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さよなら すべてのハルマゲドン

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ハルマゲドンはやってこない。その確たる証拠をお届けします。
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記事一覧

『さよなら すべてのハルマゲドン01』〜はじめに〜

 ハルマゲドン、いわゆる「世界の終末」を意味する思想は、言ってみれば(全人類に近いくらい…

『さよなら すべてのハルマゲドン02』 〜ハルマゲドンとは何か〜

 ハルマゲドンとは何か、を考える上で、ちょっとだけその定義を整理しておく必要があるだろう…

『さよなら すべてのハルマゲドン03』 〜合体された聖書と神々の性事情〜

 日本の歴史にちょっと詳しい人なら「神仏習合」という言葉を知っていることだろう。簡単に言…

『さよなら すべてのハルマゲドン04』 〜エホバ推しが、なぜ生じたのか〜

 古代の中東には、ほんとうに様々な神がいて、ぶっちゃけ多神教の世界であった。それを踏まえ…

『さよなら すべてのハルマゲドン05』 〜ぬるぬるローションの話〜

 さて、前回までのお話で、エルやエホバといった古代の神々の実像に迫り、まあそういうギリシ…

『さよなら すべてのハルマゲドン06』 〜エホバの母とヘビの正体〜

 これまでの、このシリーズ連載全体を読むことで、懸命なる読者諸君の目は、これまでより幾分…

『さよなら すべてのハルマゲドン07』 〜イエス・キリストとは誰だったのか〜

 旧約聖書の記述の正体について、これまでかなり長いお話を続けてきたが、もう結論から言えば、「あれは古代中東の単なる神話群である」としか言いようがないものだった。  日本にもイザナギ・イザナミを始めとした創世神話があるし、それこそ世界中に「世界のはじまり」について語った物語があるが、聖書の創世神話も、元ネタについては、それらと実はあまり大差がない。  ところが、それを「あたかも理論的で、理知的で、真理真実である」かのように編集してきた勢力がいて、僕たち私たちは、まんまとその