【雑記】成さぬ善より成す偽善
こんにちは、もももと申します。
今日は私と夫の家庭や育児に対する価値観の違いについて、ご紹介させて頂きたいと思います。
あまり一般的ではなく、参考にはならないかもしれませんが、こういった夫婦関係もあるのだなと温かい気持ちで読んで頂けると幸いです(*^^*)
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『成さぬ善より成す偽善』
タイトルのこの言葉ですが、よくネットなどで見かける言葉です。元ネタは定かではないですが、漫画「鋼の錬金術師」の作中でも「やらない善よりやる偽善」として出てきた名言だそうです。
意味としては、「本心からの善意であっても行動に移さない善よりは、例え思惑や利己的な理由があっても行動に移す偽善の方が、結果としては意味を成す。」そのような意味合いの言葉です。
よく、有名人などがチャリティー活動を行う際に、「偽善だ!」とか叩かれたりする場合にも、反対意見として使われる言葉ですね(^^;)
当然、賛否あるかと思いますが、私はこの言葉が嫌いではありません。というのも、私の夫の家庭に対するスタンスがまさにこれなのです。
以前、『【育児】父親育児の視点 # 1』の冒頭でも少しだけ触れていますが、うちの夫は何よりも世界で1番自分が大事だと豪語する人間です。
まさに自分軸の権化みたいな奴です(;'∀')
これを書くと皆さんに本気でドン引きされそうな気がしますが・・・。
▼ももも夫迷言録①(実話)
俺の人生において結婚が成功か失敗かと聞かれたら、正直失敗だったと思う。若い頃は馬鹿だったからよく考えなかったけれど、自分の自由に好きなように生きたいと思うのであれば、本来結婚はすべきじゃなかった。
こんなことを日頃から妻である私の目の前で、まるで呼吸をするかのように自然と宣います。
「夫婦愛」とは一体(;'∀')
どこか違う世界線の概念ですかね・・・。
相手次第ではもはや離婚案件のような気もしますが・・・ショックかと言われると、私自身は特段ショックというわけでもありません。
結婚だけでなく、出産や育児についても言えることですが、実際にやってみたら思ったより自分には向いてなかったわぁ・・・と感じる人がいても、別に何らおかしくは無いと思うからです。
ま、口に出すなよって話はごもっともですが(;'∀')
でも、逆にこういうことを下手に我慢せず言い合える関係だからこそ、失敗したと思っていても婚姻関係が続いているのかな、とも思っています。
そんな自分のことが世界一大好きで、結婚は失敗したと主張する夫ですが、育児や家事に参加しないかというと、そのようなことはありません。
自分の自由を考えたら結婚が失敗だったことと、自分の判断で結婚をして子どもを授かった責任は全くの別物だと、一応は思っているようです(^^;)
実際のところ、私と実母の関係が上手くいっていないこともあり、さらに自営業で比較的時間に自由が利く状態の夫は、なんだかんだ言いつつ、息子が新生児の頃から家事と育児にはほぼフル参戦状態で過ごしてきました。
ちなみに夫が担当している家事、育児は以下の通りです(*^^*)
▼現在の夫の担当家事・育児
【家事】
・自分の朝・昼・晩の食事準備
(筋トレが趣味なので食事にはこだわり有)
・ゴミ出し、廃品回収全般
・掃除関係全般
(風呂、トイレ、洗面台、排水溝、掃除機など)
・買い物
【育児】
・保育園の毎日のお迎え
・息子をお風呂に入れる
・オムツ交換
(今はトイレ移行中なのでトイレ対応メイン)
・晩ごはんの介助
(食に興味が薄く自分で食べないので)
・寝かしつけ(1日交替)
・週末息子を遊びに連れていく
(土日のどちらか)
「結婚失敗した!」という割には、実は結構よくやってくれていると思います。家事も育児も夫婦で大体半分ずつくらいの比率ですかね。
私も食洗器や洗濯乾燥機なんかの家電をフル活用して、適当に家事をサボっていますしね(;'∀')
・・・いや、むしろこんな家事、育児の分担比率だから結婚失敗した!と言われるのかもしれませんが:( ;´꒳`;):
妻だって自分のやりたいことはやりたいですし、働いていたら時間は限られていますし、そこはきっちり分担してほしいところです( ;゚³゚)
でもそんな私でも、やっぱりドラマやネット記事なんかでよく見かける一般的な感覚の夫婦関係に多少は憧れる部分もありまして・・・。
「家族がいるから頑張れる!」
「妻や子供が大切」
「家族はかけがえのない存在」
こんな夫婦愛&家族愛溢れる言葉を、少しくらいうちの夫にも言ってもらいたいとか、思ったりするじゃないですか( ;゚³゚)
なにせ日頃、奴の口から出てくる言葉なんて・・・。
「妻と子どもは資産形成の上では負債」
「結婚すると自由から遠ざかる」
「次は絶対結婚しない」
とか、基本的に夢も希望も微塵も感じられない言葉しか出てきません。「夫婦愛」とはフィクションなのかと疑い始めている今日この頃です( ˙-˙ )
まぁ、今更期待していませんけれどね(´艸`)
一応、夫婦愛溢れる言葉をたまには私にも言ってみてよ!と冗談で言ってみたりするのですが、夫から返ってくる冷静な返答がこちら。
▼ももも夫迷言録②(実話)
『言葉で大事って言いながら仕事でほぼ家にいないより、大事って言わなくても家にいて家事や育児を実際にやってる方が良くない?』
・・・え。なに、その究極の二択(;'∀')
DEAD or DEADなの?(;'∀')
うーん・・・でも、言わんとすることは分かる。
まぁ、確かにね!!
花より団子ってやつだな。
(できれば花&団子の方がいいけどな!)
まぁ、二兎を追う者はナントカとも言うしね!!
(無理やり納得感。)
と、こんな感じで、「家族よりも遥かに自分の方が大事だけれど、一応責任は果たすぜ」とうスタンスの夫と共に日々子育てをしています。
タイトルに持ってきた、『成さぬ善より成す偽善』という言葉。
家族が何よりも大事で家族のために家事や育児をしたいと本心から思っているわけではないけれど、家族としての責任はあるから義務は果たす。(やらなくていいなら、やりたくないけど。)
まさに、うちの夫にぴったりの言葉じゃないかなと思いました(´艸`)
一般的に言えば、そんなドライな夫婦関係は嫌だ!とか思われるかもしれません。でも、ポジティブに捉えれば、これもある種「愛」の形のひとつかなと思っています。(夫には心底嫌がられそうですが・・・。)
本当に何もなければ、「結婚失敗した!」と思った時点でとっくに離婚して逃げていると思うんですよね(;'∀')
なんだかんだ言いつつ、逃げずに毎日一緒に家族で暮らして、家事も育児もやってくれている夫。
世間一般の夫婦とは少しカタチが違うのかもしれませんが、私はこの結婚生活に概ね満足しています。(夫はしていないかもしれませんが。)
結婚をして、自分とは異なる価値観の人と一緒に暮らすこと。
ここに子どもが生まれると、色々な意味で心身ともに余裕がなくなり、小さな価値観の違いがすごく気になったりします。
でも、「幸せとはこうだ!」という既成の固定概念をいったん外して、まずは相手の良い側面だけを見つめる。
うちの夫は確かに、ドラマやネット記事で見かけるような夫婦愛&家族愛溢れる言葉は1ミリたりとて言わない。というか、本当に思っていない。
だけど、目の前にある行為自体には間違いなく何らかの「愛」はある。(と、一応私は思っている・・・。)
そういう、前向きな受け取り方をするだけでも、相手の見え方ってだいぶ変わるんだなぁと思う今日この頃です(*^^*)
価値観が合わないことを嘆くよりも、
合うところを自分から見つけに行く。
無いものを嘆くよりも、
在るものに幸せを感じる。
このほうが、人間関係を築く上ではだいぶ建設的なのではないかな、と個人的には思っています。
妻に面と向かって「結婚は失敗」とか、「妻子は負債」とかいう夫なんて、傍からみればだいぶ頭がおかしいかもしれません。(私も概ねそう思います。)
だけど、そういう考えの人間がいるのも当たり前だし、そうは言っても実際のところ夫が家族のためにしてくれていることだって沢山あります。
だから私は『成さぬ善より成す偽善』の精神で、行為の裏にある推し量ることのできない真意を求めるよりも、目の前に見えていることを見つめ、心の中でこっそり夫に感謝しつつ毎日を送ろうと思っています(´艸`)
全く参考になる話ではないと思いますが、こんな夫婦関係もあるのだと、温かい気持ちで受け止めて頂ければ幸いです。
つたなくお見苦しい文章かもしれませんが、最後までお読みいただきありがとうございました(*^^*)
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