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現代アート/思考に働きかけるアート



Gallery.tet (ギャラリー テット)
吉岡徹のアクリル画を紹介しています。

吉岡徹プロフィール
東京芸術大学デザイン科を卒業後渡米、帰国後デザイン事務所開設、
週刊読売表紙デザイン、カネボウ、日航、三井銀行、読売新聞の広告担当をする。
毎日広告賞、中日広告賞、準雑誌広告賞受賞。
その後、長年にわたり大学、大学院でデザイン(意匠学・色彩学)の教授として指導に当たる。
現在は色彩とデザインを最大限に表現できる抽象画をアクリル画で制作している。
著書
生活造形の美意識  (家政教育社)
新編色彩科学ハンドブック (東京大学出版会)
生活一般 (教育図書)
基礎デザイン(光生館)
服飾美学 (三生社)
被服における色彩と意匠 (光生館)
モダンデザインの礎 (家政教育社)
近代デザイン用と美 (家政教育社)
生活デザイン概論 (家政教育社)
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上の作品は吉岡徹のアクリル画
「我執」F6号の作品です。

まるで宇宙人のようなポップな現代アート作品です。

キャンパスにバケツを投げつけた時に偶然現れる芸術を追求する作品もありますが、この作品はガラスの欠片を一つ一つ重ね散りばめ、そして、その中に人の顔を浮かび上がらせています。
女性なのか男性なのか?
中性的なその表情は優しく繊細なイメージを作り出しています。首や鎖骨の繊細さ、そして装飾されたネックレスから推測すると多分女性であるのでしょう。
宇宙を感じる奥深い緑やブルーを基調にした色彩が神秘的です。

頭の上の描かれた円はオーラなのか帽子なのか?
見る人の創造性を掻き立てる不思議な作品です。

現代アートは飾る空間を劇的に変えてしまいます。
モダンで斬新的な空間を演出するのには大変効果的であり
見る人の思考に働きかけ、その絵を選んだ人の人間的な内面を表す事が出来ます。

この絵は、どのような場所に飾られるのが相応しいのでしょうか?

美術館のようなコンクリートに囲まれた無機質な空間?
家族が集う暖かいリビング?

私は、多分、無機質な空間に良く似合うような作品だなーと思います。
人の気配に邪魔されないような孤高の存在のような作品。

この絵を飾る人は、流行やトレンドに流されない自分自身の思考に自信のある、少し頑固な人かもしれませんね( ´艸`)

日本はアートに無関心な人が多いと言われています。
しかし、政府もアートの重要性を訴え始めました。
先進国として文化的な価値を見出す事が出来る人々が多くなってくるのではないでしょうか。人と同じではなく、自分の思考に合ったアートを自分の目で探す。そんな時代が来る予感がします。

吉岡徹の作品情報は下のリンクからご覧いただけます。






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