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ひとつとして
君は
変わらない事
君は
望まない事
君は
そばに居てほしい事
それを忘れない事
それは君だけではない事
それは君だけではない事
君はすぐにそれらを
忘れてくれる事
何も知らない事
僕が君以外を
知らない事
ひとつも無くなりませんように。
知らない事
君はすぐにそれらを
忘れてくれる事
ガラスグラス
曇った硝子を見て
愛おしいと思えば
君と眠っていたみたいに
ああ
久しぶりだね。
眺めて並べて重ねてみて
歪んだ景色は
何も映さず綺麗なままだ。
こうして光を浴びてみて
いつでも毎朝みたいにね。
そうして戸棚を閉じてみても
いいようにね。
tic
生成り色のドロワーズを眺めながら
珈琲を飲むの。
時計を並べて
ひとつ丁寧に。 ひとつ。丁寧にね。
並べると綺麗
指針の音色が綺麗でしょう。
生成り色のドレスもブラウスも
無いわ。
黒い薔薇だけ飾ったら
眠る為の紅茶を思い出せるかしら。
水
辛い水をあげようか
君が口にする
その他全て
甘く感じてしまうように。
甘い水をあげようか
君が口にする
その他全て
辛く感じてしまうように。
だけどこれを
恵まれた水だなんて
思ってはいけないよ。
君には元から
その器に入っていたであろう
味の無い水が
よく似合ってる。
運命さまの、云うとおり
運命を信じてみてよ。
痛くはないよ。
怖くはないよ。
だけれど、弱くてちっぽけな君。
くだらないことで、泣いて笑って
可愛いね。
運命を、信じてみたら
少しだけ我儘を言ってみて。
痛いかもしれない。
怖いかもしれない。
くだらないことで、自信をなくしている君が
大切な我儘を言った。
会いたいね。
悲しいね。
だけれど、もっと
もっと大きな我儘を言ってみて。
どうせ、