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質問したことに答えない部下、どうします? ~その「問い」、明確ですか?~

こんなシーンを、ときどき見かけます

「これについて、どう思う?」
と聞くと、
「はぁ~」
「いいんじゃないでしょうか。」
と生煮えの回答

「それ、答えになってないじゃん!」(心のつぶやき)
と、腹が立つことも多いみたいです。

でも、こうなる原因って、何なんでしょうか?



そもそも、何を聞かれているのか? わからない

「どう思う?」というのはよく聞くフレーズ

でも、部下の立場からすると、
「どうって、どうよ!」
と思っているかもしれません

立場上、そうは言い返せないので、
「はぁ~」みたいな適当な返しになってしまう

これは、ある意味仕方のない、当然の結果なのかも

質問の意図と背景

そもそも聞いている人が、何について、どのような問題意識を持っているのか
課題やテーマが共有できているか?

さらに、その質問が生まれる背景、
前提条件、文脈が共有できているか?

こういうところを、すっ飛ばして、
いきなり聞くから、ちゃんと答えてもらえない


まず、

  • 必要な情報が共有されているか?

  • 同じ方向に問題意識が向いているか?

  • 論点が明確になっているか?

確認したいですね


抽象と具体のちょうどいいレベル

「どう思う?」というのは、抽象的な問いです

広く意見を求めたいときは、いいのかもしれませんが、
具体的な答えが欲しい場合は、より具体的な問いにしたい

生産的な会話には、
具体と抽象のレベル合わせが重要になります

曖昧な答えが返ってきたときは、
少し問い自体が抽象的だったかな?
と、振り返りたいもの

そのくらいの余裕が欲しいですね


チャットでのやり取りで、イラつく

チャットなど、短い文章では、
意図や文脈がうまく表現できていないことが多い

相手がわかっている前提で、問いをなげると、
なぜか、期待と違う答えが返ってくる

なんでちゃんと答えてくれないんだ!
と、腹を立ててしまう

こういう気持ちでいると、
つい、質問が「詰問」になってしまう

「だから~~、○○について、どう思うのよ!」
みたいに、堂々巡りになると最悪


一呼吸置いて、
前提を共有した上で、
明確な「問い」を投げたいですね

ぜひ、生産的な会話を!



この記事を書いたのは、
収益の柱を増やす「未来実現パートナー」 川原茂樹
https://mousoubiz.com/
https://twitter.com/mousoubiz


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