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毎日飲んでいた酒をやめて人生が好転した話

先日、毎日のように晩酌をする私が、1ヶ月以上の禁酒を達成しました。

振り返ると、酒を覚えた20歳の頃から、3日以上酒を我慢できた事は10回もなく、1ヶ月以上酒を飲まないという状態は、15年以上ぶりということになります。


休肝日は作るべきだとわかっていても、なかなかできないんですよね。
たまに1日我慢できても、それで終わり。

たった1日で肝臓が回復するわけではないのに、なんとなく回復したと思い込み、
ノンアルコールビールで凌いでも、酒への欲求は消えませんでした。


ここ最近の酒量は、ビール350ml缶が1本、レモンサワー500ml缶が2本といった具合でした。
以前は、ワイン1本とか、一人飲みなのに二日酔いすることもありました。


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そんな私に転機が訪れたのは今年になってからでした。


ダイエットに取り組んでも、びっくりするくらい体重が落ちない。むしろ増える一方。顔も常にむくんでるし、肌も汚い。

気分の良い日が少なく、イライラしやすい。

趣味の筋トレをしても、変化があまりなく、筋肉痛は2.3日後にくるし、疲労感が強い。

運も悪い気がするし、何をやってもうまくいかない。。


振り返ると、ダイエットやメンタルの改善のため、色々取り組んできました。
一日8時間以上の睡眠、ランニングやジム通い、様々な食事制限。
ですが、どれもこれではない感…

アンガーマネジメントや思考の変化を求めて本を買ったりもしました。

けれど変わらず。


通勤電車で人がそばに寄るだけでイライラしたり、仕事中も無駄話をしてる人にイライラしたり。
そこで怒りをぶつけたりしないよう、自制は働くのですが、少なくとも受けるイライラは普通の人より明らかに大きいと感じていました。自分でも異常だと思っていました。


そんな日々の中、なんとなく、何か行動をして変えるというよりは、変えるべきは自分自身のマインドや思考なのではないかという気がしました。


そしてふと、「禁酒をしてみようかな」という考えが頭をよぎりました。


試しに禁酒1日目。

これまでも、1日飲むのを我慢するくらいはできる時はありましたが、意識して行うと、身体やマインドの変化を感じました。


翌日の鏡に映る自分は、少しすっきりしており、気分もいつもより爽やかでした。


2日、3日と重ねると、だんだんと確信に変わっていきます。

食事は変わらず、運動はしていないのに、明らかにシェイプされていく身体。

顔の肌は明らかにきれいになり。

睡眠の質も上がり、寝起きや日中の気分は心なしか安定している。


特に感じたのは、いつもイライラすることも、確かにイライラはするけど、その受ける度合い、ダメージが少ないということです。


イライラすることがあっても、その受け止め方が違うというのは、本当に大きいです。受けるストレスが大きいと、さらにイライラを起こしたり、酒をあおったり、負のスパイラルになるんだなと実感しました。


また、お金の面も、私にとっては大きかったです。一番の趣味だからと自分に言い聞かせていましたが、毎日、酒とつまみ代で500円〜1000円使うのは、しがないサラリーマンにとっては辛いものでした。

自由な時間も増えます。
酒を飲んでいた時は、たまに禁酒をすると、かえって暇を持て余す感覚を持っていましたが、酒の欲求がない状態であれば、その感覚もなくなりました。

いつもの食事や風呂や動画を見るリラックスタイムを、ゆとりをもって過ごしたり、最近ハマっているゲーム、筋トレをしたりしています。


そして、翌日は、質の良い睡眠で目覚めもいいし、何より昨日も酒を飲まずに過ごせたという、自己肯定感。これがなかなか嬉しいのです。


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思うに、現代社会では、私のような人がたくさんいるのではないかと思います。
電車で、身なりがだらしなく、腹が出ているおじさんをよく目にします。
私も、30代なのに、近いものがありました。
おそらく、そういう方は毎日飲酒してるのではないでしょうか。
特に、最近ではコロナ禍も加わり、そういった傾向が強まっているかもしれません。


やめたくてもやめれないお酒を、いかにしてやめるか。
それは、気づきと変化に喜びを感じること。

自分自身でそういった意識の変化が起こらないとなかなか難しいですが、日々の生活の中で、ダイエットやメンタル的にうまくいかず悩んでいる方の、気づきになれば嬉しいです。


また、禁酒をしてみると、思いのほか、現代社会にはお酒が溶け込んでいるんだなと感じます。

「温泉に入ってビール」「旨い料理と酒」

人々は何の疑いもなく、そういったシチュエーションが「最高」と言います。
もちろん、節度をもって楽しむ分には、人生に潤いを与えるものだと思います。

ですが、好きなことをやり過ぎてしまう人や、ストレスで自制が効かない人にとっては、破滅につながる可能性があります。


私も、未だに、揚げ物やいわゆる酒のつまみになるようなものを目にしたり、食べるときには、それに合う酒を連想してしまいます。

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私は、わりと欲張りな人間だと自覚しています。

週末だけお酒を楽しむとか、節度あるお酒との付き合いができれば、問題はないと思いますが、一度飲んでしまうと、再び毎日飲んでしまう気がしています。

ちなみに、酒の代わりというわけではありませんが、ソフトドリンクをよく飲むようになりました。あとは、ウィルキンソンのレモン炭酸をよく飲んでいます。


ひとまずは、1ヶ月を超えて、どこまで飲酒が続くのか、挑戦を続けようと思います。

読んでいただき、ありがとうございました。


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