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ポンコツな私のウツ歴史

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ポンコツな私のウツ歴史⑨NYへ  幸せなら手を叩こう

ポンコツな私のウツ歴史⑨NYへ  幸せなら手を叩こう

「ウツ歴史」、今回の記事で最後にしたいと思います。

まだ寛解とまでは言えません。ウツに向き合い始めて合計で10年弱。その間に家を買い、離婚し、会社をやめて起業し、別のところで雇われ、家を売り、勤めさせていただいた会社も辞めました。現在は基本的に無職。ニートです。

■ただ、ボーーーっとするために犬の散歩以外はやることがなく、現在何をしているかというと、3月にニューヨークに留学するための準備中です

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ポンコツな私のウツ歴史⑧治ったからこそ思うこと(ADHD由来)その1

ポンコツな私のウツ歴史⑧治ったからこそ思うこと(ADHD由来)その1

長い鬱症状から抜け出た今、わかった事柄がいくつかあります。

まず最初に、私にストラテラというノルアドレナリン再吸収阻害薬が効いた、ということは、ADHDなのだそうです。

面白いですよね。薬を飲んでみて、効いたということは現状「ADHD確定」なのです。

実は、知り合いのADHD確定組は、IQテストを2時間ほどかけて受け、言語的IQが130、動作的IQが100以下、という結果をもらったそうです。

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ポンコツな私のウツ歴史⑦ADHD治療が劇的効果

ポンコツな私のウツ歴史⑦ADHD治療が劇的効果

メンタルクリニックに通い始めて7年になります。

しかし、鬱症状が出始めたのが7年前かというと、全くそんなことはなくて!!

発症がいつ頃なのか、というと、今振り返れば高校時代だったように思います。ざっと患い始めて30年ということになりますね!!

■朝、起きられない朝は子供のころから得意ではなかったのですが、高校に進んでから、「本当にまずい」寝坊が目立つようになりました。

私は反抗期がありませ

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ポンコツな私のウツ歴史⑥知らなかったこと

ポンコツな私のウツ歴史⑥知らなかったこと

今日、心療内科の先生のところに行って、「45歳になってしまったんですよーーー」と、自分のがっかり度合いについて語りました。

「ななつぼしさんは、仕事で成功を収めている予定だった?」と聞かれ、確かに私は昔、華々しく活躍して有名人になったりしているだろうと思っていたのです。

マスコミに入って、それも報道の本流の新聞社に入り、そのうちテレビのコメンテーターかなんかになっている自分を想像していました。

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ポンコツな私のウツ歴史⑤四十にして惑う

ポンコツな私のウツ歴史⑤四十にして惑う

思えば、人間は年齢を重ねるごとにしがらみを抱えるように社会が要請していて、その社会の期待を必死で叶えようとしていたのが20〜30代の自分でした。

大学受験は苦労しました。就職は、超氷河期を勝ち抜きました。結婚もそうです。あちこち転勤しながらも結婚相手を見つけ、結婚して、子供をつくり、仕事も両立して、と、100点満点の人生を求めていました。

■持ち家は、資産か負債かマイホームもそうです。

今の

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ポンコツな私のウツ歴史④マイホーム編

ポンコツな私のウツ歴史④マイホーム編

世田谷区の閑静な住宅街に145平米の美しいヴィンテージマンションを手に入れた私。心療内科のお世話になりながらも、廊下の大理石に、夢のモールディング(この場合は天井の回り縁)にうっとりしていました。ものすごくお金はかかりましたし、ネットは東京建物の賃貸タワマンとは違って自分で契約。

この電話回線の申し込みも相当悶着があり、そして夫は荷物の整理に気質上参加できず、ほぼ一人で引っ越しを仕事をしながら完

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ポンコツな私のウツ歴史③結婚編

ポンコツな私のウツ歴史③結婚編

就職して、「駆け出し時代」は苦労しました。睡眠薬をもらって「感触」を掴んだ時期もありましたが、本社で編集部門に。仕事はとっても楽しかったのですが、、、ここまでで、おや?と思う方は、ミステリーを読んでもすぐに犯人がわかる人ですね。

実は、幼少期から睡眠に問題を抱えていたのは確かだったのです。

そして社会人4年目で睡眠導入剤(デパス)を処方してもらって問題を突破できたのですが、この処方をうけること

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ポンコツな私のウツ歴史②就活編

ポンコツな私のウツ歴史②就活編

不出来な女子学生で、就職活動は超氷河期だったにもかかわらず、就活は相当「舐めて」いました。世代的にはウーマンリブにかぶれていて、しかもやたら自己評価が高く、就職活動では「総合職じゃないと嫌ざます」と一般企業の一般職オファーを一蹴。最難関とも言えるテレビ・新聞・通信社・出版社に絞って受けました。

■ロスジェネ世代でもギャル就活しかし今思えば圧倒的に情報・準備不足でした。普通は、マスコミに行こうと考

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ポンコツな私のウツ歴史①

ポンコツな私のウツ歴史①

脳には、生来の許容量というのがあり、私のそれは、どうやらあまり大きくないようです。

丈夫ではないのに、運と見栄えと突破力で、ロスト・ジェネレーションながらついつい夢をかなえてしまい、しかし夢には責任が伴うために苦しくなり、全部放り出し、今呆然としている、44歳のおばさんの話が、誰かの役に立つのかな?

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まずは、幼少期から。

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