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ビスケットとスクラッチ

こんにちは。最近、来年度の教育課程編成をしています。
これが大変・・・!一人ではできないので、特別支援の同僚みんなでやっています。
特別支援学級教員12年目のMr.チキンです。
今日はビスケットとスクラッチについてお話しします。

一人一台端末が来た!

令和3年度。学校に大きな変化がありました。
そうです。一人一台端末が来たのです。
パソコンが得意な教員も、苦手な教員も、
必死で「子どもがパソコンに慣れるにはどうすれば良いか
どうしたらパソコンを活用できるか」を模索しています。

プログラミング教育

同じ時期に始まった教育活動で、
プログラミング教育があります。
これは、「プログラミング」を学ぶものではありません。
あくまでもプログラミング”的”思考を学ぶものです。
ですから、実際にプログラミングをする必要は無く、

電気回路を作ってみた。でも、電球に灯りがつかないぞ?
どこに原因があるかを探ってみよう。
そのためには、電池を調べてみて、それでもだめなら・・・
条件を限定しながら探ると分かってきたぞ!

というように、今まで4年生の理科で行ってきた電気回路の学習から、
論理的に問題解決方法を導き出すというのも、一つのプログラミング教育と言えます。
一人一台端末とプログラミング教育は関連付けることはできますが、同じものだと考えると、それぞれの良さを打ち消し合ってしまうものかもしれません。

そうは言っても、子どもたちはプログラミングがしたい

そこら辺のことは、私も頭ではわかっています。
ですから、算数や理科だけではなく、色々な学習の中で論理的思考を育てようとしてきました
でも、そうは言っても、子どもたちは「プログラミングした~い」なんです(笑)
「先生、マイクラみたいなゲームもパソコンで作れるんですか?」
と言われ、「パソコンがあればゲームは作れるはずだよ。」と答えたものの作り方が分からず…

こんな本を買ってプログラミングを始めたものの、
「あれ?バージョンが違うから、書いてある通りに操作しても次に進めないぞ?」
と、見事に自分の論理的思考力の無さにぶつかってしまったのは良い思い出です(笑)

そこで、ビスケット!

そこでビスケットが出てきます。
これだけで記事がいくつもできるぐらい深いツールなのですが、
簡単に言うと、

インターネット上で、直感的にプログラミングができる

という代物です。

ビスケットを使ってみよう

せっかくなので、皆さんでやってみましょう。

こちらから、

「やってみる」をクリックします。

無料版は、「ちびっこ」をクリックします。
教員がお試しでやるときも、「ちびっこ」ですよ~!
ちびっこじゃないですけれどね(笑)

好きな背景を選択します。

この画面の

鉛筆をクリックして

絵を描いて〇をクリック

眼鏡をドラッグ

魚をドラッグ

眼鏡片方ずつにすこしずらして魚を置くと…?
続きはやってみてください(笑)
こんな風に、簡単に自分の考えたオブジェクトを動かすことができます。
子どもたちは
やった~!魚動かせた!」
「魚増やせるよ!」
お化けでやったらどうなるかな?」
「眼鏡増やしたら動きが変わったよ!」
と、楽しそうに自分の動かしたいイメージに近づけていきます

少し上達したらスクラッチに挑戦!

ビスケットが上達してきたら、
スクラッチというウェブ上でのプログラミングサイトがあります。

こちらのサービスも、直感的にプログラミングをすることができます。
ビスケットよりも、少し本格的なプログラミングができます。

本当に驚いたのは、特別支援学級で使用したときに、
1~2年生の子どもたちが自分たちで
「このコマンド使ったら、音が出るよ!」
「この三角形を押したら、自分の声を録音できるよ。」
などと情報交換をしていきます。
子どもたちの柔軟性に驚かされます
詳しくは別記事で載せる予定です!

せっかくの一人一台端末、使わなかったらもったいない!

せっかくの一人一台端末です。
色々な考えもありますが、使わなかったらもったいないです!
考えたくはないですが、今後再び休校処置になることも考えられます。
その際は、ご家庭で簡単プログラミングをやってみてもおもしろいかもしれませんね!
では、またね~!

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