解脱者 武庫川散歩

悟りをパックリ開いた解脱者です。 まずはパンツから解脱しています。 すべては個人の…

解脱者 武庫川散歩

悟りをパックリ開いた解脱者です。 まずはパンツから解脱しています。 すべては個人の感想です。

マガジン

  • 宗教2世支援者養成講座

    宗教2世の支援のために、何ができるのか。支援者はどんなことを意識すればよいのか、という実践的連載です。

  • はちみつバター教は世界を救うか?

    はちみつバター教の活動記録です。

  • 宗教2世ごろごろケア日記

    ごろごろケアします。

  • さよなら すべてのハルマゲドン

    ハルマゲドンはやってこない。その確たる証拠をお届けします。

  • シン・弱者論

    弱者とは何か。誰もが納得のゆくような、新しい「弱者」の視点を考察。

最近の記事

人は「自分だけは特別扱いしてほしい」生き物である。

”誰かを特別扱いできる者は「強者」であり、  特別扱いしているように見せかけられる者は「詐欺師」であり、   特別扱いしてほしいと思っている者は「弱者」である。     ー21世紀の解脱者 武庫川散歩ー  この世界で世渡りをしてゆく上で、たったひとつだけ覚えておけばよいのは 「人は、自分だけは特別扱いしてほしい生き物である」 ということだけである。実にシンプルだが、奥深い。  このことは「自分自身」に対してもそうだし、「相手や他者」に対してもそうだ。  相手が常に「

    • なぜモラハラは結婚前に見抜けないのか?

       「結婚前はとても優しい人だったのに、結婚してからモラハラ人間に化けるのを見抜くことができなかった」 といった話はよく聞きます。実際にSNSなどでそうしたモラ被害にあった方に話を伺っても、「モラを見抜く特徴」といったものは、「見当たらないことが多い」のだそうです。  これは大変不思議なことで、一般的な感覚だと「なにか、結婚前や付き合う前でも、モラハラになりそうな予兆や予感、前触れのようなものがあるのではないか?」と思いがちですが、「そうではない。わからない」タイプのモラハ

      • プラシーボ・セックス

         ちょっと出典を失念してしまい、詳細を探そうとしても見つからないのでアバウトな話で申し訳ないのだが、 「昔の映画とかで、主人公やらヒロインやらが途中で裸になって、セックスするシーンが描かれる理由」 みたいな説明があって、それは 「身体的接触は、内面的理解に直結する」 みたいな理念というか、考え方があったからだ、という話を何かで読んだのである。  ちょっと何を言っているかわかりにくいかもしれないが、平たく言えば、 「男女が肉体的に抱き合えば、それはもう互いに理解し合

        • エヴァ的「セカイ系」としての”光る君へ”

           いやあ!面白い。  今年、2024年の大河ドラマ、「光る君へ」がめちゃくちゃ面白いのである。  もともと、ここ何年かは欠かさず大河ドラマを見ていて、歴史好きな家族とともに、ヤンヤヤンヤ!言いながら楽しんでいるのだが、今年は前評判的には 「平安時代〜、地味やなあ」 という先入観を拭えなかったものの、いざ始まったら 「ん?これはちょっと面白いぞ!」 と絶賛引き込まれ中である。  いちおう関西に住んでいることもあり、平安絵巻の物語は身近にあるので、どこぞの博物館の「

        人は「自分だけは特別扱いしてほしい」生き物である。

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        • 宗教2世支援者養成講座
          12本
        • はちみつバター教は世界を救うか?
          4本
        • 宗教2世ごろごろケア日記
          16本
        • さよなら すべてのハルマゲドン
          7本
        • シン・弱者論
          8本
        • 迷走する「リベラル」のゆくえ
          9本

        記事

          「エホバ 本当は牛ですか?」チラシできました。

           真の「よいたより」を誰かさんたちに伝えるためのステキなパンフレットができました(^^  PDFファイルを印刷すれば、今日からでも奉仕活動や証言に使えます。  ぜひ、ご活用くださいね。  A4半分折になっていて、ふたつの表紙を持っています。    より詳しいことを知りたい場合は、「あなたの聖書物語の本」を読むことができるようになっています。  また、「あなたの聖書物語の本」を未読の方は、こちらからどうぞ。

          「エホバ 本当は牛ですか?」チラシできました。

          神様のつくりかた

           これまで、ワタクシこと武庫川散歩の駄文に長らくお付き合い頂いている方には、ムコガワが基本的にどのような考え方でこのセカイを生きているかは、すでにおなじみのことと思います。  このムコガワさん、自称他称を問わない「解脱者」ですから、このセカイというのは、一種の「システム」でできていて、それ以上でもそれ以下でもないことを知っております。  まあ、ニュートリノとかヒモ理論かは知りませんが、原子や電子みたいなものがあって、そういう物理科学なシステムが、この宇宙やセカイを動かして

          神様のつくりかた

          池袋暴走事故が暴き出した恐ろしい社会の「しくみ」

          たいへん痛ましい出来事だが、社会の注目を集めた「池袋暴走事故」というものがある。  事件そのものは、何度もニュースで取り上げられているので、知っている方が大半だと思うが、その事故に対しての民事裁判が行われて被害者9名に対して「1億4千万円」を支払うように、という判決が出た。  これは、被害者遺族ら9名に対しての「合計の被害弁済額」であり、なおかつその金額を支払うのは「加害者」ではなく、加害者が加入していた自動車保険会社であることをまず理解しておいてほしい。  ところがこの

          池袋暴走事故が暴き出した恐ろしい社会の「しくみ」

          【終】・偽神礼賛 〜2000年の時空を超えた、超陰謀論〜

           この世界全体がひっくり返るような、世界最大の陰謀論を解き明かしているこの連載だが、いよいよ今回が最終回である。  西洋史、中東史は、ほとんど「聖書の神」とそれを信じる人達によって突き動かされてきたが、その「神」がニセモノであった、というのが本論の骨子であった。  厳密に言えば、天地創造を行った創造主の神から、ニセの悪神にすり替わっているのがこの世界で、それはもとの「正義の姿」に戻されるべきものであるが、人類は、特に西洋文明は、「間違った悪神に従ったまま」2000年もの時

          【終】・偽神礼賛 〜2000年の時空を超えた、超陰謀論〜

          続・偽神礼賛 〜2000年の時空を超えた、超陰謀論〜

           前回は、イスラエルの歴史を中心にしながら、「ユダヤ教・キリスト教・イスラム教」の成り立ちなども交えて、主に西洋史について超駆け足で説明した。  そして、現在たった今、イスラエルとパレスチナの間で起きている事態は、現代史における利権の問題であると同時に、縄文土器、弥生土器、どっちが好き?の時代から続く、「宗教史」の問題でもある。  あるいは、ニーチェが「神は死んだ」と言ってのけた西洋史においては過去のものかもしれないが、少なくともさっきの3つの宗教においては「神は生きてい

          続・偽神礼賛 〜2000年の時空を超えた、超陰謀論〜

          偽神礼賛 〜2000年の時空を超えた、超陰謀論〜

           私、武庫川散歩は、解脱者でこそあれ、けして「陰謀論者」などではないのだが、これから書こうとしている内容は、いわゆる普通の生活をしている現代人にとっては、「あまりにも突拍子もないことのように見える」ぶっ飛んだ内容を含んでいる。  なので、ざっくりこれからの文章を読むと、「おお!新しい陰謀論か?」とか「こいつは頭がおかしいのではないか?」といったトンデモな感想を抱かせてしまうかもしれない。  しかし、書いている当人である私はいたって真面目に考えていて、この真実を知ってしまう

          偽神礼賛 〜2000年の時空を超えた、超陰謀論〜

          人権という虚構と宗教

           解脱者を称しているだけあって、いつも何かを悟っているのだが、最近「またひとつ、つまらぬものを悟ってしまった」ということがある。  それは、 ”人は、神の代わりに人権を想像し、生み出した” ということである。  「神は死んだ」と言ったのはニーチェであったが、世界のありようや、その成り立ちを説明するために生み出した「神」という存在を殺し、卒業した近代の人類には、人類としての独立した歩みを踏み出す必要があったのだが、神を失った代理のように「人権」の概念を発明してしまったの

          人権という虚構と宗教

          中国が考えていることを突き詰めれば、ごくシンプルだった。

           飛躍的な経済成長を遂げた中国ですが、このままアメリカを超える勢いなのか?と思いきや、不思議なことに自ら成長にブレーキをかけるような挙動を取っていることが数年前からニュースになっています。  もちろん、新型コロナウイルス等による、経済の停滞要因があったため、一時的には成長のカーブが緩やかになったり、成長がストップしてしまうような事態はありましたが、また元のような成長へと戻すことは不可能ではなかったはずです。  ところが、どうもそれとは少し異なる動きが見られて、戸惑う場面が

          中国が考えていることを突き詰めれば、ごくシンプルだった。

          高校生のための「人生の教科書」

           初出は2014年ですが、すべての高校生に贈る、人生の教科書です。  元教員としてのエールや、歴史屋としての知見を込めて。  PDFファイルになっているので、ダウンロードしてお読みください。

          高校生のための「人生の教科書」

          あなたの聖書物語の本

           いよいよ刊行!  今まで、ありそうでなかったまったく新しいスタイルの「聖書物語」がついに登場です。  どこかで読んだような?どこかで見たような?いえいえ、けしてそんなことはありません。  あなたが今まで読んだことがないような、驚愕で衝撃の聖書のお話がたくさん詰まった「薄い本」ができたのです!  もしかしたら、人生が大きく変わるかもしれない”あなたの聖書物語”をぜひ手にとって、そしてドキドキ・ワクワクしながら読みすすめてみてください。  このnoteに同封している

          あなたの聖書物語の本

          死は虚構か?

           いちおう、解脱者を名乗っているので、この世のたいていのことには驚かず、あまり心乱されず生きているムコガワさんなのだけれど、最近 「ふんぎゃー! す、すっげー!」 と家族も驚くくらい、ものすごい声を上げてビックリしたことがあって、自分でもそんな自分にビックリしている。  まず、第一ビックリは、NHKの番組「ヒューマニエンス」を見ていて知ったものである。  つい先日放送された「虫」の回だったのだが、カイコを使ってすごいことをしている映像を見てしまったのだ。    カ

          ヴォルテールで読む「宗教2世」論

           哲学×宗教2世 のシリーズも、今回で3回目です。ニーチェ、フロム、ときて、今日は「ヴォルテール」と参りましょう。  以前はドイツ哲学でしたが、ヴォルテールはフランス哲学ですね。  その生涯はともかく、名言がたくさんありますので、ビビビと来ることも多いのではないでしょうか。 「人間は言うことが無くなると、必ず悪口を言う。」 「人を判断するには、どのように答えるかより、どのような問いをするかによるべきである。」 「常識はそれほど一般的ではない。」 などは、SNS時代を先

          ヴォルテールで読む「宗教2世」論