今年ほど、体調を崩して、死ぬのではないかと思ったとしはなかった。

旅を１年に３０カ国したからか倒れ、天井と床がグルングルンと周り、
ストレスの量と比例して視界が見えなくなる不思議な状態になり、
失明するのではないかと泣き、１５キロ痩せ、

小説の中だけで起こるのかと思っていた
現実乖離や幽体離脱も初めて経験した。

…

でもね、不思議なことに、生きている。
生きているんだよね。僕は。今。

…

中学の同級生にまで、
「もしかしたら、あと数日で死ぬかも」と言ったのに、
今日も僕は生きている。

僕たちの人生はいつだって輝きで満ちていて、

でも、それと同じか、それ以上の量の
逆境を越えていかなければならない。

その年齢、もしくは、あなたにしか経験できない
輝きや逆境があるのだとしたら、

それらをあなたはどれだけ大切にできるだろうか。

…

深呼吸をして、ゆっくりと進むこと。

２０１９年は本当に落ちるまで落ちたけど、
それがあったから見えた新しい自分自身の一面や
こんな自分自身に手を差し伸べて助けてくれる友達がいることを知った。

そういう意味で、凄くすごく楽しかった。

皆、ありがとう。
続けていこう。生きることを。

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