#6 私が保健師を目指すことになったきっかけ


「文才あるよねー!」

この記事をきっかけに久々に会おうと言ってくれた人

ただただ会いたくて会ってる中でたまたま記事の話をしてくれた人

会えないけど読んで感想メッセージをくれた人


いろんな人に、そう言われました。


正直驚きです。


そんなつもりもなく、なんなら、
本を読むことは私の生活の中で最強レベルの気合を入れなければできないことなので、普段から素敵な文章に触れてるわけでもなく…


なら、この言葉を貰えた理由は何なのか、考えてみた結果


一つのことに気付きました。


それは、私が読み手を想像して書いているということ。


あの人ならどう捉えるかな。

あの人にこれで伝わるかな。

あの人ならこの話わかってくれるかな。


これを読んでくれている「あなた」のことを想像しながら、どうしたらわかりやすいか、伝わりやすいか、常に考えながら言葉を選んでます。

よく「相手の立場にたって」「寄り添って」と言いますが、

それって「相手を想像すること」とも言い換えられるのではないでしょうか。


私が「あなた」を想像して、書く、という行動が


「文才あるよねー」


という言葉を導き出したのであれば、私はとても嬉しいと思いました。


引き続き頑張ります✏︎✨



ということで、今後頑張るためにも、
今回は
私が「保健師」という仕事と出逢い、
目指すことになったきっかけは何なのか
について、お話しし、私のことを皆さんに知ってもらうと同時に、私も自分という人間について振り返りたいと思います。


………………………………………………………


高校生の頃の夢は、


英語ペラペラで世界中を飛び回る仕事をしたい

or

医学の研究職に就いて、原因不明の病気の原因を究明したい


と言った、なんとも大それたものでした。


でも、どちらも頭が足りなかった…(悲


1つめの夢は、ただただ海外旅行好きな私の野望。


医学の道を諦めきれなかった私は、

看護学科に入学。

大学卒業後は医学研究の大学院に進もう
(看護学科卒業で進める道があります)

と考えていました。


元々、父が理系研究職(医学ではない)であったため
幼い頃から、フラスコがたくさんある研究室に出入りする経験があり、「研究」というものが身近で、憧れを抱いていたというのも関係していたのかな、と今になって思います。


そして、その研究の成果を、大勢の人の前で、堂々と発表し、だからと言って鼻高々と自慢するわけでもなく、たくさんの人と和気あいあいとする父の姿が格好良く、いつかそんな風になれたら、とも感じていました。


だから、私の中で大学院にいくという考えは、変えられないものである




はずだったんです。



でも、いざ、看護学科で過ごすうちに、

先生たちの関係性の悪さ(女性のドロドロな感じ)

を目の当たりにし、


そういうのが大の苦手な私は

こんな大人、格好悪い…

ここの仲間にはなれない…
私は上手くできる自信がない…

というか、父みたいな人ってレア物だったんじゃないか、

と思うようになり、大学院に行く選択肢を自ら捨ててしまいました。


(もちろん、素敵な先生はたくさんいると思います。当時の私の印象がそうだっただけかも、しれないので、失礼だったらすみません)


この時大学4年生になりたての4月。


病棟での看護実習は、学びもあったし楽しくもありましたが、なぜだか病院で看護師としての働く自分の姿が、全く想像できませんでした。


さて、どうしよう!


今からでも1つ目の夢に変更???


そんな風に迷い狂っていた頃


私は1人の女性に出逢います。


それは、大学4年の夏にある保健師実習のオリエンテーションの授業の後だったでしょうか。

「この後の話15分を聞かないと単位はあげません」

との先生のアナウンス。

なんだろう、と不思議に思い、ただただ座っていました。


目の前に現れたのは、

アンパンマンのエプロンをして、
楽しそうに話す可愛らしい女性。


彼女は私の大学の卒業生で現在保健師をしていると言います。


彼女の指差すスクリーンには
赤ちゃんを抱っこしてニコニコする保健師の写真が写っていました。

正直、彼女の話の内容の詳細は覚えていません


が、


彼女の笑顔とアンパンマンのエプロンとそれを着て赤ちゃんを抱っこする姿…


その視覚的に感じたものに一瞬で魅了され、

なんて、ほわほわした素敵な仕事!!

あー!これだ!!これしかない!

私、保健師になりたい!!なる!!


その場ですぐ思って、地域看護(保健師分野)の研究室に飛び込みました。


「先生!私、保健師になりたい!どうしたらいいですか!!」


「え???」


先生たちは驚き動揺していました。


まぁそうですよね。

看護学生の中では、部活中心の生活で、勉強も最低限のことしかせず、授業への態度も悪かった。

そんな私が急に目を輝かせてそう言うんですもん。(ちなみに髪も金色に輝いていました笑)


「えっと、試験の締め切り明日よ!とにかく受験申請して、その後また来なさい!」


ん?試験?面接のことかな?
まぁいいや、とりあえず急げってことだな!

もうこの時に迷いはありませんでした。

帰宅後すぐ保健師の試験受験申請を済ませ、
(見たこともない受験科目があるけど気にもかけず)

翌日再び先生のところへ。


ドンっ!!

「はい、これ試験に必要な科目ね!」

私の目の前には大量の参考書。

数的処理、文章理解、社会科学、人文科学、行政学、法律学、経済学、、、、、


「保健師って公務員だからね。公務員試験+保健師専門試験があるのよ。今から1ヶ月必死に取り組みなさい。まあ、今年無理なら来年受ければいいから。」


ははは、思わず笑ってしまいましたね。

今から1ヶ月って…

実習・卒論・国家試験勉強

でこれから勉強漬けだっていうのに、

さらに、ですか。


加えて、部活の卒業舞台でもある学祭も控えてる…


でも、

なりたいって思ったんだから、やらなきゃ仕方がない。



友人を通して、保健師になった先輩を紹介してもらい、ありったけの情報をもらいました。


とにかく、時間がないので、参考書の勉強というより、先輩から教わった情報を元に
保健師について調べ、自分がそれを目指す気持ちを固めました。


試験日程が被らない2つの自治体を受け、結果は


1つ、不合格

1つ、一次試験突破


でした。


不合格の自治体は、筆記試験だけだったんです。そりゃ落ちますよね、勉強してないんだもん。


一次試験突破の自治体は、筆記試験と論文でした。論文だけは大学受験の頃から好きでした。

点数の内訳はわかりませんが、きっと論文があったから、ギリギリ突破できたのでは、と思います。


その後、面接3回を無事クリアし、


縁あって今の自治体で働けることになりました。


そして

🌸4月1日🌸

自分の配属された部署に行き、挨拶をしました。


すると目の前には、


あのアンパンマンのエプロンを着て説明に来ていた女性がいたんです。


なんと、
私を保健師になりたいと思わせてくれた女性は、自治体も同じなだけでなく、部署も同じ、そこの先輩だったのです。


こんな偶然ありますか。


こういうのを運命というのかなと思いました。

後々明らかになった話ですが、
私がその部署に行くことは、
大学の先生が、アンパンマンエプロンの先輩に伝え済だったそうです。

「金髪だったら速攻怒って!」

って。恥ずかしい…


今では私もその先輩も異動して別の部署ですが、保健師としてもプライベートでもお世話になっています。


この出逢いに感謝すると同時に、

私も

こんな人になりたい!
保健師になりたい!

と思わせることのできる影響力ある人を目指したいと思いました。


そして、これを書いていて

なんて自分の行動は行き当たりばったりなんだ!

と反省しましたが、

自分の想いは秘めずに、発言することの大切さを改めて感じました。


自分ひとりの力ではできないことも、

きっと周りの誰かが架け橋となって、
助けてくれます。


だから、

保健師になりたいけど勉強大変だしなぁ、と思ってるあなた

今ともっと違うことをしたい(今の職場の何かを変えたい、転職したい、独立したい、、、)と思っているあなた


ポロッと呟いてみてください。

きっと誰かが見てくれている。


そう思って私もこの記事を書き続けます。



さて、私の過去話をもう少ししてもいいですか?


次は、私が医学・看護の道を目指したきっかけについてお話します。


#保健師 #看護師 #保健 #看護 #publichealthnurse #nurse #公衆衛生 #医学 #母子保健 #精神保健 #成人保健 #感染症 #高齢者保健 #子供 #赤ちゃん #新生児 #ママ #パパ #母親 #父親 #育児 #育児不安 #行政保健師 #妊婦面接 #新生児訪問 #両親学級 #母親学級 #プレママ #プレパパ #看護学生

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?