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Q,高血圧を改善するのに減塩は効果がありますか?にお答えします!!

こんにちは!
分子栄養学食生活アドバイザーの盛上です^^

今回は「Q,高血圧を改善するのに減塩は効果がありますか?」という質問にお答えさせて頂きます!!

こちらの記事はstand.fmで音声配信もしております!!
よければこちらも一緒にお聞きください♪ ↓↓↓

Q,皆さんは高血圧だと診断されたことがありますか?
Q,もしくは、皆さんのご家族の方で高血圧だと診断され服薬されている方はいらっしゃいますか?

高血圧により服薬が始まると一生、薬を飲み続けないといけないものと思われている方も多いと思います。

しかし、今からお話する内容を理解して頂くことにより以下のメリットを得ることが出来ます!!

✅高血圧になる仕組みが分かる。
✅高血圧に対する理解・見方が変わる。
✅一生飲み続けないといけないと思っていた薬を減薬・断薬できるかもしれない可能性が生まれる。

それでは早速、高血圧についてお勉強していきましょう^^

1,そもそも高血圧ってなぜなるの?

心筋梗塞

そもそものそもそもですが…「高血圧」にはなぜなるのでしょうか?

一般的に言われている説は…

食塩に含まれるナトリウムは体内に水分を保持させる働きをしている。
その濃度が高くなると体液が増え、その結果、血管を通る血液の量も増えて血圧が高くなるのは事実である。
(引用 本:医学常識はウソだらけ 著者:三石巌)

になります。
皆さんも一度は聞かれたことのある高血圧の仕組みではないでしょうか?

しかしこの説だけを信じてしまうと「高血圧=食塩の摂り過ぎ」だから「減塩しよう」という単純な答えになってしまいます。
本当にそれだけが高血圧の原因なのでしょうか?


2,食塩の摂りすぎで高血圧になる人の割合を知っていますか?

血圧計と食塩

高血圧とお医者さんに診断された場合は、以下の2点をアドバイスされます。
・血圧降下剤の服用
・食事での減塩

今回の記事では食事での減塩について考えていきますが、本当に食塩の摂りすぎで高血圧になっている人の割合を見ていきましょう。

実は…

✅食塩の摂り過ぎが原因で高血圧になるのは100人の内たった1~2人いう割合であり、明らかに少数派である。
✅残りの98~99%には効果がないどころか、逆に体内で必要な塩分が不足して健康を損ねてしまう恐れまである。

という事実があります。

こんなに少ない割合なのに、なぜ「高血圧=食塩の摂り過ぎ説」がここまで広まったのか?について次は考えていきましょう!


3,なぜ「高血圧=食塩の摂り過ぎ説」が広まったのか?

マーケティング

これには「疫学(えきがく)」という学問が関係しています。

疫学とは…
地域や職域などを限定して、年齢・学歴・食生活・生活習慣・職業などの違いによって、病気の発生率にどういう分布の違いがあるかを調べる学問である。統計から病気の原因を考える方法。
(引用 本:医学常識はウソだらけ 著者:三石巌)

ある意味では消費者を分類して販売戦略を立てるマーケティングに方法が似ていますが、疫学には以下のような3つの大きなデメリットが生まれるのも事実です。

✅ある病気が特定のグループに多く見られたからと言ってそこに確実な因果関係があるとは限らない。
✅統計的なデータというのは、見方によって引き出される結論が違ってくる。
✅統計から何か結論を引き出そうという科学者の思いが強い場合、自分の仮説に合ったいいデータのみを採用し、仮説に合わないデータを無視する場合もある。

そして、「高血圧=食塩の摂り過ぎ説」もこの疫学によって導きだされたものになります。

この説の有力な根拠として引用されたのが日本の東北地方で高血圧の人が多いという調査結果でした。
食塩の一日の摂取量は10g以下が望ましいと言われていますが東北地方の、とある県で1人あたりの食塩摂取量がそれよりもかなり多い事が分かり「高血圧=食塩の摂り過ぎ説」が生まれました。

しかし、同じ東北地方であってもリンゴの生産地では高血圧の人が少なかったという事実もありましたが、研究者にとっては都合が悪かったため例外として切り捨てられた事実もあります。

4,まとめ

いかがでしたでしょうか?

皆さんが普段から高血圧に対して抱かれているイメージが少しは変わったのではないでしょうか?

今回の記事のポイントは以下になります!

💡高血圧は体内の塩分(ナトリウム)濃度が高ければなる可能性があるが、原因はそれだけではない!
💡実は食塩の摂り過ぎで高血圧になる人の割合は100人中1~2人である。
💡「高血圧=食塩の摂り過ぎ説」は疫学という学問から生まれた。
💡疫学には大きなデメリットも存在する。

今後は…
・食事(栄養素)で高血圧を改善する方法
・血圧降下剤の種類と副作用

についての記事も書いていこうと思います。


皆さんの健康ライフのお役になれば嬉しいです^^


本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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