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「仕事について」

出会いってのは気まぐれで、いつどこで誰と出会えるのかは誰も知らされていない。あるひとは、つよい孤独をだれかと共有したいと思っているかもしれない。またあるひとは、他人と比べて、じぶんにはとくべつ出会いがないと嘆くかもしれない。ひとはよわい。だからこそ、ひとと「一緒にいること」が大事なんだ。ひとりよりもふたり、ふたりよりもさんにん。関わるひとが多ければ多いほど、つよくなれる。それがどんなに繊細で、傷つきやすかったとしても。人との出会いが、人生を変える転機になることも多いはず。結局のところ、人生とは誰と出会い、なにをはなすかで決まると思う。生きづらいなとつぶやいてると、生きづらさのある人たちが、集まってくるように、類は友を呼ぶのは間違いない。ちょうどこの前、出会ったひともそんな感じだった。

「大卒」という資格を取れば、人生変わるって思ってたけど、そうでもなかった。むしろ、「あなたは、これからどうしていくの、どう生きていきたいの?」って、いつも不安と隣り合わせだった。でも、仕事というのは、選ぶものではなく、選ばれるものなんだと最近、おもう。なにものかになるためには、努力が必要だという前提が多くの人にはあるみたいだ。でも、よくひとをみてみると、「こういうことはしたくない。やりたくない、できない」みたいなネガティブ要素が障害となり、心が壊れてしまい、「これしかできない、やれない」ところにまで落ち着き、なにもできない自分に絶望する人もいるなとかんじる。

たとえ、優秀だといわれるひとがいたとしても、いまできることの延長線上に、職業というものがあるだけで、どんなにやれる事を増やそうが、ひとができることなんて限られてくる。なろうとしてなったわけじゃない。なるべくしてなったのだ。だから、人よりできないことに目を向けるんじゃなくて、やりたくない。けど、やりたくなくもないこと。それを続けていったさきに、自分のあるべき姿がみつかるのかなっておもう。苦手なこと、克服するよりも、与えられたものつかって、できること増やしていった方がラクだ。ラクに生きるのもいい。ラクとは、なにもしないことではない。もっとゆるく、やさしく、そしてしなやかに。ゆるっと生きていこう。

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