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宮崎の友人から名産漬物「つぼ漬け」が届きました。毎年この時期になると送ってもらう嬉しい逸品。つぼ漬けにする大根をやぐらで干すの光景は圧巻です。

こんにちは、DJムッチーです。
持つべきものは友達と言いますが、各地の名産品を届けてくれるのは本当にうれしいですね。僕の通った大学は、九州からの学生が多くて、友達の中には九州人がたくさんいます。特に宮崎から来た友達が多いのは、神戸ー宮崎のフェリーがあって一晩で往復できたから。夜遅く原付で寮を出てフェリーに乗って、翌朝には実家に着くという妙な帰省の方法をとっていました。しょっちゅう友達にくっついて宮崎に遊びに行ったのですが、拍子抜けするぐらい近く感じて、講義の数を調整したら、通えるんじゃないかと思ったくらいです。
宮崎に遊びに行くと、友達のお袋さんがリュックに入りきらないぐらいの「つぼ漬け」を持たせてくれます。これが非常においしい。美味しいからお礼を込めて次に遊びに行った時は、神戸のお菓子をたくさんお土産に持って行く。その行き来がこの歳になっても続いていて、90歳になる友達のお袋さんはこの時期になると、息子に指示して、「こんなにいいの?」というぐらい「つぼ漬け」を届けてくれます。もちろん、僕もすぐにお袋さん宛にマロングラッセやらアンリシャルバンテの焼き菓子やらをたくさん送ります。
今夜からしばらく、締めは「つぼ漬け」でお茶ずけです。

冬仕込みのつぼ漬けが特に美味しい

大根やぐらは壮観です

つぼ漬けは、沢庵から派生した大根の漬物で宮崎、鹿児島の名物です。
宮崎県の田野町や清武町では12月から2月頃まで、畑に木製の巨大やぐらを組んで、つぼ漬けにする大量の大根を丸ごと1本ずつ干します。
現地では「大根やぐら」と呼ばれて、冬の風物詩になっています。最近は夜間ライトアップもされて、「大根やぐら」見物に遠方から観光客が来るのだそうです。
僕も初めて見た時は、何を干しているのかわからずに、結構長い時間眺めていたのを覚えています。大根は、山から吹き下ろす冷たく乾いた風にさらされると、甘みが凝縮されてシャキシャキとした食感になると教えてもらいました。

大根やぐら
ライトアップされた大根やぐら

つぼ漬けと山川漬け

「つぼ漬け」はもともと干し大根を壺で塩漬けにしたものだったのですが、昭和40年代に南九州産の沢庵漬けが大量に売れるようになって、生産量が追い付かなくなりタンクで醤油に漬け込むようになったのだそうです。醤油漬けにしたものを「つぼ漬け」、漬けてないものを「山川漬」と区別するようになったのだそうです。「山川漬」は、鹿児島県で作られていて、名物になってます。
「つぼ漬け」は沢庵同様にべっこう色で、沢庵より粒が小さく、甘みがあってパリパリした歯ごたえのする漬物です。
独特のべっこう色は、大根に含まれる「イソチオシアネート」という辛味成分が、発酵により分解が進み、色素が黄色く変化して出来る色なのだそうです。和歌山の「紀の川漬け」なんかは、真っ黄色なので発酵が進む前に漬けるのを終えているのでしょうね。

つぼ漬けを未だ食してない方は、是非お試し下さい。ご飯によし、日本酒のあてによし、そしてドライな赤ワインにも合いますよ。
細かく切ってクリームチーズと和えたり、タルタルソースに入れてみるのもいいかもしれません。タルタルってグチャグチャっていう意味ですから漬物ならなんでも入れて大丈夫です・・・

それでは、今日はこの辺で失礼します。
楽しい三連休をお過ごしください

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