からだ」の調和を大切にする学びを、ぜひ体験してみませんか? ___ 🌟 8/29(月) 10:00-11:30 こころで感じる エポック授業体験 こくご・さんすうを教科横断で学ぶエポック授業。小学生時代は、特に感情が育まれる大事な時期です。自ら発見し、あたま(思考)だけではなく、からだ(

『魂の暦』 第19週 Reading Meditation

夏休みの最後、友人のご縁で岩手県の遠野を訪れることができました。滞在したクインズメドウカントリーハウスは、馬と人が境界線なく、共に暮らす場所。夏の間は、標高の高い高原に馬たちは出向いているということで、みんなで会いにいきました。 広大な草原に、自由に馬たちが暮らす様子が、本当に天国のようで美しかった。もちろんそれは、ありのままの自然ではなく、人間が作り上げた場所であり、管理されている馬たちであるのだけれども、ただ馬たちがそこにいる、「ただ在る」それだけで美しいということがじ

『魂の暦』 第18週 Reading Meditation

残暑見舞を申し上げます。実家のリトリート生活も、今日で最後。近くの大好きなお店、ぶどうのたねで、素敵な器を見て、コーヒー飲んでリフレッシュ。明日からの2歳児+6歳児男子との遠野への旅に備えます。 先週は、「宇宙の言葉・世界の言葉」をキャッチしやすい時期でした。なんと、ライオンズゲートと呼ばれる、獅子座(=ライオン)の強いパワーと太陽のエネルギーが重なり、地球上に高次元のエネルギーが降り注ぐと考えられている時期とリンクしていて、なるほど〜と思った週でした。2022年は、8月8

\ おやこARTcafe / 秋と冬

暦の上ではもう立秋。 ですが、 帰省中の福岡は まだまだ猛暑🎐 子どもたちは、川のプールに行ったり お家でプール遊び三昧です⛱ 9月からも、月に1度 自然の素材に触れ 色との出会いの時間を みなさんと過ごせたらと思っています。 本日より、9月からの第2期の 募集を開始します 3回続けての参加の方を 優先させていただきますが 空きがあれば単発での参加も お受けいたします😊 対象:年少、年中、年長さん 募集人数:6名程度 時間:13:30~14:30 通常参加:4

引き算から始まるわけ

ホリスティック芸術スクールの計算は 四則演算(+、ー、×、÷)が同時に始まります。 (上記の写真は、足し算さん、引き算さん、掛け算さん、割り算さん) 一番最初に登場するのは引き算です。 足し算ではありません。 それは、全てのまなびにおいて 「全体から個へ」という考え方を大切にしているからです。 これは、シュタイナーの 深い思想に基づいており 社会問題を教育で変革しようとした シュタイナー教育の出発点とも言えます。 「ここに生まれてきた私は  すでにたくさんの恵みを

『魂の暦』 第17週 Reading Meditation

福岡の実家に帰省して、灼熱の夏を体感しています。でも、クーラーのない長野の家より、家の中はガンガンに涼しくて快適ですw 私たちは全感覚器官を使って、夏の生命力を吸収しています。しれが、太陽の光やキラキラと輝く木々のまばゆさを物質的に取り入れているだけではなく、大いなるものの力も今取り入れている時期なのです。 それは、「宇宙の言葉、世界の言葉」を無意識に取り入れている時期とも言えます。 宇宙は、世界は、何か語りかけてきたでしょうか? 私は、「もっと自由であれ」「表現を恐

算数のはじまり

ホリスティック芸術スクールの 算数のはじまりは 計算ではありません。 1から12までの 「数の概念」からはじまります。 これまで様々なニーズの子どもたちの 個別サポートをしてきましたが 驚くべきことに 文字としての数と 実質的な数の感覚が 一致していないまま 3.4年生を迎えてしまう人を 数多く見てきました。 そして、高学年になると 残念なことに算数嫌いになっていきます。 それほど、低学年の子どもたちにとって 数や文字は抽象的なのです。 だから 子どもたちの

『魂の暦』 第16週 Reading Meditation

先週は、キラキラと太陽を浴び輝く夏に魔法をかけられたように、世界の輝きの中で大いなる崇高な力を感じるという週でした。 この時期、私たちの自我は自分の中に留まらず、世界へと広がっていきます。夏に開放的になるのも、この作用が働いているからかもしれません。思考が働かないこの時期に私たちが唯一できることは、「感じる」ということです。 その「感じる」ことで、精神からの贈り物に気がつくことができるかもしれません。この夏の贈り物は、自我の実りとなり、秋には思考の実りとなって熟していくそ

はじめに何を学ぶのか

ホリスティック芸術クラスで、 一番はじめに何を学ぶのか? とてもシンプルな 直線と曲線です。 世の中のものの形は全て 直線と曲線からできているからです。 文字や数字の根底にあるフォルム(形)も 直線と曲線です。 フォルムを紙の上に書くことで フォルムの形と質を 心と身体で感じとっていきます。 単純な形から始まる このフォルムのまなびは やがて複雑化していき 様々な方向に対する意識を 空間の中で身につけていきます。 形の違いや共通点を感じながら 描くことにより 注意

『魂の暦』 第14週 Reading Meditation

久しぶりにnoteに戻ってきました。季節も移り変わり、もう夏なのでしょうが、まだ雨が降ったり止んだり、梅雨を過ごしたりなかったと言っているようなお天気です。 今は、アナベル(白いアジサイ)やピラミッドアジサイ(こちらも白)が美しい季節。白と緑のコントラストは、心に涼しい風を送ってくれます。 皆さんも、暑いとなかなか頭が働かなくなりますよね!私が住んでいる長野は、幸い朝晩は涼しく過ごせるのですが、クーラーのない家なので、昼間30度を超えると、なんとも目の前のタスクをこなすだ

『魂の暦』 第8週 Reading Meditation

毎週更新チャレンジのはずが、3週間も空いてしまいました。ここのところ初夏の陽気だった御代田町でしたが、昨夜から大雨。梅雨の到来を感じさせます。 今週のテーマは「インスピレーション」。私たちはこの時期、「インスピレーション」を授かる可能性をもつそうです。 ちなみに、インスピレーションを辞書で調べてみると、 インスピレーション【inspiration】《吹き込まれたもの、の意》創作・思考の過程で瞬間的に浮かぶ考え。ひらめき。霊感。「インスピレーションがわく」 インスピレー

『魂の暦』 第4週 Reading Meditation

今週は、「私は自分の本当の存在を生きる」ということをテーマに考えてみたいと思います。 自分の本当の存在ってなんでしょうか?自分自身の内なるものということになると思いますが、それはアントロポゾフィーでは、自我と呼んでいます。自我には深い深い奥底があって、その話はまた今度。 私の内なるものにそって生きるとは、この物理的なこの世界に何かしらの「表現をする」ということだと思います。それは、仕事でそれを表現している人もいれば、趣味で歌や絵を書いて表現している人かもしれない。はたまた